ジョイフルキング(37)

大宇宙の虚無が覆い被ろうと、忘却の闇が侵食しようと、この星の光は、雨雲を貫き、曇雲を貫き、必ずあなたのもとに届けます。



エマ「星の光ってね、何万年も前に光った光が何万年もかかって今私達のもとに届いているのよ。」
マイキー「そうなの?いまひかったんじゃないの?」
エマ「今光った光は何万年後かにここに届くのよ。」
マイキー「ひかりっていっしゅんだよ!」
エマ「その一瞬の速さでも、何万年もかかってここに届くぐらい遠いところで光ってるのよ。」
マイキー「そりゃ、となりまちぐらいとおいな!」
エマ「うふふふふ。そうねー遠いわね。不思議よねー光がここに届くまで、隕石とかブラックホールとか色んな障害があったかもしれないのに、何万年もここを目指して貫いて私達のここまできたのよ。素敵じゃない?」
マイキー「ぼくもう、となりまちまでいけるもん!」
エマ「うふふふふ。私達がこの星の光に、星が綺麗って思われたい一進でここまで何万年もかけてきたのよ。何万年も貫いてきたのよ。マイキーもいける?」
マイキー「いける!となりまちにいける!マイキーにふかのうのもじはない!」

マイキーに不可能の文字はない。だから必ずあなたのもとに届けるから。

エマ10歳
マイキー5歳
エマは近所に住んでた、いいお姉さんでした。危なっかしいマイキーをよく面倒みてくれました。
マイキー「エマ!ここにかたちとおおきさがちがうコップがたくさんあります。これをはんたいにたてて、このきのぼうでたたくと!」
ドン!ガン!チン!トン!バシ!カン!
マイキー「ほら!ぜんぶちがうおとがする!」
エマ「ホントだ。すごいマイキー。もっと叩いてみてマイキー。」
マイキー「うりゃーーーーーーーーー!」
バシ!ガン!ドカ!チン!トン!ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン!
エマ「うふふふふ。マイキー上手ねー。」
マイキー「えへへへ!すごいだろ!」
エマ「マイキー世界一、いや、宇宙一!」

そうだよ。僕は宇宙一なんだから、必ず僕がエマに届ける。

ピッ!→永遠の命+忘却

マイキー「ねえエマ!エマはどんなおとがすき?」
エマ「????」
マイキー「エマきいてる?」
エマ「????……あ!マイキー!なんだマイキーじゃない!どうしたの?」
マイキー「エマだいじょうぶ?からだわるい?なんかへんだよ。」
エマ「大丈夫だよ。そうだ、私とマイキー、同じ誕生日よね。歳は5個違うけど、もうすぐ私は11歳、マイキーは6歳。うふふふふ。」
マイキー「そうだ!もうすぐたんじょうびだ。たんじょうびプレゼントはきのぼうがほしい!エマはなにがほしい?」
エマ「私はマイキーの叩いた音が聞きたいわ。」
マイキー「よーし!まかせろ!」
エマ「うふふふふ。」

ピッ!→永遠の命+忘却

誕生日前日
ドン!ガンガン!サク!バン!ヒュー!バシバシバシバシバシバシ!グワン!ビン!ガリ!ミシ!ダダダダダ!バーン!
マイキー「よーし!いっぱいれんしゅうした!エマーいっぱいれんしゅうしたよ!」
エマ「????」
マイキー「エマ?きいてるエマ?」
エマ「????」
マイキー「エマどうしたの?」
エマ「あなた、だあれ?」
マイキー「エマ!ぼくだよ!マイキーだよ!エマにおとをプレゼントしたいからいっぱいれんしゅうしたんだ。」
エマ「????」
マイキー「エマ!どうしちゃったの?わすれちゃったの?」
エマ「ぼく、かわいいね。」
マイキー「エマ!!!!マイキーだよ!!ぼくだよ!!!あした、エマとぼくのたんじょうびだよ!!!おもいだしてよ!!!!」
エマ「ぼく、みてごらん。あんなに星が綺麗だよ。」
マイキー「!!!!!エマ、ぼくはだれ?」
エマ「あなた、だあれ?」
マイキー「!!!!!!!!!」

