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ふのさとダブル杯振り返り           ~種族統一ダブルについて~

※この記事は種族統一アドベントカレンダー2023に参加したものです。他の記事もぜひご覧ください。

種族統一 Advent Calendar 2023 - Adventar

はじめに

 種族統一ダブルの仲間大会、ふのさとダブル杯を開いているふの郷@ダブルです。今回は、第3回まで行われたふのさとダブル杯の振り返りと、大会から感じた種族統一ダブルの所見について語りたいと思います。この記事で、少しでも種族統一ダブルに興味を持っていただけると嬉しいです!



ふのさとダブル杯とは

 ふのさとダブル杯とは、ふの郷@ダブルが主催する種族統一ダブルの仲間大会です。

 なかなか人口が少ないダブルですが、凄く楽しい!というのを伝えたくて開きました。(詳しいルールなどは、下記にある第2回ふのさとダブル杯の告知動画をご覧ください)

  ※以下自分語りが入ります。次の項まで飛ばしても支障はありません。

 きっかけは、剣盾で種族統一ダブルの大会に出て、優勝したことです。私はその大会で、同じポケモンでも、役割によって色々な顔を見せる種族統一ダブルのルールに魅力を感じていました。しかし、大会が剣盾末期だったこともあり、自分で大会を開くことはありませんでした。

 そしてSV。意気揚々と仲間大会を開こうとしたらまさかのアプデ待ち。仲間大会を含むアプデが行われた2月まで、種族統一ダブルはお預けでした。

 しかし、2月に仲間大会が解禁された時、私は当初開くことを躊躇していました。自分が開いても人が集まるのか、他の方が開いてくれるんじゃないか、そんな気持ちでいっぱいでした。それでも開こうと決心したのは、当時の仲間大会の流行に耐えられなかったから。当時の仲間大会は、シングルでは色々なルールが開かれている一方、ダブルではWCSの練習会1色で、ちらほらと指振りがあるという様相でした。そんな中、種族統一ルールの仲間大会を開くダブル勢なんて、私しかいません。不安と緊張を抱きながら、ふのさとダブル杯の告知画像を作っていたのを、今でも思い出します。

 そんなふのさとダブル杯も、3回も続いてくれました。本当にびっくりです。第1回から、毎回色々な発見がある、楽しい大会にできたかなと思います。

第1回~第3回の振り返り

ここからは、私の使用構築を紹介しながら、対戦目線でふのさとダブル杯を振り返ります。

第1回 2023年3月23日(木) 参加人数 9名

使用構築 フローゼル(相棒と出たかったため)

ダイブネキ すいすい
神秘の雫 テラス:水 努力値:AS252 H4 性格:いじっぱり

ウェーブタックル アクアジェット 守る かわらわり

ニックネーム(以下NN)はダイブボール+ブイゼルの進化系→姉貴
今回の物理エースその1。雨さえ降れば最強。かわらわりで壁張りにも、アクアジェットで最後の詰めにも対応できる。アタッカーのなかで選出率1位

プレミアニキ すいすい
命の珠 テラス:電気 努力値:AS252 H4 性格:いじっぱり

ウェーブタックル テラバースト アイススピナー 守る

NNはプレミアボール+兄貴
対水タイプのためのフローゼル。水と氷の技が中心のフローゼルでは唯一の草打点。大会では水タイプがおらず、選出する機会があまり無かった。命の珠とウェーブタックルの反動が痛く、たきのぼりの採用もありと感じた。

リピボニキ すいすい
隠密マント 努力値:HS252 C4 性格:おだやか

凍える風 雨乞い なきごえ てだすけ 

NNはリピートボール+兄貴
今回の起点作成その1。特に特殊相手に出して雨を降らせたり、凍える風で相手の素早さを下げたりと。後述するトラネキとてだすけの相性がすこぶる良かった。物理の全体攻撃を持たないフローセルにはなきごえは刺さりにくかった。(鳴き声をしている間に1体しか倒せないため、凍える風の方が優先された)


