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【日経賞展望】新旧菊花賞馬対決"復活"vs"成長"

3/25(土)に中山競馬場 芝2500mを舞台に日経賞が開催される。
優勝馬に天皇賞(春)の優先出走権が与えられるステップレース。
春の長距離GⅠを占う上で重要な一戦となっており、昨年の優勝馬タイトルホルダーや21年3着のワールドプレミア、13年・14年と天皇賞(春)を連覇したフェノーメノなど数多くがここをステップに春の盾を手にしている。

今年の最注目ポイントはタイトルホルダーとアスクビクターモアの菊花賞馬対決。
実績をみるともちろんタイトルホルダーが上位ではあるが、凱旋門賞(11着)→有馬記念(9着)と近走は大敗が続く。

一方アスクビクターモアは、予定していた暮れの有馬記念を自重したため菊花賞V以来5ヶ月ぶりの実戦となり、成長度が勝敗を分けるポイントとなる。有力視されるのは以下の馬たち。

◆タイトルホルダー 牡5
昨年の同レース優勝馬で、その後天皇賞・春(GⅠ)、宝塚記念(GⅠ)と連勝しJRA賞最優秀4歳以上牡馬に輝く。暮れの有馬記念(GⅠ)では帰国後初戦ということで9着に敗れたものの実績は間違いなくメンバー最上位。斤量は昨年より2kg重い59kgを背負うことになるが、復権へ主役の座は譲れない。

◆アスクビクターモア 牡4
イクイノックスやドウデュースなどが顔を揃える最強牡馬4歳世代の菊花賞馬。菊花賞(GⅠ)2着ボルドグフーシュ、3着ジャスティンパレスが阪神大賞典(GⅡ)でワンツーを決めたことからも今後のステイヤー路線を引っ張っていく存在であることは間違いない。予定していた有馬記念を自重したことにより菊花賞V以来5ヶ月ぶりの実戦となる。

◆ヒートオンビート 牡6
中・長距離の重賞戦線で2着3回、3着3回と抜群の安定感を誇る。昨年は逃げ切ったタイトルホルダーに一瞬並びかけるも0.1秒差の3着。かみ合えば重賞タイトルを奪取できる力を持ち合わせており、池添謙一騎手との再コンビで悲願の重賞初制覇を狙う。

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