マイキー「うわーん!エマにわすれられちゃった!せっかくいっぱいれんしゅうしたのに!きいてもらいたかった。」
マイキーは背後にひと気を感じた。
マイキー「だれ?」
選択者「こんにちはマイキー君。」
マイキー「あやしいひとと、はなしてはいけません。」
選択者「人ではありません。」
マイキー「じゃあきみはだれ?」
選択者「誰かなんてそんなのは大事ではありません。じゃあ大事なのは何か?マイキー君にとって大事なのは、エマさんがなぜマイキー君を忘れてしまったかです。」
マイキー「どうしてエマはわすれちゃったの?」
選択者「人は、何かを得るために、何かを捨てて生きています。人生のなかでたくさん選択し、選択したものを得て、選択しなかったものを捨てます。そうやって皆様、生きておられます。」
マイキー「エマも、ぼくも?」
選択者「もちろんです。エマさんは、マイキー君と星空をみたとき、その時出した光を、ここでみたいと思いました。でも、その光がここに届くのは何万年後か何億年後かわかりません。エマさんの寿命では短か過ぎます。そこでエマさんは永遠の命が欲しいと願いました。ただその永遠の命には、忘却という付属がありました。それでもエマさんは星の光をみるため、永遠の命を選択されました。つまりエマさんは、ずっと生きられるけど、全部忘れてることになりました。」
マイキー「エマはずっといきて、ぜんぶわすれる。としをとったらみんなしぬんじゃないの?」
選択者「エマさんだけ生きます。地球が滅んでも。また、エマさんはこの先ずっと10歳です。11歳にはなれません。」
マイキー「としもとらないの?ぼくのこと、もう、おもいださないの?」
選択者「はい。歳もとらないし思い出すことはないでしょう。思い出す前にマイキー君の寿命がくるでしょう。」
マイキー「そんな…………」
選択者「エマさんは、そう選択しました。」
マイキー「エマがぼくをおもいだすほうほうはないんですか?」
選択者「……………………」
マイキー「…………………あるんですね!」
選択者「いや、それは、ちょっと、5歳の子には……」
マイキー「おしえてください!!なんだってします!エマがいたからぼくは、きょうまでいきてこれたんです!エマがいたから、あぶないときもエマがまもってくれたんです!エマがいたからころんだとき、たたせてくれたんです。エマがいなかったら、ぼくなんてころんで、あたまうって、きっとしんでたんです!おねがいします!なんだってします!」
選択者「いや、可能性があるってだけで、思い出すかどうかわかりませんよ。思い出す可能性はかなり低いですが……」
マイキー「やります。なんだってやります。となりまちにもいけます。」
選択者「……わかりました。では、選択を行います。マイキー君、この方法をやりますか?」
→やる
→やらない
マイキー「やる!」
ピッ!
→やる
    やらない
選択者「やる。が選択されました。では、説明します。エマさんは永遠の命です。ですがマイキー君は永遠の命は持てません。それで、マイキー君、あなたに、死神になってもらいます。」
マイキー「しにがみ。」
選択者「死神の説明はあとにします。まず死神になりましたら命の長さは関係ありません。ずっとエマさんといれます。しかし、死神は虚無です。あらゆる感情がなくなります。」
マイキー「きょむ。」
選択者「エマさんが永遠の命を手に入れて忘却しました。マイキー君は死神を手に入れて感情がなくなり虚無に覆われます。ちなみにマイキー君も6歳にはなれません。5歳のままです。さて、選択になりますマイキー君。死神になりますか?」
→死神になる
→死神にならない
マイキー「なる!」
ピッ!
→死神になる
    死神にならない
選択者「死神になる。が選択されました。5歳で死神とはと思いましたが決心に歳は関係ありません。では、マイキー君。今からあなたを死神にします。」
マイキー「おねがいします!」
選択者「……………………マイキー君、届くといいな。」
ピッ!→死神+虚無









