特許を取るまでの長い道6

苦労に苦労を重ねてやっと出願書が仕上がった。

発明学会の担当さんにも「何も知らないところからここまで

本当によく頑張りましたね」とほめていただいた。

私はここまでがんばったのだからあとはAさんに

商品化に向けての企画書、売り込み営業をやってもらおう。と思った。

Aさんに出願書が出来上がり、出願は終わったので企画書を作ってほしいと

依頼したところ出来上がってきた企画書が本当にどうしようもなく

ポンコツ企画書だった。

うそでしょ・・・ってレベルで驚いた。

そのポンコツ企画書を発明学会の担当さんに見せたが

担当さんも閉口した。

担当さんからのすすめもあり、私も企画書を作成してみた。

担当さんからは私の企画書で営業をかけたほうがいい。

とのアドバイスを受けた。まぁ、それはそうだろう。

私が発明したのだから開発商品への思いの深さやその開発商品への

知識の深さはAさんとは違いすぎる。

だから企画書のクオリティにも差がでてしまう。

私はAさんにAさんの企画書では商品化の営業をかけるのは難しいと発明学会

の担当さんに言われた旨を伝えた。

予想通りの反応だった・・・

ひとしきりの文句を聞かされたあと、

「パートナーは私だよね?発明学会の担当さんじゃないよね?

なんで発明学会の担当さんの意見をきくの?」とそれはそれは

愚問を投げかけてきた。

そりゃそうしょ・・・発明学会の担当さんはプロだもの。

どんどんAさんとの関係が悪化していった・・・

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