『ありがとう』のさき。

11年以上前のこと。
お前もしっかり地に足をつけて
歩いて行かなきゃ行けないんだ。
そう言われて、泣きながら進んだ

強くなる。自分も人も愛せるように
大切にできるように
人より遅いけど、少しずつやってきた

最初は失敗ばかりだった。
この11年で傷つけた人もいたし
逆に傷つけられたこともあった
失敗もたくさんあった。
それでも何度も思い出して、泣いて
前に進み続けた

何度も思った。
今なら全てを投げ出して、そばにいけるはずだと
でも強くなればなるほど
守らなきゃ行けないものもたくさん増えて
そんなこと言えなくなってきた

そんなことを考えながら
月日が経って、強くなればなるほど
あの頃と違う考え方ができてきた

今起きてることが、奇跡なのか
また繋がれる運命なのかどちらかは
わからない。

でもあの人がいない11年は
あの人のおかげでもあるけど
わたしが全て選択して
わたしが全て自分の足で歩いてきた。
確かに自分の足で歩いてきたものだ

必死にあの人に近づきたくて
また会いたくて、話したくて
ありがとうって伝えたくて

でもいま、ありがとうって
伝えられることができて
その先はなんなんだろうって‥

その先の答えが自分にはできてない。
ほんとは考えてた
けど、考えていたけど
いざ目の前にすると、あれ?どうだったっけ?
この後,どうなる予想だったっけ
どう変わるんだろって

答えが見つからない

今度は、それを見つけること

新しく生まれ変わり、
伝えられたその先。
ありがとうの先のこと。
それをみつけていく。

いろんな想像をしていろんな選択を
考えてみても
いざ目の前にすればガラリと変わる

けど今こそ,選択を間違えないように
できればわたしのことも相手のことも
周りの人も傷つかない選択にできたらなと

そんなことを11年後の今
考えてました

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