コードニキ すいすい
きあいのタスキ テラス:水 努力値:HS252 C4 性格:ずぶとい

雨乞い 凍える風 バークアウト 挑発

NNはスーパーボールの青と赤→爆弾のコード+兄貴
今回の起点役その2。物理相手に出して雨を降らせたり、凍える風で相手の素早さを下げたりと。(基本はリピボニキと一緒)特殊相手にバークアウト、起点相手に挑発と汎用性が高い。大会では天候を取った後、挑発により相手の天候の書き換えを阻止する活躍をみせた。



レベネキ すいすい
拘り鉢巻 テラス:電気 努力値:AS252 H4 性格:いじっぱり

テラバースト アイススピナー ウェーブタックル 穴をほる

NNはレベルボール+姉貴
今回の物理エースその2。雨が枯れた後も火力を出せるのが魅力。テラスを使わず地面打点を出せるため、テラスの使用権を残せる。(とはいえその状況は稀)選出する際はオーバーキルか何もできないかの極端な2択になりがちだった。

トラネキ すいすい
拘り眼鏡 テラス:地面 努力値:CS252 H4 性格:ひかえめ

冷凍ビーム 波乗り 破壊光線 テラバースト

NNはハイパーボールの色+姉貴
唯一の特殊エース。全体技の波乗りが本当に強く、雨と組み合わせて火力のごり押しで多くの相手と渡り合った。特攻が85と少し物足りなのが難点。

感想
 やはり雨が降ってからの火力と素早さが強かった。凍える風や雨乞いで上を取って、一体ずつ確実に倒していく、という堅実な戦いが多かった印象。反面、トリルで素早さを逆転させられたり、相手の方が上だったりと素早さを活かせないとなかなか苦戦した。全員が同速で、たまに起点役がアタッカーの後に行動することがあり、うまく連携が取れなかった。
 一番感じたのはスカーフの重要性。スカーフで上から凍える風や目覚めるダンスなど、優位に進める場面を作られることが多く、素早さ=強さにつながりやすいなと感じた。

第2回 2023年7月21日(金)参加人数 12名

使用構築 ジュナイパー混合(リージョンフォームを持つポケモンを使いたかったため)


Hiジュナイパー きもったま
きあいのタスキ テラス:悪 努力値4:H252 S216 B36 性格:おだやか

追い風 なきごえ きあいだま かげうち

追い風やなきごえで優位に立ち、かげうちで味方の弱点保険を発動しようという型。味方へのかげうちのダメージを減らすため、A0+Aに下降補正の個体を育成。なんだかんだきあいだま打つことが多かった。何かの攻撃を耐えるためにBを少し厚くしたはず。いたずら心からの挑発を防ぐための悪テラス。


Hiジュナイパー きもったま
拘りスカーフ テラス:地面 努力値:AS252 H4 性格:ようき

テラバースト ブレイブバード 3本の矢 リーフブレード

前回で強いと感じたスカーフ型。技が通りにくい電気相手には、初手でテラスを切り暴れてもらう。きもったまと3本の矢の相性がよく、どんな相手にもワンチャンを作れた。


Hiジュナイパー きもったま
命の珠 テラス:水 努力値:AS252 H4 性格:ようき

インファイト 守る くさわけ はたき落とす

くさわけで上をとりつつ、火力を押し付けていく型。普通に使いやすかった。くさわけでsを上げるかわりに、瞬間火力の上がるリーフブレードも考える価値あり。

原種ジュナイパー 達人の帯
えんかく テラス:飛行 努力値:CS252 H4 性格:ひかえめ

守る ぼうふう シャドーボール リーフストーム

相手に効果抜群の技があればごり押しできる型。命中不安技が2つと安定感は低いが、相手を一発で倒してくれる頼もしさがある。


原種ジュナイパー えんかく
弱点保険 テラス:毒 努力値:HB252 A4 性格:わんぱく

守る アクロバット くさわけ ゴーストダイブ

弱点保険からのアクロバット!を目指した型。耐久が無さ過ぎてかげうちが痛いのは内緒。くさわけでsを上げるよりリーフブレードで火力を取った方が強いと感じた。かげうちとセットで出す都合上、あんまりやりたいことは決まらなかった。(決まった後にゴーストダイブで潜るのは強かった。)