マイキー「これがしにがみ………うわーみんなのじゅみょうがみえる。きもちわるっ!でもなんかうみのそこでひとりでいるようだ………こんなの……こんなのに……こんなのに…………………………………………………………………まけない!!!ぼくは、まいにちエマにあう!ほかのことなんか、かんけいない!!!しにがみなんてへっちゃらだ!!!」

マイキー「こんにちは!」
エマ「こんにちは、ぼく。」
マイキー「きょうは、あなたにおとをつくりました。きいてください!」
ドン!ガンガン!サク!バン!ヒュー!バシバシバシバシバシバシ!グワン!ビン!ガリ!ミシ!ダダダダダ!バーン!ガリガリ!バン!ヌン!グン!ジュン!ビン!グキ!ボーン!トン!ギューン!ゴン!ブオン!リン!ザン!ボン!ベン!ポポポポポポ!カン!ギュ!バキ!フワン!チン!カキン!ブン!グガ!ザリザリ!グニュ!バシュ!ビギン!ザン!ドシ!ミン!ドーン!ビシビシ!サク!グキュ!ヒュー!バーーン!
エマ「まあ、すてき。」
マイキー「ありがとうございました。」
エマ「あなた、だあれ?」


マイキー「エマーおんがくをひけるようになりました。きいてください!キラキラぼし!」
ロン!バキ!ターン!フワン!ギゴ!バン!チン!キン!カキン!ジョイ!ブン!ベシ!フル!グガ!ザリザリ!ザン!グニュ!グニュ!バシュ!ビン!ビギン!ザン!グサ!ドシ!ミン!ドーン!バキ!ビシビシ!ダン!ダン!サク!ダダダダダン!コン!ビチン!グキュ!ララ!ポポポポポポ
エマ「まあ、すてき。」
マイキー「ありがとうございました。」
エマ「あなた、だあれ?」







10年後
エマ「あれ?あなたどこかで?」
マイキー「はい。あなたとまいにちあってます。じゅうねんかん。」
エマ「あら?そうなの?」
マイキー「もうコップはわれるし、きのぼうはおれるんで、かいました。ドラムセット!!!すごいだろー!!」
エマ「…………………………」
ドン!バン!ドドドドドドドドドドドドドドドド!バーーーーーン!!!
マイキー「すごいでしょエマ!!!!」
エマ「あなた、だあれ?」






100年後
エマ「あれ?あなたどこかで?」
マイキー「はい。あなたとまいにちあってます。ひゃくねんかん。」
エマ「あら?そうなの?」
ドン!パパ!ドン!バン!ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
マイキー「おんがくのしんずい………おとのしんずい………もっとふかく………もっとふかく………うみよりふかく…………まだまだまだまだまだまだまだまだ!!!!!!」ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドン!バン!ドドドドドドドドドドドドドドドド!バーーーーーン!!!
エマ「あなた、だあれ?」






1000年後
エマ「あれ?あなたどこかで?」
マイキー「はい。あなたとまいにちあってます。せんねんかん。」
エマ「あら?そうなの?」
マイキー「きょうは、おとのはやさより、はやくたたけるから、こんせい8ぶがっしょうをドラムでひきます。」
バーン!ドン!バシ!ヌン!ビン!グン!ガシュ!ジュン!フーン!ビン!ヒー!グキ!パン!ボーン!ワーン!トン!ヂン!ギューン!バーン!ゴン!グリン!ブオン!サッサッ!リン!シュー!ザン!ピキーン!ボン!ゴン!ベン!バッバッ!ポポポポポポ!ドン!カン!キク!ギュ!ロン!バキ!ターン!フワン!ギゴ!バン!チン!キン!カキン!ジョイ!ブン!ベシ!フル!グガ!ザリザリ!ザン!ドン!ビシ!ギン!ゴス!バン!グン!ビン!トン!ゴン!ザン!ベン!カン!バキ!ブン!グニュ!ザン!ミン!サク!ヒュー!グワン!ガリ!ミシ!ダダダダダ!バーン!ギン!クリ!ギチ!ビヨン!ガス!バーン!ドン!バシ!ヌン!ビン!グン!ガシュ!ジュン!フーン!ビン!ヒー!グキ!パン!ボーン!ワーン!トン!ヂン!ギューン!バーン!ゴン!グリン!ブオン!サッサッ!リン!シュー!ザン!ピキーン!ボン!ゴン!ベン!バッバッ!ポポポポポポ!ドン!カン!キク!ギュ!ロン!バキ!ターン!フワン!
エマ「あなた、だあれ?」







