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何者でもなくいられる場所~銭湯とわたし~

どうも、watanabe akariです。
今回、オオクボショウタに声をかけてもらい#アド弁当カレンダーに参加します。

彼は、大学3-4年一緒にインターンしていた仲間であり、キャンプ仲間であり、旅仲間であり、そして数少ない酒飲みながらまじめな話もくだらない話もできる仲間です。いつもありがと。

まず、アド弁当カレンダーってなんだよって話なのですが、まあ世の「アドベントカレンダー」です。クリスマスまで毎日ひとつずつ窓を開けていくカレンダーですね、お菓子とか出てくる。
詳しくはこちらの記事を読んでください。

どうやら「キャリア」「プチ自慢」「今後の目標」を書くルールみたいなので、わたしからはここ1,2年で見つけた自分の居場所について書こうと思います。

わたしの仕事

わたしは「日本の人事部長!」ってCMでお馴染みのグループで、マーケティングを丸4年やっていました。MA運用に展示会出展企画、Web制作ディレクション等、手広くいろいろやらせてもらえたので本当にありがたい環境だったなって思います。

なんで過去形かって?
今年、全わたしを揺るがす大異動があったのですよ。「マーケターから情シスへ」ね。

何でマーケターのキャリアを捨てたの?と思う方に向けて、背景をちょっとお話しますね。

わたしの会社はマーケティング部門もいわゆる「管理部門」に属するのですが、これから先マーケターでいるとしても、一度違う角度で会社を見る機会があったほうがいいなと思ったからです。

お金の視点なら経営企画、人の視点なら人事みたいな。
今回は、その一つである「システムの視点=情シス」という選択をしました。
フロントの業務課題を理解している且つシステムに知見のある人がいない、といった課題を解決すべく摘ままれたわけです。

いや、システムの知見なんてないんですけどね。
毎日のMTGは、未だに呪文聞いているようです。アブラカタブラ・・・

常に考えていたこと

マーケターからシステム屋さんになってからも一貫して考えていたことがあります。

自分って何者なんだろう。と。

それが明確になっていないとモチベーション保てないんだなって。

どちらかというと、仕事が好きな部類に入ると思います。
自分がいる意義を感じられないと、本当に居心地が悪いです。
成果出てないときとかほんとに無理。無理。無理。

だから常に、自分の価値発揮ポイントは●●だから、今のPJTだとこんな動きしないといる意味ないなとか考えてしまっているんです。

いやーめんどくさい人間ですよね。
自分でもそう思いますし、疲れちゃいましたよさすがのわたしでも。

何者でもなく居られる場所

そんなわたしの一週間のご褒美は、金曜仕事終わりの銭湯でした。

中野に住んでいるのですが、一駅通り過ぎて高円寺の小杉湯に入り、ミルク風呂でひとり反省会をし水風呂で頭をリセット。交互浴で整って、一駅分線路沿いを歩いて帰る。

ある日、何で銭湯ってこんなにも心地いいのだろう。そんなことをふと考えた日がありました。

銭湯ではみんな裸。肩書なんて誰にも分からない。
もしかしたら一緒に水風呂に入っている人はキレッキレの女社長かもしれないし、隣で頭を洗っている人は前科持ちの訳アリかもしれない。 

「みんな何者でもなくいられる場所」なんだなって。

だから居心地がいいんだなって、気づいたんです。

小杉湯、銭湯ぐらしとの出会い

そんなときに出会ったのが、今のわたしの第二の家族である小杉湯・銭湯ぐらしです。

私たち銭湯ぐらしは、銭湯好きのクリエイティブチーム。
現在、高円寺の銭湯「小杉湯」の隣に、銭湯と一緒に利用できる複合施設を計画中です。
お風呂上がりに、ご飯を食べたり、作業ができたり。思い思いの過ごし方ができる場所です。

このnoteをみたわたしは、ビビッときて「これだ!」と何の迷いもなく連絡したのを覚えています。
そして今、わたしはこの街に開かれたおうちである「小杉湯となり」のスタッフをしています。

「ただいま!」「おやすみ!」
「お風呂入ってくるー」
「いってらっしゃーい」
「何か作るけど、ごはん食べる?」
「今期売上達成した!」
「おめでとー!祝い酒だ!」

毎日こんな会話が飛び交っているような場所です。
来ることに理由なんて必要ないし、役割に縛られているわけでもない。
ひとりひとりが思い思いの時間を過ごす場所。それが「小杉湯となり」。

私はこの「何者でもなくいられる場所」があることで、自分の生活がより豊かになっていると思うし、時には新たな価値創造にもつながると思っています。

※今は、「今年はコロナでお正月里帰りできないねー」って話から、となりで里帰りイベントを企画してる。いろんな地域のお雑煮を食べ比べたり、書初めしたり・・・こういうのがふと生まれるのも最高だなって思ってる。

今後について

あれこれつらつらと書いてきましたが、「何者かでいる場所」があるからこその「何者でもなくいられる場所」だと思っています。

「何者かでいる場所」があるからこそ「何者でもなくいられる場所」の良さが感じられているのだと。

最近は、スタッフのほかにもEC周りのお手伝いを始めたり、小杉湯側のイベント企画したり、より色々な方向から「何者でもなくいられる場所」を広げる動きをさせてもらっています。

なので来年も、引き続き愚直にシステム屋さんも頑張りながら突っ走っていきたいです、以上!

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