推し紅茶を作ってきた話
書きたいことありすぎて、noteにまとめてみました✌️
お店は、東京・代官山のテシエさん!
小さめのお店ですが、とっても可愛い空間でした。
東京って、すごいね………(旅行中100回は言った)
結構こじんまりしたお店で、到着したときは店内のイートインコーナーは満席でした。
レジでイケメンのお兄さん(後に店長さんと知る)に「世界で一つだけの紅茶」を作ってほしいことと、ついでに飲みたかったのでイートインのロイヤルミルクティーも頼みました。
友だち2人と一緒だったので、外のベンチに腰かけてお喋りしながら待つこと数分…「お待たせしました!」と先ほどと違うお兄さんが友だちのミルクティーを持ってきてくれました。
その時のわたし、
(お、お、お兄さん……………?髪………シルバー?グレー?えっ?待って待って待ってお兄さん………………)
もう隣でミルクティーについて話してる友だちの話はほぼ耳に入ってなく、(あまりにもやまんばぎりちょうぎの髪の色では………?)で頭がいっぱい。まさかそんなことある????と思って大混乱。いやほんときれーーーな色で。日本人の髪にこの色入ります?って色で。
友だちに「写真撮って~」って言われたので、大混乱のままとりあえずカメラのシャッター押しました。
そのあと、シルバーのお兄さんがわたしの分のドリンクも運んできてくれました。
そのときのわたし、
(お兄さん、ネイルしとる……………!?)
ネイビーのネイルしてました。ネイビー!?
あまりにも良。良すぎて再び大混乱。
「ストローのごみもらいますね!」って言ってもらったんですけど、まだこの時点でシルバーとネイビーの情報処理が終わってなかったので大混乱でうまくストローを開けられず、お兄さんが開けてくれました。優しい。
お兄さんがお店のなかに帰ったあとは、平静を装って友だちと写真を撮ったりしてぼんやりしてました。
してましたら、お兄さん急に出てきて、わたしたちの前を通ってどこかに歩き去ってったんですけど。
そのときのわたし、
(ヒールのある靴を履いている…!?しかも腰ほっそ!?背筋伸びてて歩き方かっこよ!?)
友だちに「あれってお兄さんで合ってるよね……?」って震えながら聞いたら、冷静に「うん」って返ってきました。お兄さんでした。お姉さんじゃない。友だち1の意味ありげな笑顔。この友人1、本作長義展示期間にわたしと徳川美術館に行ってくれた友だちであり、この間明治村わんぱく撮りに付き合ってくれた友だちでもあるんです。あっ、これ全部察してますね。
そんなこんなしてる間に店内の席が空いて、「良かったら中でどうぞ」って声かけてもらったので、店内の席へ移動。
ここから本番です…もうここまででだいぶ楽しんでるんですけど。
「世界で一つだけの紅茶作られるということで…」
店長さんがおもむろに手帳みたいのを持ってきて、渡してくれました。
中には紅茶の名前・紅茶言葉・味の印象とかが書かれたカードが名刺ホルダーみたいにたくさん入ってました。
「前の方に表紙にするカードがあって、後ろから見ていくと紅茶がいろいろ書いてあります~7種類程度混ぜてもらってもいいですよ」とのこと。
前の方の表紙にするカードは、いろんな色があって、メッセージカードの内容が二種類。「あなた」をイメージした紅茶か、「あなたの推し」をイメージした紅茶か、でした。
「今回どういうイメージで作られますか?ご自分の好みとか、推しとか…」
「あっ……はい………推しです……」(照れ100%)
「じゃあ色とかもイメージに合うの入れたいですね。カードも選べますし、ブレンドにハーブ入れると茶葉もイメージカラーぽくできますよ」
という感じで、まずは手帳を見ながら自由にイメージを膨らませていくことになりました。
「ちなみになんの人ですか?アイドルとか?」
「人ではないですね…」
「2.5次元とか?」
「でもなくて…」
「でもない…?」
お兄さん、困り顔。ごめんなさい。まだここで「刀です!」って言う勇気が出なくて。
「……実在します?」
一番困るやつです。審神者なら分かりますよね。ね?