1万年後
エマ「あれ?あなたどこかで?」
マイキー「はい。あなたとまいにちあってます。いちまんねんかん。」
エマ「あら?そうなの?」
マイキー「じんるいはめつぼうしたから、ぼくとエマしかいません。なので、うちゅうじんのじゅみょうをいただいております。」
エマ「そうですか。」
マイキー「きょうは、ドラムたちにいのちがふきこまれましたので、ごしょうかいします。」
タム「タムです!」
フロアタム「フロアタムよ!」
ライトシンバル「ライトシンバルじゃ!」
クラッシュシンバル兄弟「俺たちクラッシュシンバル兄弟よ!」
ハイハットシンバル「ハイハットシンバルじゃけん!」
スネアドラム「スネアドラムだったっちゃわいや!」
バスドラム「バスドラムでごわす!」
エマ「エマです。みんなよろしく。」
マイキー「マイキーです。ドラマーです。」
エマ「あなた、だあれ?」







10万年後
エマ「あれ?あなたどこかで?」
マイキー「はい。あなたとまいにちあってます。じゅうまんねんかん。」
エマ「あら?そうなの?」
タム「いよいよ、無機物の俺も寿命だ。みんなはもう先にいってるから寂しくなんかないよ。マイキー、9万年間楽しかったぜ。ありがとよ。」
マイキー「タム、いよいよか。こちらこそありがとう。きみたちのおかげで、がっきのきもちをしれたよ。ありがとう。ものはたいせつにしなきゃな。」
タム「マイキー………………………………エマに届くといいな。」
マイキー「タム、みんなによろしくな。いままでありがとう。」
エマ「あなた、だあれ?」









100万年後
エマ「あれ?あなたどこかで?」
マイキー「はい。あなたとまいにちあってます。ひゃくまんねんかん。」
エマ「あら?そうなの?」
マイキー「ぜんぜんドラムのさいのうがないぼくですが、ドラムで、エレキギターのおとと、ピアノのおとと、こえのおとをどうじにだせるようになりました。これで、ライブができます。きいてください。」
♪♫♩♫♪♩♫♪♩♫♪♩♫♪♩♫♪♩♫♪♩♫♪♩♫♪♩♫♪♩♫♪♩♫♪♩♫♪♩♫♪♩♪♫♩♫♪♩♫♪♩♫♪♩♫♪♩♫♪♩♫♪♩♫♪♩♫♪♩♫♪♩♫♪♩♫♪♩♫♪宇宙人バンドギター「いい曲が流れてるねー。」
宇宙人バンドピアノ「ドラムでこの音、すごいやつだ。」
宇宙人バンドボーカル「うちら、ドラムいないからスカウトしましょ!」
マイキー「だれ?」
宇宙人バンドギター「勝手に聴いてごめんねー!俺たち宇宙中をバンド組んで旅してるんだ。ボーイ、ドラム上手だね。うちらに入らない?」
宇宙人バンドピアノ「今度、隣の銀河系で小さいコンサートやるんだ。それに出て欲しいんだ。」
マイキー「ぼく、ドラムうまいの?」
宇宙人バンドボーカル「めちゃくちゃうまい!多分宇宙一。」
マイキー「そうですか。でも、ごめんなさい。いけません。どうしてもおとをきかせたいひとがいるんです。」
宇宙人バンドギター「そこにいる子かい?じゃあしゃーない!やりたいことをやりなボーイ!それでこそ宇宙人だ!」
宇宙人バンドピアノ「しっかり聴かせて輝けボーイ!」
宇宙人バンドボーカル「その子にボーイの音、届くといいな。」
宇宙人バンドギター「じゃあなボーイ!!君には、俺たちジョイフルピンクがついている!!!」
マイキー「ありがとう。ジョイフルピンクさん!」
エマ「あなた、だあれ?」









