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【青色申告】【償却資産】【貸借対照表】ー国税庁と弥生会計のズレを治して見た

こんにちは。
私は、老後の暮らしの足しにするため、大した額ではありませんが、貸家を建て、家賃をいただいています。
そのため、毎年どうしても確定申告をしなければなりません。
毎年やってますが、これがまたおっくうでおっくうで。
あと、出不精なので、はじめの年は税務署に出向き、翌年は申告会場に行き、大体掴んだので次の年は郵送申告、その次あたりからはe-taxが始まったので早速e-taxに乗っかり、以来ずっとe-taxで申告しています。
こんな寒くて、外に出るのが嫌な季節、自室で申告が完了してしまうのは、非常にありがたいです。
とは言え、億劫なものは億劫なのです。

そんな中でも最も毎年イラッときていたのが、毎年弥生会計に取引を記帳して、弥生会計で一旦青色申告書を控えとして作成し、これを元に国税庁のHPにログインして、青色申告書を作成しているのですが、いつも「償却資産」の項目と、貸借対照表の「資産」が、弥生会計で作った青色申告書と、国税庁で作った青色申告書の数値がズレることです。しかも、数円単位で。

償却資産の欄。弥生会計で打ち出した青色申告書に、国税庁のHPで作った青色申告書の数値を赤ペン修正しています。数円ズレるのがわかりますか。
このズレがもととなり、毎年貸借対照表の「資産」の項目も数円ずつズレていました。
資産がズレれば合計もズレる訳で……こちらは貸借対照表の「資産の部」
こちらは、貸借対照表の右側の「負債・資本」の部。当然こちらもズレてきます。毎回本当にイライラしていました。

弥生会計さんに電話などで聞けば良いのですが、聞こう聞こうと思っているうちにいつも確定申告の時期になってしまうのでした。ちなみに、一応試しに弥生会計さんのHPを今年は見てみたのですが、やはり相談の電話は平日日中で、チャットボットもあったのですが、これはLINEの友達登録が必須なようで、億劫でそこで手が止まってしまいました。

とにかくこれは多分、端数の切り捨てや切り上げの問題だろうし、いままでのことはもう税務署さんに資料として上げているのでそれはそれで「正しい」ものとして、今回からでも、きちんと弥生会計で作成する青色申告書と国税庁で作成する青色申告書を同じ数値にできないものだろうか、今回はそこから始めてみることにしました。

んで、あれこれ試してみたら、うまくいきました。
うまくいったので、自分の備忘録と、「そうそうわたしもそれイラッときてたんだ!」なんて方がいたらの参考のために、私のような症状の方の為の(直し方)を以下に記入します。

■償却資産の計算数値を合わせる方法
1 弥生会計ー決算・申告ー減価償却 資産の登録 のアイコンをクリック。

固定資産一覧画面が展開します。

2 画面上のほうのコマンドらんの 拡張機能ー固定資産管理ー計算設定 をクリック

ちょっと字が潰れてますが、「円未満端数処理」の項目が、すべて「切り上げ」になっているのが見えますか。これが弥生会計のデフォルトです。

この、「切り上げ」を全て「切り捨て」に変更して、下の「OK」ボタンを押します。

これで、端数計算は合うようになります。次は、期首のズレてしまっている数値を直します。

3 同じ「固定資産一覧画面」から、今度は直したい資産の行にカーソルを合わせて右クリックして「編集」を選択します。

字が小さいので、赤い枠線で囲んだ部分を拡大します。

「期首償却累計額」の項目は変更可能になっています。
「期首帳簿価額」そのものには変更可能な枠はありませんが、この「期首償却累計額」を調整することで、今年から正しい期首償却累計額に訂正することができます。
 これを、資産ごとにやっていくと、今度はキチンと、償却資産も期首帳簿価額も弥生会計でも国税庁のHPでも青色申告書の数値が一致するようになりました。
 確定申告やりはじめてから20年くらい経ちますが、ようやくこんな初歩的な訂正をすることができて、恥ずかしいくらいですが、何かの参考になれば幸いです。

#確定申告やってみた  #期首帳簿価額


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