「ライブ盤」。日本語で言うと「実況録音盤」!
ザ・クロマニヨンズのライブ盤が発売されました。
今日日音源というのはネットの配信で購入できるものが多く、媒体がCDやレコードのみの場合でも、ネットで注文して自宅に届く、これが一般的だと思います。
僕はいまだにお店まで買いに行きます。なぜか予約もしません。なんかめんどくさい。学生の頃の、帰りの電車でがまんできずにビニール包装を破って歌詞カードをめくってた、あのかんじです。
フラゲ日に新宿のタワレコへ。このお店は発売日に何かしらの展示をやってくれるので毎回楽しみにしています。今回は特大パネル展。
かっけ~! もろ全力!
よだれを垂らしながら10分ほど特大写真を眺め、さあ買って帰るかと売り場のコーナーを見ると、CDの通常盤しか置いてません。今回は限定アナログ盤でないとだめなのだ。
お店の方に伺うと、入荷はもう少しあとになる予定で、渋谷店ならもう入荷してるとのことでした。渋谷店へ向かいます。こんなことは初めてだ。
無事購入できました。ステッカーもらった。
まっすぐ帰宅。開封です。
分厚いレコードが2枚入っているのでずっしり重いです。
「実況録音盤」という表現がアナログっぽい。
開くとジャーン!写真集が付いてます。LPサイズ。大迫力です。
クロマニヨンズの写真を撮り続けてる柴田恵理さんという方がいます。しばたさんの写真は意図的ではない一瞬を切り取る。写真なので音は出ません。それが余白です。この大きなサイズで無音の一瞬をじーっと見ていると、脳内で何かが補完されて自分なりの物語、解釈が生まれるわけです。ニンゲンニンゲンなのです。何を言ってるかわけがわかりませんが、まあとにかく違ったライブの楽しみ方ができます。
写真集の下にはCDとDVDが差し込まれています。
ホールでの録音だからなのか、ステレオだからなのか、これまでのライブ盤より反響する気がします。1曲目のランランで飛び跳ねそうになります。
DVDに入ってるライブ映像は、いつもシングルやアルバムのジャケットを制作している菅谷晋一さんが撮影してます。8mmフィルムのモノクロで、記録映像のような印象。音声と合ってないところもあります。超シンプルなクロマニヨンズのステージを、さらにそぎ落としたような作品。これもまた想像力が求められます。ゆえにリアル、ディスイズアナログです。
そしてメインのレコード。
レコード、CD、DVD、写真集、何か電子的なデータとしてパッケージにして売ることはできるかもしれません。でもそれだとこんなに気分が上がることはないでしょう。触れて重さを感じる意味が確実にあります。
ただひとつ問題があります。それは僕がレコードプレーヤーを持っていないこと笑。実家に行けばありますが、しばらくレコードの出番はなさそうです。