「するようなしないような…」
博物館や美術館に居るには居るし、でも作ろうとしてるキャラとしては居ないし。
お兄さん、「???」って顔。本当にごめんなさい。
「なんの作品?です?」
「あの~~~~~刀の…」
「あっ、刀剣乱舞」
知ってるんですか。びっくりしました。
「それです!ご存じです!?」
「名前だけ(笑)」
「あっなるほど。ありがとうございます(?)」
勇気のないオタクのせいで、たくさん考えさせてごめんなさい。お兄さんのコミュ力すごい。
最初、イメージとか言わずに自分で考えるか…とか思ってたんですけど、このコミュ力の感じだと絶対にキャラのイメージとか聞いてくれちゃうやつだ。と察して、覚悟を決める準備と喋るための心の準備を開始。わたしは喋り始める前にスイッチ入れないと喋れない系コミュ障です。
「どんなキャラですか?」
って案の定聞いていただいて、まだ心の準備が整いきってないわたし、大慌て。
「………プライドが高いタイプですね!」
隣に長義がいたら、めちゃくちゃ眉間に皺寄せた笑顔で「あのね。もっと他にあるだろう………!?」って静かにブチギレてるやつ。なんなら、横から二の腕の贅肉ぐらいを思いっきり引っ張られるかもしれない…かっこいい山姥切長義を推してる人には、後ろから刺されるかもしれない。多方面にごめんなさい。
「なるほど~」
というお兄さん。心広すぎんか?
「じゃあイメージカラーとかもあるんですか?」
「青ですね」
「青のカードもいくつかあるんで見てみてくださいね~」
という会話を交わして、本当にシンキングタイムになりました。
カードの色は初見でほぼ決めてたので、そこから紅茶のカードとにらめっこでした。
知ってるダージリンとかアールグレイとかウバとか以外に、知らない紅茶もちらほら…あとフルーツフレーバーとか、ハーブとか。数えてなかったけど、選択肢は40種類くらいあったような気がします。もっとあったかも。
紅茶言葉とか説明書きを読んで、頭の中の長義のイメージに合うか合わないかで取捨選択してく感じで絞ってきました。美味しい紅茶も飲みたいので、あんまり変わった味にはしたくないな~とも考えつつ…
ベースは知ってる紅茶にしよ…と思って説明読んでたら、「これは全会一致で山姥切長義では…?」の紅茶を発見。
・ダージリンセカンドフラッシュ
紅茶言葉「高貴」「優雅」「高潔」
説明:~(略)、堂々として揺るぎないイメージ
わたしの心の声(あ~~~~~~!!!!なるほど山姥切長義!!!!!!)
わたしの口から出る声「うわ………………」
友だち2人、「???」て顔。本当にごめん。ちなみにこの後考えてる間、15回くらい謝りました。
イメージと味の両立をさせたかったんですが、これがど素人だと難しい。味が混ざったらどうなるんだ…?って感じで、一旦味を考えるのはやめて茶葉の実物が並んでるカウンターを見せてもらうことに。
「いいのありました?」って聞いてくれたので、とりあえずダージリンセカンドフラッシュをメインにしたいことを伝えて、先にハーブで色味を考えました。
青だとバタフライピーって有名ですよね。それか、コーンフラワーってやつの二択くらいでした。バタフライピーは茶葉が結構青紫だったので、純粋な青に近かったコーンフラワーにすることに。味はそれほど主張しないとのことだったんで、手帳とにらめっこを再開…
したんですが、まあ決まらんのですよ。察して、お兄さんが助けにきてくれました。
「フレーバーついてるのでも、茶葉の量の増減で味の調整はできるんで大丈夫ですよ」とのこと。
その言葉で、味が心配で入れるか悩んでたやつを即決。
・キャラメルティー
紅茶言葉「プライド」「凛々しさ」「決意」
説明:キャラメルのほろ苦くて甘い香り、誇り高く凛としているイメージ
わたしの心の声(あまりにも解釈の一致が過ぎてつらい)
わたしの口から出る声「うわ~………」
お兄さん「まさにですね~」
ありがとうございます…て感じでした。
あとどうしましょうね~って言ってて、お兄さんから再びの問い。
