ダイヤ改正 ってどういうもの?

冬になると、鉄道のダイヤが改正されます。プレスリリースや駅の掲示板・ポスターで発表され、便利になる場合もありますし、不便になる場合もあります。
2023年で大きいものは、東急・相鉄新横浜線 開業に伴う 超大規模直通運転の開始でしょう。それ一つに絞って書くとマニアックになってしまうので、大雑把にそういうダイヤ改正全体をおもしろく(ふざけて)見ていきます。

ダイヤ改正? ダイヤ改定?

どちらの言葉も聞いたことがあるでしょうが、どちらが正しいのでしょう?端的にいってしまえば、鉄道会社によって使いわけることもあります、という感じです。
「改正」というと、「改善」のニュアンスが強い一方、人によっては使いにくくなる=改悪 にもなりうるため、あえて「改定」という言葉を使うところもあります。そのためどちらも正しいといえます。他にも「ダイヤ変更」なども使われます。
また、「ダイヤ修正」という場合は一部の駅で発車時刻を変える程度で、大きく変更をしないことがほとんどです。
「白紙ダイヤ改正」というものもありますが、これは完全に作り直すといったレベルのものです。

マイナスなことは直接書かない

ある意味、当たり前といえば当たり前なのですが、改正によって生まれるマイナスなことは間接的に書かれます。
減便行き先短縮種別格下げ。すべてマイナスのことです。これらは、運転本数行き先種別の見直し、というふうに置き換えられます。もちろん減便と率直に書いてあることもあります。
また「一見プラスのように書いてあるけど……」みたいなものもあります。たとえば、「急行の停車駅に○○駅を追加します。これにより○○駅の利便性が向上します」のようなものです。これは、もちろんその駅の利用者にとってはプラスですが、使わない人からすると所要時間が増える要因にもなっていますので微妙なところです。
逆にプラスのことは、普通に増発とか書かれます。

自分が使う時間帯をよく見る

「A駅 から Z駅 まで 快速特急 で最速50分」って見るとよさそうと感じますが、「※平日朝5時台に一本のみ。通勤時間帯は平均75分。日中は約60分」だと嘘ではないけど腑に落ちない感じになります。さすがにここまで極端なものはそうそう見かけないですが、気を付けないと似たようなことはあります。「急行停車駅だから家を借りたけど、朝の時間帯は 各停と準急しか運行していなかった」はありがちです。あらかじめ時刻表を見ていれば気付くのですが……。

当たり前ですが、

「この駅は不便にしてやろう」「特急料金を200円値上げして儲けてやろう」なんて思って改正しているわけではありません。昨今の事情もあり、どうしても不便になってしまうところが出てくることは致し方ありません。あくまでネタ的に「改悪になったw」って言うくらいにしておきましょう。


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