原種ジュナイパー えんかく
ものしり眼鏡 テラス:炎 努力値:CS252 H4 性格:臆病

テラバースト 守る エアスラッシュ かげうち

sを落とさずに火力を出したいため、ものしり眼鏡をかけた型。かげうち要員も兼ねてるため、A0+Aに下降補正。Hiジュナイパーが倒されても氷に抗う炎テラス。…正直水テラスの方が強かった。エアスラお祈りが多かった印象。

感想
 全体的にsを上げる方向で考えていた。その代わりに耐久に努力値をまわせず、自分よりsが速い相手や先制技に苦戦した。初めて弱点保険のコンボを用いたが、なかなか通すのが難しかった。弱点保険が起動して即勝ち(全体技で殴る、軽業で上から殴る)くらいの勢いが無ければ難しいと感じた。弱点保険を除けば対面で殴る構築になっており、技をどう押し通すのかを考える楽しさがあった。別々のタイプ、特性から何をやってもらうのか、何がやれるのか構築を組む時はワクワクしていた。今回は採用しなかったが、新緑も面白いことができそう。


第3回 剣盾、SVで開催
ガラル編  2023年11月13日(月) 参加人数 9名

使用構築 オニシズクモ(未内定ポケモンを使いたかったため)



オニシズクモ すいほう
命の珠 努力値:HA252 S4 性格:いじっぱり

アクアブレイク 吸血 嚙み砕く 守る

汎用性の高い物理アタッカー。メインウェポンのアクアブレイク、命の珠の反動を軽減できる吸血に、相手の特防を下げられるダイアークを打てる噛み砕くを採用。割となんにでも出せるが、耐久が無いのが欠点。(ここら辺の耐久調整は今後の課題)


オニシズクモ すいほう
きあいのタスキ 努力値:AS252 H4 性格:いじっぱり

ワイドガード ミラーコート とびかかる ダイビング

ダイマを一発耐えてミラーコートやダイビングで受け流そうという型。意外とワイドガードが便利だった反面、ダイビングを使う機会がなく、無難にアクアブレイクなどの攻撃技に代えてもよいと感じた。もっとHに振ってミラーコートのダメージを上げるべき(ダイマ相手だとミリで耐えられてしまう場面があった)


オニシズクモ すいほう
イバンの実 努力値:C252 H178 B78 性格:ひかえめ

こらえる 守る 吹雪 波乗り

こらえて全体攻撃を打とうという型。こらえるはダイマの攻撃も耐える…と考えていたが、なかなか一体に集中攻撃とはならず、普通にイバンの発動のきっかけとして使った。すいほうと波乗りの相性がよく、雨が降っていればすいほうも合わさり火力のごり押しが可能。


オニシズクモ すいほう
バコウの実 努力値:C252 H178 B78  性格:ひかえめ

ハイドロポンプ 冷凍ビーム ギガドレイン 守る

ダイジェット対策のためのバコウの実と、飛行タイプのための冷凍ビームを兼ね備えた型。前述したイバン型と手を組み、ダイアイスからの吹雪ができる!と息巻いていたらイバンを食べる前にあられで倒してしまうお茶目な奴。ギガドレインの枠はもうちょい考えたい。


オニシズクモ すいほう
ヨロギの実 努力値:AB252 S4 性格:いじっぱり

アクアブレイク シザークロス 毒づき 守る

岩タイプの技を完全に受けきるための型。物理多めのポケモンにも良く刺さった。アクアブレイクや毒づきベースのダイマ技で味方を支援できるのがお気に入りポイント。


オニシズクモ すいほう
とつげきチョッキ 努力値:BC252 S4 性格:ひかえめ

ミラーコート 冷凍ビーム りんしょう 熱湯

めっちゃ固い型。なんだかんだ色んな攻撃を耐えてくれた頼れる存在。りんしょうはダイアタックでsを下げる用途でいれたが、オニシズクモのsが遅く、あまり刺さらなかった。(他のオニシズクモにりんしょうを覚えさせる事も考えたが、流石に技スペースが足りなくなってしまうと判断)