「かっこいい感じですか?クールな感じ?」
困りましたよね。ちょぎ、赤ちゃんなの…?って言ってるくらいなので。かっこいいんだけど、かっこいいに全振りしたらそれは違うなって思って。根底になんか幼さとか脆さがあるんですよね。山姥切長義。(突然の語り)
…なんてオタク(もとい夢女)の解釈をストレートに伝えたら引かれかねないので、めちゃくちゃオブラートに包み込もうとした結果、
「一見そうなんですけど、実は全然そうじゃないんですよね」
っていう答えになりました…怖い。横の山姥切長義、「全然………?」って呟いてまた静かに怒ってる。ごめん全然はさすがに言いすぎた。でも大体合ってるじゃん…かっこよくてクールに全振りした人は、得意じゃないことやらされて「飽きた」とか言わないし、おみくじに「壊れてるんじゃないのか」とか文句つけないです。
「なるほど。そういう要素も入れたいですね。フルーツ系とかで…」
わたしの心の声(お兄さん。お兄さん天才。最高。入れたいです。フルーツでいいんだ。ブドウ切ってたし。かわいい)
わたしの口から出る声「なるほど………」
ていうのでフルーツフレーバーをいろいろ見てたんですけど、可愛いか爽やかみたいのが多くて、なんかちょっと違う…むずかし…って頭抱えたんですけど、よくよく見てたらこんなのありました。
・アプリコットティー
紅茶言葉「慎重」「計画的」「臆病」
説明:~(略)、慎重で思慮深いイメージ
わたしの心の声(お、お、臆病な山姥切長義~~~~~~!!!!長期留守御迎のあの、「それならそれで構わない」のまさにそれでは…!?)
わたしの口から出る声「…これいいですね」
お兄さん「なるほど、(今まで選んだ紅茶に)合うと思いますよ~」
わたし「ですよね!?(山姥切長義に)合いますよね」
たぶん噛み合ってないのに噛み合ってる会話。このへんでもうわたしはお兄さん大好きになってるので、だいぶ遠慮がなくなってくる。わたし、心を開くと急に距離を詰めるタイプのコミュ障なので…
「いい感じにまとまってきましたね。高貴な感じというか、上品な感じというか」
「あっそうですね…美味しそう…?」
高貴なちょぎ。上品なちょぎ。圧倒的好きなんですが…?お兄さんの言葉選び最強すぎません?本当にありがとうございますって感じでした、ほんとに。
「あと何か気になるものありますか?」
「うーん…」
この時点でめちゃくちゃ満足してたので、あと何混ぜる…?って感じで。
よっぽどイメージとかけ離れない限り、味で決めるか~~~と思って、ふと目についた白茶を見て、これ喧嘩しますか?って聞きました。(中国茶好き)
そしたらお兄さん、「もしかしたらこの茶葉、見た目がちょっと刀っぽいかも!」といそいそ持ってきてくれて。
茶葉見たわたし、「あ~~~~~~!なるほど!」と納得。というわけで入れることにしました。
・ホワイトティー(白茶)
紅茶言葉「純潔」「希少」「繊細」
説明:~(略)、ピュアで清らかなイメージ
ピュアで…清らかな山姥切長義………?赤ちゃんか…
イメージ、かけ離れてないですよね。
かわい…って心のなかで思っただけか、口に出てたかは定かじゃないです。
たぶんお兄さん、ここまででだいぶわたしの山姥切長義を把握してくれてるので、あと2つは味が喧嘩しないやつでほいほい決めました。定番のアールグレイとニルギリですね。
あっ。
レポとしてダメなんですけど、決める過程で実はいろいろ香りも嗅がせてもらってました😳大事なところ…
まあそんなこんなで、できました、山姥切長義。
「じゃあお詰めしてきますね~」と店長のお兄さんがカウンターに。
変わりに(?)、シルバーのお兄さんがお話しに来てくれました。
「いい感じにできました?」
「あっとっても…いい感じに…」(突然キョドるわたし)
以下、心の声です。
お兄さん、お話ししてくれるんだ!!!!?!!?……えっいやちょっと待って気のせい?いや気のせいではない、気のせいではなかったらお兄さん、カラコン、青…………?
