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息子たちが格闘技を始めた日

タイトルの通りである。

6歳と4歳の息子が格闘技を始めた。始めさせたというのが正しいかもしれない。きっかけは単純。自宅から徒歩2分のところに格闘技ジムがあり、しかもそこのジムの先生がなかなかの選手だということが分かったのである。これも何かの縁だろうと思い、1回の見学を挟みいよいよ練習初日が昨日であった。

格闘技を子供が習うということに対してみなさんどのような印象を持つだろうか。「こどもが格闘技なんて」「ケガをしたりしないだろうか」「体の大きな子がやっているんだろう」なんてとこだろうか。私はこれまでの人生で格闘技に関わったことは皆無で、テレビで時折見る程度であったため、格闘技を自分がやろうなんてことは思ったことはなく、まさか息子たちにやらせるなんて思いもしなかった。

そんなこんなで練習初日。息子二人と私の三人で自宅を出発。長男は「ドキドキする」と少し緊張気味の表情。一方の次男は「かくとうぎいきたくない」とうつむいてポツリ。長男は習い事はいくつかやっていたのである程度は慣れているが、次男は人生初の習い事。しかもそれが私も経験のない格闘技。次男の発言で、私もなんだかんだで多少緊張。いよいよジムに到着して、先生に息子たちを預ける。「よろしくお願いします。お任せします」と、息子たちを残し私は自宅へ。初回だし、私も一緒に見学することも考えたが、次男が甘えるだろうと思い、一旦帰宅することにした。思ったよりも次男はすんなりと私のもとから離れたため、なんだ大丈夫やんかと少し安心した。

一時間後。

妻と三男と三人で息子たちのお迎えに。少し覗いてみると、大きなお兄ちゃんたちに囲まれながら、うちの息子二人がサーキットトレーニングらしきものをやっていた。二人が寄り添うように。危うく泣きそうに。途中で私たちに気付いたものの、最後までトレーニングを終えた二人。最後に先生のお話があって、その後私たちの元へやってきた。くるなり次男が大号泣。抱っこして強く抱きしめた。「我慢しとったんやな、よく頑張ったなー」

決して会費は安くないし、妻からは「格闘技なんて大丈夫?」なんて言葉もあったが、初回の練習を終えて妻も私も、始めさせてよかったなーと強く感じた。息子たちにとっては、緊張とストレスで少し嫌な時間だったかもしれない。ただ知らない大人とお兄ちゃんたちと触れ合う大切さを知ってほしかった。私たちにとっては、息子たちの頑張りを見ることができ、息子たちへの愛情を再確認できた。お互いにとって素敵な日となった。

まだたった一回の練習を終えただけだし、来週は「もういかない」と言い出すかもしれない。それもそれでいいだろう。いずれにせよ昨日は私たち家族にとってすごく大きな一日を過ごせたのだから大満足だ。こういう日をできるだけ多く過ごしていきたい。

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