1000万年後
エマ「あれ?あなたどこかで?」
マイキー「はい。あなたとまいにちあってます。せんまんねんかん。」
エマ「あら?そうなの?」
死神マチ「あらやだ!話し声が聞こえると思ったら、同業者じゃないの!まあ、かわいい死神さん!おいおい、こんな子供に死神やらせるとは、人手不足かよ!」
マイキー「おばさんもしにがみ?」
死神マチ「おばさんじゃないわよ!まだおねいさんよ!!!ん?この子、寿命がみえないじゃない!まさか、この子、永遠の命?」
マイキー「……………………………」
死神マチ「子供死神と永遠の命の子か、事情がありそうね。」

死神マチ「………そう。忘れちゃったのね。」
マイキー「いつか、おもいだすかな?」
死神マチ「さあね。だからといって何もできないわね。うちら感情もないしね。でもないない言っててもしょうがないから、1個だけ教えてあげる。あたしのタイプ!!」
マイキー「タイプ。」
死神マチ「あたしのタイプはね、愚直な方よ!!プラモデルをずーとひたすら作ってる方、森の草むしりをひたすら草むしりする方、海の微生物をひたすら調べる方、無意味な方がいいわ、無意味なことを愚直にひたすらする方よ!!!」
マイキー「ぐっちょく。」
死神マチ「いいわーー!真面目に真っ直ぐひたすら無意味なことをやる。やってるときはね、何も耳に入らないぐらい集中してるの。輝ける時って、そんな時よ!マイキー、愚直にこの子と向き合いな!あんたの星の光は、この子と向き合った時に輝くのよ!」
マイキー「むきあいます。」
死神マチ「いい子ね!………………………届くといいね。」
エマ「あなた、だあれ?」









1億年後
エマ「あれ?あなたどこかで?」
マイキー「はい。あなたとまいにちあってます。いちおくねんかん。」
エマ「あら?そうなの?」
宇宙人長老「わしもずいぶん長く生きた生命体じゃが、おたくらもずいぶん長いのー。」
マイキー「いちおくねんかんぐらいです。」
宇宙人長老「ふむ。ここでなにをしとる?」


宇宙人長老「ふむ。忘れたか。まあ、わしも昨日何食べたか忘れたがな。この大宇宙のあらゆるところにいき、あらゆる生命体に出会った。しゃがな、そこに、永遠はなかったぞ。生命体には、生と死が、あった。かたちをかえることはあっても、同じことをずっと続けることはできないのじゃ。それほど、続けるというのは大変なのじゃ。誰も続けられなかったのじゃ。」
マイキー「エマのえいえんのいのちは、えいえんじゃなくなるの?」
宇宙人長老「もちろんじゃ。いつか終わりがこよう。」
マイキー「エマ、おもいだすかな?」
宇宙人長老「届くとええがのー。」
エマ「あなた、だあれ?」










10億年後
エマ「あれ?あなたどこかで?」
マイキー「はい。あなたとまいにちあってます。じゅうおくねんかん。」
エマ「あら?そうなの?」
マイキー「エマ、ぼくね、エマのきおくがよみがえったら、ぼく、バンドのドラムをしたいんだ。ひとりでいろんなおとをだせるようになったけど、やっぱりひとりじゃなくて、だれかとひいてみたい。そのひとが、どんなおとで、どんなリズムで、どんなかんじなのかをやっぱりかんじてみたい。いまは、かんじょうがないからなにもかんじないけど、おとって、くうきをふるわすんだ。するとね、こころもふるわすんだよ。うたうひとのこころ、ギターのこころ、ピアノのこころ、ドラムのこころ。みんなでみんなをふるわせたいんだ。いまにエマのこころをふるわせるからまっててね。」
エマ「あなた、だあれ?」










