なんとなく気になるものを調べる第二回「お弁当によく付いてる醤油差し、なんで魚の形??」

~はじめに~

こんにちは、犬丸桜陽です。
前回は初投稿にも関わらず6件もスキをいただき(11/14現在)、Twitterで絡みのある方も何人か閲覧いただけたようで、ありがとうございます!!

それでは本編へ参りましょう
今回のテーマは「お弁当によく付いてる醤油差し、なんで魚の形??」
です。

~「お弁当によく付いてる醤油差し、なんで魚の形??」~

この醤油差しと呼んでいる物、これの事です(下記画像)
ソースや黒蜜を入れているものもありますね。

(出展:写真AC)

これの正式名称は「ランチャーム」または「たれびん」と呼びます。

ランチャームというのは旭創業さんで販売されている商品名であり、特許も取得されているようです。
つまり旭創業さん以外で販売されている商品は「たれびん」と呼ぶのが正しいようです。

このランチャームが本格的に製造され始めたのは1957年(昭和32年)なのですが、1950年代というと、三種の神器などが生まれた頃ですね。

当時、調味料を入れる容器というと、ガラスや陶器が主流でした。
それらには豪華で風情があるが、コストが高く、割れやすいという特徴がありました。
そんな中製造者である渡辺輝夫さんは、「近い将来ポリエチレンが活用されていく時代になる」と考え、更に「ポリエチレンならば軽い上に割れる危険もない安全なものが作れるだろう」と試行錯誤を重ねた結果、現在のランチャームが作られたようです。

~なぜ魚の形をしているのか~

それでは本題である魚の形をしている理由を探っていきましょう。
販売された当初は魚の形ではなく、ストローのような形状だったようです。
それから、持ち帰りのお寿司に添付するため、鯛の形をしたランチャームを作成したようです。

つまりあの魚の形は元々お寿司に付けるしょうゆ用だったようです。

私は初めて知ったのですが、ボトル型や魚型だけではなく、ソースを入れているブタさんの形状やひょうたん型、金銀バージョンの魚なんかもあるそうです。
(フィルムタイプの手で切って使うやつもランチャームと呼ぶそうです。)

そしてランチャームが広まったのは鉄道活発化した駅弁と共に普及した駅弁に繋がっていきました。
駅弁のしょうゆさしにランチャームが使用されると、百貨店から引き合いになりその事がきっかけとなり日本各地からも注文が殺到し、全国展開に繋がっていったそうです。

~結論~

今回のテーマは「なぜ魚の形をしているのか」でしたが、

魚の形をしているのは元々お寿司に付ける用だったから。

とのことでした。
現在魚ver.は大きさ違いで5種類もあるようです。
魚の印象が強いのはやはり形状の印象深さや普及率の高さが影響しているのでしょう。

~あとがき~

いかがだったでしょうか。ランチャーム、かなり歴史のある商品でしたね。

今回実は二本立ての予定でした。
そのテーマは「お弁当のおかずに敷かれてるパスタ、いつから入れ始めたの?」というものでしたが、ランチャームで意外と興味深い内容が多く、文章も長くなったので、次回に持ち越しです。お楽しみに!

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それでは次回。パスタ作ったお前編、第三回「お弁当のおかずに敷かれてるパスタ、いつから入れ始めたの?」でお会いしましょう。ではまた。


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