感想
 遅いポケモンを使うのは初めてで、耐久をどう調整すれば良いのか苦戦した。後ろから天候をとれるのは強くで雨を降らしてからもう一体ですいほう込みの高火力で殴ることが楽しかった。以前のフローゼルの反省を踏まえて、ダイマを切りたい方を先に、ダイマからバフをもらいたい方を後に動けるようにsを調整していた。なかなか反省点も多く、もう一度練り直したい構築。
 ダイマに関しては他のダイマに打ち負けることが多く、デバフをかけるより、後攻で殴りきる火力と、受けるための耐久を意識すべきだと思った。前述したとおり、雨を後攻で降らせられるのは、火力を上げられたり、砂嵐やあられのスリップダメージを消せたりととても強かった。


パルデア編 2023年11月20日(月) 参加人数 14名

使用構築 ガラルマタドガス(パートナーが碧の仮面で追加されたため)


ストーム 化学変化ガス
隠密マント テラス:フェアリー 努力値:HD252 S4 性格:ずぶとい

雨乞い 日本晴れ 毒びし マジカルシャイン

NNは天候を変えるところから
基本は天候で味方をサポートしつつ、毒びしで相手の後続に負担をかけていく。他のマタドガスより1速く動きたいためs4振り。耐久がとても高く、弱点でなければ集中攻撃でも一発は耐えてくれる。火力に一切振っておらず、最後に相手に耐えられてしまうのが弱点。


ウェーヴ 化学変化ガス
達人の帯 テラス:水 努力値:CD252 H4 性格:ひかえめ

雷 テラバースト ヘドロばくだん 守る

NNは雨に乗ることをコンセプトにしたため
雨で活躍させるが目的。雨に依存しているため、素で殴りあうのは苦手。唯一のテラバースト持ちのため、テラスを切るのが一番多かった。ヘドロばくだんは草タイプ意識で採用したが、全体攻撃できるマジカルシャインもあり。


フィジカル 化学変化ガス
命の珠 テラス:ノーマル 努力値:AD252 H4 性格:いじっぱり

ダストシュート じゃれつく 空元気 守る

NNは物理型にしたことから
実はCよりAが高いことを活かそうとして考案。タイプ一致2つに加え、味方の鬼火で火力を伸ばす空元気を採用。(なおそんな暇はなかった)特殊が刺さらない相手に善戦してくれた。よくダストシュートやじゃれつくを外すのはご愛嬌。


デストロイ 化学変化ガス
とつげきチョッキ テラス:炎 努力値:CD252 H4 性格:ひかえめ

熱風 大文字 破壊光線 悪の波動

NNは破壊光線を採用したことから
晴れから火力を出していく。実はとつげきチョッキを持たせる前に努力値を考えたため特防に厚くなってしまったのは内緒。(大会では特防に振ったことが逆に刺さっていた場面も)貴重な全体攻撃持ちで、晴れからの熱風が強い!わけではなく、耐えながらちまちまとダメージを稼ぐことが多かった。熱風自体は範囲攻撃、火傷も狙えると良い活躍をみせた。たまに挑発を打たれてニヤニヤしていた。


アンギフト 化学変化ガス
きあいのタスキ テラス:鋼 努力値:HD252 S4 性格:ずぶとい

クリアスモッグ アシッドボム 鬼火 怖い顔

NNは嫌なものをプレゼント(アンプレゼント)→字数制限からアンギフト
天候を使わない時の起点役。他のマタドガスより1速く動きたいためs4振り。アシッドボムの使い勝手が良い反面、クリアスモッグとは相性が悪かった。ただ、味方のデバフを解除するのは強み。怖い顔の使い道がなかなか作れなかった。(2体同時に打てず、マタドガス自身が遅いため)


トップ 化学変化ガス
オボンの実 テラス:毒 努力値:CD252 H4 性格:ひかえめ

ゲップ 身代わり 熱風 ワンダースチーム

NNは今回の構築で火力が一番(タイプ一致のテラスゲップ)から
ゲップを打ちたいが、ヤタピの実や1/3木の実では発動する前に倒されると考えオボンを採用。身代わりでリソースを広げられる反面、守るが欲しくなることも。木の実を食べてからしかゲップを選択できないのは注意。もっと耐久に割いてヤタピ発動もありと感じた。

