絵本を読みに来るおばさん

よく行く近所の子育て広場のイベントで、月イチでおばさんが絵本を読んでくれるイベントがあって2回ほど参加したが、このおばさんは絵本を読むのがめちゃくちゃ下手だ。読んでる途中で「あ、そういえば」「そうそう、実はうちの孫が...」などと言って、突然ストーリーから離れて別の話題に飛んでしまう。(しかも飛んだ話題も別に大した話ではない)
子供に読み聞かせしてるところなんだから、とりあえずいったん読んであとで話してくれよ...と、赤子を膝にのせた母親たちみんな思ってるだろう。しかもページをめくるたびに「指先が乾燥してるせいで、ページがめくれない」ということをわざわざ言って報告してくるので、こっちも話に集中できない。めくるの遅くなってもいいから口に出さないでほしい。もしくはなんらかの対策をしてくれ...。

読み聞かせをする仕事なのに、めちゃくちゃ絵本読むの下手なおばさんだが、「かいじゅうたちのいるところ」の初版本を持っていて、それはかなり興味深かった。初版本は「いるいるおばけがすんでいる」というタイトルでウエザヒル出版社(もうない)から1966年に発売。タイトルや訳も今のものとは違っていた。監修に三島由紀夫の名前も。

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で、この初版本の読み聞かせもしてくれたんだけど、2ページくらい読んだところでまた話が飛んでしまった。おばさんはこのイベントに30分遅れてきたので開始も遅くなっていたのだが、わたしは次の予定があったけどこの本の訳は気になったので聞いてから帰りたかった。が、なかなか話が本編にもどらないので、結局あきらめて途中で退出しましたおわり。

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