黄昏ほーむ的2021年

毎年書いている振り返りを。(noteには2年分しかないけど)

2021年、充実した一年だったと思う。
特に下半期があっという間でした。

昨年の振り返りに楽しみなことがたくさん待っていると書いたけど、娘が産まれてきてくれたこと、とても大きな変化でした。

計7ヶ月の育休を取得して、まだ途中だけど本気で取ろうとして本当に良かったと思う。

子育ての前に、育休取得に伴って仕事を真剣に考えることができた気がする。
担当業務を全て引き継ぎしたのが大きくて、ひとつ僕の中で集大成となる総括の発表ができたこと、後輩の指導(教育の教育が特に)は社会人人生の中でも大きく残る気がする。

どうしても、子育ての話が多くなってしまうけど、育休をとってよかったこと、たくさんある。
パッと思ったのは、1人の時間、妻との2人の時間、妻と娘との3人の時間、娘との2人の時間、どれもが充実していたこと。
妻と同じ温度感で育児できたこと。
人の成長を間近で感じることができたこと。
(子供は好きだが、人間はそんなに好きではなかったけど、好きになったし、人間の生物的機能を考えることが多くなった)
女性に羨望する気持ちが強くなったし、同時にそれらを尊重したい気持ち、大事にしたい気持ちが大きくなった。

子育てをしていて苦労したこと、嫌だったことは
育児に関する実働することはそこまで大変ではなかった気がするけど、意思決定することの多さが大変だったと思う。どれも正解がないから、調べて、自身にあったものはどれか吟味、実践とそのプロセスを夫婦で協力した感じがする。
これを実働と同時に1人でやれ、となると壊れてしまう気がする。この特にマネジメント的な部分は仕事しながらでもできること、時間を作れることだから、ここはクオリティ落とさずに、実働のところを2人とも復帰した時にうまいこと分担していきたいって感じが今はしてる。

あとは、仕方のないこととも思うし、子を持つと決めた時に覚悟したことでもあるけど、子育てに関わると人は攻撃性を増すなと改めて実感した。

例えば、子育てで急に休むことで業務を一時的に請け負ったことを世の子育てしている人へみな向けるとか、本来話さなくてはならない人へは話さず、解決に向かう熱量がなく(もう諦めた?)、Twitterは逃げ場や吐口になっていて、お互いに損する、的な。
子を持つ、という選択をした人、しなかった人、選択してないけど子を持った人、選択したかったけど持てなかった人、いろんな人がいるけど、自分とは違う人生を選択した人を攻撃するのはやっぱり見ていて哀しいし(自分の選択が正解だったと思うような人生にしたいと無意識のうちに思ってしまっているというのはすごくわかる)、さらには同じ選択をしたもの同士で傷つけ合うのも多く見かけるので、それが苦しい(まあ、見なけりゃいいんだけど)。

自分の居場所を侵略されることに対する嫌悪感、マターナルゲートキーピングという言葉があるけど、思ってた以上に自分にそういう類いの気持ちがあるのは発見で、ちょっと改善もしていかないとと思った。

娘が産まれて、妻との関係性もより深いものになっていっている気がする。
パートナーにとって僕が唯一無二の存在であり続けるかが子育てを始めると際立ってくる。よくある女性の愛情曲線の話で、子供が産まれるとパートナーへの愛が激減するってあるけど、確かに種類が変わるというか、増える気がする。
2人で娘に愛おしい気持ちを持ってる、てなんかすごく特別な気がしてる。勿論、1人の女性として妻も愛しているのは変わらないけど、2人で共通の大事なものと生活していく、ということの難しさにとても魅力を感じてしまうね。

あとは妻に(僕に)何かあったら、を互いによく話すようになった。夫婦での生活は妻が働けない体になるとか、僕が居なくなってしまうとか、があったとしてもなんとかなる(勿論きついけど)。
子供ができるとその難しさが一気にあがるから、死ぬかもしれないな、とは思うけど、死ねないなをよく思うようになった。死なないでね、も前より。

そういうこともあり、意思決定の連続である子育ては、根拠ありの意思決定を2人ですることを大事にしてる。困難を分け合うという意味もあるし、どちらが死んでしまっても、それは2人の意思が残るしといった意味も。父親も母親も初めてだから、こうやって2人で両親になっていくのかな、となんとなく思う。

あとは子育てというとやらなくてはいけないことが多い、と思ってたけど、想像以上に義務感なくすごしてしまっている。
オムツ変える、寝かしつけする、一緒にあそぶ、お風呂にいれる、歯磨きする、離乳食つくる、離乳食たべさせる、ゴロゴロする、ぷらっと散歩にいく
どれもやらなければいけないと思ってやることはなかったし自分の役割だから、とも思わなくて、単純に楽しいし、1番間近でそれをできるのが嬉しいみたいな。
生後1ヶ月のときにこんなに楽しいの連続でええんか?と思ってたけど、今のところずっと続いている。

教育に関して、制度とか色々と思うことが出てきてしまう。非効率さには僕も妻も結構イライラしてしまうので、利用するサービスに対して意見出してしまうので、クレーマーになるのかもしれない。消費者庁とか市とか返信くれないけどね。

あと、子育ての情報は事実と体験が混同されがちだから、勉強することが増えた。男性向けの妊娠ガイドとか日本のは微妙だな、ってなってアメリカの読んだり、これってどのレベルで推奨されてることなんだ?って論文探してみたり、学生の頃のような感じで楽しいです。

リアルタイムでの繋がりを待つ機会が少なくなってしまった分、パパとか投資家の繋がりが増えた一年だった。仲良くしてくださってる方ありがとうございます。

中々会えてない友人たちにも気兼ねなく面と向かって会えるようになればよいな。

まとまりなくなってきましたが、これまで土台を作ろうとしてきたこと(自分の性格、家庭、お金、仕事)が固まってきた感がある。
これを壊れないように積み重ねたいし、時には敢えて壊したりしながら、計画たててこつこつ頑張っていきたいですね。

2021年もありがとうございました。
今後もよろしくお願いします。

おわり

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