感想
 自分のリソースを減らすという観点から、自爆技を採用しないことを目的に組んだが、逆に爆発の火力が欲しくなる場面が多々あった。耐久は並み以上にあるため、耐えながらちまちまと削る展開が多く、相手の積み技や範囲攻撃に苦しめられた。相手の特性を止められるのは強かった。(2体同時に倒れたりすると少し特性を見ることはあった)天候操作による火力向上は意外と楽しく、特に晴れからの熱風は火傷もあわせて強く感じた。
 少し主催者側の観点になるが、相手のギミックを化学変化ガスでまったく見れないのはもったいない気がする。もしもう一度使うことがあったら化学変化ガス以外も入れたい。

種族統一ダブルについて

ここからは大会を開いて思った、種族統一ダブルについて語ります。

シングルとの違い
 やはり隣にポケモンがいる、という要素で変わるところは多々ありました。
・変化技や追加効果が発生する技は2体にあたる技が多かったです。(鳴き声、バークアウトなど)
特にs操作においては顕著に出ており、電磁波や電気玉を投げつけるよりも追い風や凍える風の採用が多かったです。
・全体技の扱いが思ったりよりも大変でした。強力な全体技は外れたり、味方も巻き込んだり、専用技だったりと調整されてたんだなと思いました。(それでもポケモンによってはノーデメリットで打てることはあった。スナノケガワの放電など)
・手助けやこのゆびとまれなど、味方を強化するダブルならではの技も見れました。当たり前ですが、ダブル専用技を見られるのはこの大会ならではでしょう。
これらの特徴を踏まえて、次の項では良かった点、悪かった点を語ろうと思います。

ダブルの魅力
 1番大きいのは、やはりそのポケモン独自のギミックを使えることでしょう。
・砂嵐で技をかわし続けるガブリアス
・晴れによりすべての特性が強化されるトロピウス
・いたずら心いばるとハーブ軽業を両立できるタギングル
・ダブル専用特性による相互へのバフが可能なイシヘンジン
・ゆきを降らしてからオーロラベールが貼れるテツノツツミ
などなど、多様なギミックを見れました。特性と技をかみ合わせることはもちろん、特性同士をかみ合わせたり、持ち物と特性をかみあわせたり、技同士をかみ合わせたりと、「このポケモンてこんなことできるんだ!」が毎回楽しみでした。
 テラスやダイマなどの要素のかみ合いも面白かったです。テラス絡みで良く用いられるのは、弱点保険を持ったポケモンをゴーストテラスさせ、隣のポケモンが投げつけるで木の実などを渡すコンボ。ゴーストテラスを強制されますが、投げつけるを覚えるポケモンなら簡単に火力を上げられる、強い行動です。ダイマは技の効果が 上がる能力を味方と共有・下がる能力を相手2体に与える・場に関わる変化 の大きく3つに分かれており、シングルより影響を与えやすい(もらいやすい)と感じました。特に天候やフィールドによって火力を伸ばすのは強力な動きでした。

 隣のポケモンが起点を作れるため、場に関わる変化が残りやすいのも魅力でしょう。天候やフィールドに限らず、追い風やトリックルーム、リフレクター、光の壁なども、交代を挟まないため長く残りやすいです。特性や技が天候やフィールドに関わってくるポケモン(すいすいや砂隠れなど/ワイドフォースやウェザーボールなど)にはもってこいの環境です。

 地味なところで言うと、画像が種族統一感出るところです。

こういうのとか
こんなやつ

2体ずつ同じポケモンが並んでいるという絵面は、種族統一を良く表した画像ではないでしょうか。

ダブルの問題点
 
かみ合うところが少ないポケモンは、ダブルを苦手とするでしょう。ガラルマタドガスを使っていて良く感じた点です。ガラルマタドガスの特性は3つありますが、化学変化ガスは2つの特性を邪魔するし、浮遊はミストメーカーの恩恵を受けないと、それぞれのかみ合いは厳しいものでした。

 また、s操作手段を持っていなかったり、全体攻撃の少ないポケモンも難しく感じます。これはフローゼルとガラルマタドガスの違いから感じており、フローゼルは凍える風やすいすいで上から倒すのが強かった一方、ガラルマタドガスは上から倒されることに抵抗することが本当に難しく、弱点で攻撃されれば反撃することも叶いません。それらの要素だけで強さが決まるわけではありませんが、それらを持っているかいないかは大きく影響しそうです。