100億年後
エマ「あれ?あなたどこかで?」
マイキー「はい。あなたとまいにちあってます。ひゃくおくねんかん。」
エマ「あら?そうなの?」
マイキー「100おくねんのすべてをかけて、エマのこころをふるわせます。」
ドン!パン!ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
マイキー「エエエエエエエええええええええええええええええええええええええ…」ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
マイキー「マあああああああああああああああああああああああああああああああああああ…」ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダバババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババ
マイキー「にいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい…」ババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババババガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
「こんにちは、マイキー君。」「こんにちは。」「マイキー君、あっちにひとりでいくと危ないから、お姉さんといっしょに行こうね。」「わかった。」ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデ
マイキー「とおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお…」デデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデ
「ほら!マイキー!危ないじゃない!ダメだっていったでしょ!」「ごめんなさい。」「ちゃんとみなきゃダメよ!」「わかった。」デデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデデビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビ
マイキー「どおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお…」ビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ
「ほらほら、くちになんかついてるよ!拭いてあげるからこっちきな。」「ありがと。」ギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ
マイキー「けええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ「マイキー。あの星の光がここに届いたように、私達の光もあの星にとどくかな?」「とどく!ぜったいとどく!」「うふふふふ。ありがとうマイキー。」ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ…………」

バーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!


エマ「あなた、だあれ?」











138億年後
エマ「今日の星、綺麗、今までみた星の中で、一番綺麗。」
→永遠の命
→忘却
ピッ!
    永遠の命
→忘却

エマ「あれ?あなたどこかで?」
マイキー「はい。あなたとまいにちあってます。ひゃくさんじゅうはちおくねんかん。」
エマ「あら?そうなの?」
マイキー「エマーきょうはね…」
選択者「マイキー君、お久しぶりです。」
マイキー「やあ!このまえあわなかった?」
選択者「いえ、138億年ぶりです。」
マイキー「そっか、まだ、それしかたってないのか。よーし、まだまだこれからだ!」
選択者「マイキー君、残念ですが、ここまでです。」
マイキー「どういうこと?」
選択者「エマさんが、マイキー君と星空をみたとき出した光が、本日、エマさんに届きました。本日を持ちまして、永遠の命はここまでとなりました。永遠の命と忘却、どちらかの選択だったのですが、エマさんは、永遠の命を捨て、忘却を選びました。理由はわかりません。」
マイキー「ぼくは、とどかなかったってことですか?138おくねんかん、とどかなかったってことですか?」
選択者「……………………………………エマさんは、いずれ亡くなり、忘れたままです。」
マイキー「…………………そうですか。」
選択者「そこで、本日を持ちまして、マイキー君に選択をしてもらいます。エマさんが永遠の命を捨てたように、マイキー君にも死神か虚無、どちらかを生かしどちらかを捨ててもらいます。どちらを選びますか?」
→死神
→虚無
マイキー「きょむはつまんないからしにがみ。」
ピッ!
→死神
    虚無
選択者「かしこまりました。私の出番はここまでです。すべての生命体が何かを選択し、良かったと思えたり、後悔したりします。じゃあなぜ選択するのか。もちろん、良かったと思えたり、後悔したりするためです。エマさんとマイキー君は、自分の選択が良かったと思うのか、後悔するのか、それは、エマさんとマイキー君が決めます。そう、結局決めるのは自分なんです。いいもわるいも自分です。この宇宙ができて138億年といわれております。じゃあ139億年前は何があったんですか?ほら、あるじゃないですか。目の前に。僕ですよ。僕。選択です。
→139億年前がある
→139億年前がない
ここで、
→139億年前がある
    139億年前がない
こうするんです。こうすれば、139億年前も作れますし、もっと前も作れます。そして永遠が作れます。選択によって物事ができていきます。自分の選択は良かったですか?良かったしかありません。自分が決めるので。ただ、本当に自分の選択がこれで良かったのかどうか考えるべきです。皆様が受けているこの科学の恩恵は、果たして地球さんは何て言ってるでしょうね。この前聞いてきました。地球さんに。そしたら地球さんは、「ちょっと暑いな」って言っておられました。温暖化だそうです。時代さんにも聞いてきました。人間について。そしたら時代さんは、「今は人間の時代だっけ?最近の事情についていけねーよ。でも人間のフォルムより恐竜のフォルムの方がカッコいいよ」とおっしゃっておりました。時代さんは時代についていけないそうです。この物語は逆説の定理をテーマにしたようです。一般的に逆説の法則といいます。でも作者は、格好つけなんで勝手に言葉を作ったそうです。