シルバーの髪に、青…………………………?
そんな概念みたいなことありますか?完全に山姥切長義じゃん。やば。顔がいいし、お洒落な眼鏡してるし、喋り方可愛いし、これもう現代に転生してカフェ勤務してる記憶のない山姥切長義じゃん。東京こわ。そんなことある?推しの概念の格好(違)したイケメンとか居るんだ。こわ。
以上です。
限界夢女がシルバーのお兄さんにどきどきしてる間に茶葉のブレンドが終わったみたいで、店長のお兄さんが容器に入った茶葉を持ってきてくれました。
「どうですか~?」
ってにこにこしながら持ってきてくれて、こっちもにこにこ。
めちゃくちゃい~~~い感じの見た目に仕上がってました。
コーンフラワー、めちゃくちゃ可愛い!白茶、(なんとなく)やっぱり刀っぽくて面白いね!?え、ていうか
「「めっちゃいい匂いする!!!!」」
友だちとシンクロしました。竹馬の友なのでめちゃくちゃ感覚似てて、だいたい同じテイストのもので感動できる友。本当に感謝です。
「めっちゃいいです~~~ありがとうございます~~~☺️」
わたし、めっちゃにこにこ。
「じゃあ完成させてきますね~」
ってお兄さん引っ込んで、また作業に戻られました。
シルバーのお兄さん、「ミルクティーどうでした?」とかまた喋ってくれる。ファンサがすごい。友だち2は男の子なんですけど、男の子にも普通に話しかけてた。決して女子を優遇しないイケメンのお兄さん、最高では???
「お兄さん、僕と好み一緒かも!僕もお兄さんが頼んだやつ好きなんですよ~」にこにこ。
男の子、「めっちゃ美味しかったっす」にこにこ。
あとは雑談してて、わたしが名古屋から来た話とかしてました。
あとは包み終わってお会計です。
店長さん、お会計しながらめっちゃ喋ってくれて、
「今日、名古屋から来られたんですね~いいですね」
「来たことありますか?」
「いやないです(即答半笑い)」
「ですよね」
「でも観光地ですよね、名古屋」
「そんなことないです(即答半笑い)」
お決まりのやつやっときました。名古屋住んでる人は分かるよね。こうなるもん…いいところはあるけどさ…
お会計終わって退散。
お店からしばらく歩いて、友だち1がめちゃくちゃにこにこしながら一言…
「ホストにハマるって、こういう感じか…」
分かりすぎて大笑いしてしまった。
「わたしシルバーのお兄さんと推しが同じ色過ぎてやばかったんだけどキモくなかった?平気?やばくなかった?」
「やっぱりそうだよね?おもってたわ。セーフセーフ。まあ普通に喋ってたよ!」
まあ…?ま、まあ…普通ならいっか…?いいのか??友だち2も「俺みたいなのにもちゃんと話しかけてくれてすごい」とか言っててめちゃくちゃ面白かった。
友だち1「いい意味で距離近くてめちゃ良かった」
わたし「あのイケメンだから許せる距離感かもしれん」
友だち1「絶対スタッフさん目当ての女の子いるよね!?」
わたし「近場にあったらわたしも通ってるわ…」
友だち1「わたしも~~~ww」
っていう会話をしながら帰りました。
以上です。何書きたかったんだっけ。
えっと、何が言いたいかというと、めちゃくちゃ良かったので皆行ってください…の気持ちです…(?)
長文で失礼しました…………