 どちらがアタッカーなのかが完全に運なのも人によっては問題となるでしょう。起点役を集中攻撃してしまい、アタッカーを止められなかったり、アタッカーを先に潰され、上手く立て直せなかったりと、ただの2択で明暗がはっきり分かれてしまうのは嫌なものです。

 最大の問題点は、不利な相手に逆転しにくいこと。2体がかりで不利な相手が襲ってくるわけで、一回きりのテラスを切っても、集中攻撃されたり他の味方のポケモンを倒されたりということが多く、対策となりにくいのが現状です。私は、種族統一は有利不利が大きく出るルールだと思っています。種族統一ダブルは、その点がより濃く出やすいと思います。


 これらを解決するのは難しいでしょう。というかポケモン自体のゲーム性が変わらない限り無理です。私は、これらの問題点を越えるのではなく、付き合っていくことが大切だと思います。ダブルで真価を発揮するポケモンはもちろん、ダブルが苦手なポケモンでも、そのポケモン独自の動きがあるはずです。問題点は考慮しつつ、そのポケモンの個性を伸ばすような動きを意識すれば、素敵な構築になります。愛があれば、好きでいれば、多少拙くても良いパーティーになる。それが種族統一ダブル、ひいては種族統一だと大会で強く感じました。

これから
 まだまだ続けていくつもりです。最近は楽しいといってもらえることもあり、大会を開いた目的を届けられていると実感しています。次回は藍の円盤配信後になりそうです。SVの節目毎にやっているふのさとダブル杯ですが、藍の円盤配信後も不定期ですが開いていこうと思います。いずれは伝説・幻ありもやりたいなあと。
目標は、「種族統一ダブル」からダブルを外すこと!(裏目標はシングルを乗っ取ること)

終わりに

 まず、大会に参加された方々、本当にありがとうございました!参加者の魅力的な構築によって、種族統一ダブルの面白さ、楽しさが深まりました。楽しいと言ってもらえたのも、私一人の力では無理でした。本当に、本当に私の大会に参加してくれてありがとう。
 リツイート(リポスト)やいいねも毎回本当にありがとうございます。大会を開くモチベに大きくつながっています。
 種族統一アドベントカレンダーを主催してくださったらくとせさん。この場を開いてもらえて、本当に嬉しい限りです。去年に引き続き、お世話になりました。
 ここまで読んでくださった方々、ありがとうございました!努力値の配分や技構成がおかしい、文章が読みにくいなどあったと思います。それでも目を通してもらい、本当にありがとうございます。少しでも、種族統一ダブルの魅力が伝われば幸いです。

次回は藍の円盤配信後、ふのさとダブル杯で会いましょう!


おまけ
フローゼルとガラルマタドガスについての思いです。基本見なくて正解です。大体支離滅裂です。読む際はご注意ください。


この頃、私=ガラルマタドガスの図式が成り立っているので、フローゼルとガラルマタドガスについて語りたいと思います。

証拠写真1
証拠写真2


フローゼルについて

そもそものきっかけは、ダイパ時代のアニメのブイゼルの特訓シーンを見てから。何の回だったか今では思い出せないが、その時のブイゼルの真剣な表情は忘れられません。

それから時が経ち、剣盾時代。(剣盾時代以前にもUSUMで色違いフローゼルを捕まえたりはした)発売日から少し経った後に買ったとはいえ、初めてのリアルタイムポケモン。(他のシリーズは早くても1年経ってから買っていた)ウキウキとストーリーを進め、いざ最新作のブイゼル!

リストラされてんじゃねか!!!!

しかし希望はまだある!「鎧の孤島」なんていうブイゼルが来るに違いないエキスパンションパスがくるじゃないか!
来る6月17日。マスタード師匠の言うことなんかガン無視してブイ

いねえじゃねえか!!!!