今のあなたの選択は逆かもしれませんよ。どちらにせよ良かったとおもうのでしょうが。

では、もう少しだけこの物語にお付き合いください。本日を持ちまして、エマさんとマイキー君の時が流れます。エマさん11歳、マイキー君6歳、お誕生日おめでとう。」



















マイキー35歳
ジョイフルキング控え室
マイキー「エマ。」
アキ「私は、アキです。」
マイキー「あ!いや、ごめん、すまんすまん。」
ジョディ「…………………………………」
「ヤッホー!みんな!ファンレターがこんなに届いてるよ!まあ、だいたいアキのファンだけど!どれどれ、1個みてみようか!えージョイフルキングさんこんにちは。大大大大大ファンです。いつも素敵な曲ありがとうございます!うちの娘が5歳で、もうドラムで''キラキラ星''がひけます。だって!マイキーどう思う?」
マイキー「天才だ。俺よりはるかにすごい。」
ジョディ「…………………………………」
「すごいよねーーー!ん?マイキーピンポイントのファンレターがある!これは、マイキーが一番に読まないと!はい、マイキー!」




拝啓、マイキー様
お久しぶりです。
あなたと138億年間一緒にいたエマです。
この手紙が届く頃は、私はこの世にいないでしょう。時が流れた私の寿命はあっという間でした。病だそうです。でも私達は138億年も一緒にいたのですからそんなの関係ありませんよね。
病室で私の隣の方が、ジョイフルキングというバンドの曲を聴いていました。私も聴かせててもらって、すぐわかりました。あなたの音。そして、あなたがずっと叩いてくださったドラムと138億年の記憶。死ぬ瞬間にすべてを思い出しました。あなたとの日々を。
138億年前、私が10歳、あなたが5歳の時、二人でみた星空ですごく綺麗な輝く光をみました。また、みたいと思いました。どうしてもみたいと思いました。その時あなたが言ってくれた言葉、マイキーにふかのうのもじはない。また見れる気がしてしまいました。絶対見れる気がしました。マイキーとなら。
138億年後、またみれました。前よりもはるかに綺麗でした。138億年分、輝いていました。私の人生これで十分です。永遠の命はいりません。最高に輝いた人生です。マイキーがいたから。マイキーにふかのうのもじはありませんね。
あなたの光が私に届いたこと、ここに証明します。138億年間まいにち私に音をくださり、本当にありがとうございました。
エマ



マイキー「エマ。僕の光は届かなかったよ。エマ逆だよ。エマが僕に光を届けていたんだ。エマの光が、時を越えて、忘却を越えて、ジョイフルキングを通して僕のこころに届いたんだ。エマの光が僕に届いたこと、ここに証明します。138億年間まいにち、僕の音を聴いてくださり、本当にありがとうございました。」







「いける!となりまちにいける!マイキーにふかのうのもじはない!」
「うふふふふ。」








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