中の人から見た有給取り放題制度について

ゆめみがPR記事としてねとらぼに掲載してもらった有給取り放題制度を中の人から見た感想(※個人の感想です。)

創業時期からゆめみに在籍するが、正直言ってゆめみがこういう事ができる会社になったのが半分信じられない。実際のところ急激な変化についていけず、半分は『おいおい、こんなことやって大丈夫か?』という不安もある。

昔話をすると、創業当時は残業込みで月間の勤務時間が400時間となった月もあった超ブラック企業。(人によっては450時間など)400時間の月は8時間客先常駐したあと自社に戻って飯食った後に深夜に5-6時間のもともと持っていた案件の実装で一日平均13-14時間勤務x30日労働、その後職場でそのまま寝て起きたら客先に行ってなんて無茶をしてた。ベンチャーの最初なんてそんなものかもしれないしそうじゃないかもしれないが、結果として2000年ごろに大量に起業したベンチャー企業の中で数少ない生き残り企業になれた。
しかしその後、私も2004年ごろに結婚、働き方をちゃんと考えないといけなくなったころから少しづつライフワークバランスが取れるようになってきた。
その後4人の子供に恵まれて足掛け10年に渡る保育園への登園は私の仕事となったがその頃には業務開始時刻の調整がつきやすくなっていたため滞りなくこなすことができるようになった。

ただ、その頃からゆめみも従業員に休みをきちんととらせる方法をいろいろと模索していたようだ。ゆめみには過去には取り切れずに失効してしまった有給を何らかの理由があり、上司の承認があれば遡って取得することができる制度、”失効有給取得制度”があり、そちらは何度か利用した。理由なんて実はなんでも良くて家族の看護や勉強、ただのリフレッシュでも取得可能。
通常の有給がまだ余っていてもそちらから利用することもできたし、その休暇の取得と同時に一部の休暇を買い取ってお金に変えてもらうこともできた。

話は飛んで、有給取り放題制度が本格的に導入されるのは今年からの話で、実は去年までの実績は全く無い実験的な制度である。また、来年もまだあるかは誰にもわからないが、使いにくい制度はどんどん変えてシンプルにしていこうという力学がこの会社の基本理念にあるように思われる。

従業員の私から見てこの制度の最大のメリットはやはり心理的安全性。過去にフリーランスの道を模索して周りの人間に聞いてめんどくさくなって2日で諦めたことのある私だが、何らかの形で働きにくくなってもなんとかなりそうだというこの心理的安全性には勝てないので今回の改定は素直に嬉しい。
どうせ子供は学校があるし、ズルして休もうとかっていうのはそこまで無い。ただ業務、案件の谷間でめちゃくちゃ暇な日ができたら気兼ねなく休むかもしれない。

そんなこと言っても実際に休めるかは別の話という声も聞かれるが、そちらはアサインされた案件依存で確かに休みが取りにくい時期というものは存在するが、年間を通して休めないような案件はそれはそれで問題があるのでそこに厚めにリソースを投入するなどの改善は常に図っている筈。(ゆめみ社内の人間だけど全然できていない。っていう方、こっそり連絡ください。)

、、、こう言ってる私だが去年のお盆休みの時期は案件の調整に失敗したため冬休みにかなり割り振り、クリスマスから1/6までのお休みをいただきました。(、、、が、実際には案件を進めめたかったため実家で作業。捗った。)

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