寒い「冠の雪原」にも当然おらず、散々な時代でした。

BDSPのケツから出る攻撃モーション何とかしろ

LAではPVから出演。これは期待が高まる。そして1月28日。とうとう2年越しとなるブイゼルの対面。ワクワクして会いにいったら



問答無用で攻撃してくる野性味溢れた歓迎
をうけました。いくらヒスイの時代とはいえ、あんな可愛いブイゼルを攻撃的にさせるなんて何を考えているんだゲーフリ!あのモフモフが突撃してくるのはご褒美なのは分かるが寝顔が穏やかなのは好い点。親分フローゼルという夢のモフモフも登場し、非常に素晴らしかった。

そしてSV。事前情報はなし。不安を抱きながら御三家を選ぶため、ネモの場所を知るために地図を開いて



アイコンあるじゃん海岸行かないと御三家なんて知らねえ動けなんでいけねえんだよどうなってんだよ
もうもう嬉しくて嬉しくて、道中ですぐに捕まえました。

さて、ここまではブイゼルが好きだって話。フローゼルが好きになったのは、実は今作で使ったからです。もちろんブイゼルの兄貴、姉貴のような頼れる存在と認識していましたが、対戦で使ってみると、ウェーブタックルの圧倒的な火力、すいすいの圧倒的な素早さ、ダブルにもシングルにも強みがあると、あのかっこいいビジュアルに違わない性能をもっていました。この頼れる存在感の向上によって、私は一気に大好きになりました。

実はリピボ級で唯一使ったポケモンです。そもそもシングルの構築プレイングともに過去に忘れ去ってきた人なので、なかなかシングルで戦うほどの構築が出来ないのですが、フローゼルだけはどうしてもダブル以外でも活躍させてあげたくて、色々考えながら対戦してました。やっぱり勝率は良くなかったですが、自分の好きなポケモンが頑張ってる姿は良いものだなとしみじみと感じていました。

私の中で、フローゼルは相棒。
守ってくれたり、守ってあげたり、たまには一人で活躍したりと、何かあれば助けるし、何もなくても傍にいてくれて、たまに遊んだりと、いなければいけない存在です。

本当は身長を考えると私より背が低い(1.1m、私は160cm)のにあんなにかっこよく見えるだとか図鑑説明からもう頼れるオーラがでているだとか相棒のマボニキが3回冷凍ビームで凍らして勝ったりスターの実で特攻を引かなかったりとか語っていきたいですが、止まらなさそうなのでここまで。

ガラルマタドガスについて

付き合いは剣盾時代、色ドガースを野生で引いたことから。その頃はあんまり思い入れもなく、色ガラルマタドガスの色合いが好きだな程度でした。

転機は「冠の雪原」。やはりレジギガスの解禁は大きく、マタドガス+レジギガスを使っているうちに好きになった

わけではなく、決定打は孵化厳選でした。違う構築にガラルマタドガスを使いたくて、海外A抜け5Vメタモン(サブROMの個体、その頃ビークインの色厳選をしていた)に放り込んだら、なぜか色ドガースが。その瞬間、自分はガラルマタドガスから逃げられないと悟りました。

SVでは出禁をくらい、少し残念に思いながらもフローゼルと戯れる日々でした。そして追加コンテンツ「ゼロの秘宝」。私は藍の円盤に興味を惹かれました。というのも、タロの髪色が紫っぽいピンク=毒orフェアリー使い、アローラナッシーが映っている=リージョンフォルムのポケモンが採用されるのでは、という2つの期待があったからです。というわけで碧の仮面はのんびりと、スグリの話を聞き流しながらちょっと冒険


なんかいない!?

という感じで、さらっと内定してました。今作はケッキングがおり、良い構築も組めました。図鑑にガラルが載らんのはどういう了見だ今作単体でガラルの姿にできないのは残念です。

私の中で、ガラルマタドガスはパートナー。
プライベートではそんなに会わないが、何かしたいときに力になってくれる存在。単体でなにかするよりも、誰かのサポートの方が得意なところもパートナーという2人で1人な関係に合っていると思います。

ちなみに私はガラルマタドガスの色違いが好きなので、原種や通常色はそんなに興味なかったりします。ブイゼルやフローゼルの色違いを集めているのも、ガラルマタドガスがきっかけな気がします。良くも悪くも、私に影響を与えたポケモンでしょう。

ここまで読んだ方へ。伝えたいのはただ一つ。

私の相棒は、フローゼルだ!!!

以上!


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