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原付バイクの思い出話

昨日は、高齢者施設に入所します母の面会に参りましたので、今日はお休みです。

昨日、母の面会に参りました際、母はYouTubeを見ておりました。母が見ていたチャンネルは、ベトナムのシングルマザーの女性が、自給自足生活をされている様子を撮影した物です。そのYouTubeの中で、ベトナムの街の中が映りました。街の中では、沢山の原付バイクが走っていたのです。それを見て
私「ぎょうさん、原付バイク走ってるなぁ。そう言えば、お母さんも原付バイクに乗ってたやんなぁ。」
母「あれは、友達のNさんに誘われて、私も買ってん。藤色の原付やった。」母は、私が小学生の頃、原付バイクに乗っていたのです。
私「せやけど、危なくなかった?怪我せえへんかった?」
母「なんべんも、転けたで。」
私「えー!転けてたんか?そんなん知らんかったわ。よう大怪我せえへんかったこっちゃなぁ。」

私は小児喘息だったのですが、よく夜中に発作が起きて、その時は母が病院に連れて行ってくれていました。ある夜に発作が起きて、母が原付バイクの後ろに私を乗せて、二人乗りで病院に連れて行ってくれたのです。病院で点滴して頂き、発作もおさまって、原付バイクの二人乗りで帰宅する途中、パトカーの警察の方に発見されました!母は、反則切符を切られて、そのまま二人乗りして帰らせる訳にはいかない、となり。私は、パトカーの後部座席に乗せて頂き、母は原付バイクで家に帰りました。私が、パトカーに乗りましたのは、後にも先にも、人生でその一回きりです。子供の頃なので、あまりよく覚えてませんが、緊張しながら座っていた事だけはよく覚えています。

母は、喘息で苦しんでる私を病院に何度も連れて行ってくれました。母には、本当に、感謝してもしきれません。




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