Avalabにアバターを登録する前にやっておいた方がいいこと


これは何?

Avalabという今自分があそんでいるAIイラストサイトで、アバターを登録する前にやっておいたほうがいいことと、ちょっとおまけをまとめました。

自分はこれが初AIイラスト生成サービスの使用で、Avalabで遊んで興味が沸き他のAIイラスト生成サイトも少し触った程度です。そのレベルで以下記述します。

そもそもAvalabとは?他AIイラスト生成との違いは?

VRMモデルを登録して、その3DモデルデータからAIイラストを生成するサービスです。

他AIイラスト生成サイトと比較したAvalabの最大の特徴は『ごく簡単にVRMモデルに寄ったイラストが出力されること』です。
自分の場合はVRoidのSampleBちゃん、素のうににちゃんを登録しました。下記の様にVRMモデルの特徴がしっかり反映されます。(現状自分の試した範囲内ですが、画風の変化はうににちゃんと比べて比較的ハイポリのSampleBちゃんの方が色濃く反映されました)

これで興味を持って、試しに他のAIサイトでも軽くあそんでみましたが、そもそもの反映(例えば青肌)も成功しづらく、また出力結果はきれいなのですが、当たり前の話として元のアバターにはそこまで寄っていません。

右下のイラストの年齢感を左下ぐらいにして青肌にしたい

ぶいちゃやclusterであそんでいる、自分の思い入れのあるVRMモデルを持っている方にとっては興味深いサービスかと思います。
そもそも『思い入れのあるVRMモデルを持っている』という状況自体が珍しくもあり、VRであそんでいる方達にとってはピンポイントでささりそうなサービスです。

本題

2024/05/29時点、Avalabはアバターの新規登録を停止しています。(無料広告期間を一旦停止して、課金サービスの準備中だと思います)
新規登録が再開されたときにスムーズにできるよう、登録前の作業をここに書き記します。

[1]VRMへの変換、軽量化

clusterで普段あそんでいる方はそもそもVRM形式のアバターなのでこの点は気にしなくてよいのですが、ぶいちゃであそんでいる場合はVRM形式を持っていない場合が多いです。

また、Avalabへのアバター登録の際は、VRoidHubにアバター登録するワンクッションが現状必要です。(Avalabに直接VRMファイルをアップロードできる機能が実装予定らしいです)
VRoidHubへアバター登録する場合は64MBのファイル制限があるので、軽量化も場合によっては必要です。

VRMへの変換、軽量化については既に下記記事でまとめられているのでそちらを紹介します。
おそらくですが、揺れものの調整や表情の登録は必要ありません。(さすがにそこまではAvalabで使用していないと予想)
また、公式Discordでモデレーターの方が、表情のシェイプキーはAvalabでは必要ないと発言されているので、それも削除可能です。

また、登録した衣服の形状、色も生成イラストに反映されます。例えばプロンプトで着物を指定した場合、元衣装が反映されます。
特定の衣装や色を指定することもできますが、ベースにしたい衣装があると、その変化を楽しめます。
(左上)…着物を指定。色味と肩出しの形状が反映?
(右上)…着物を指定。色味が反映?
(左下)…サンタコスチュームを指定。肩出しが反映?
(右下)…黒いセーラ服を指定

[1:補足]ローポリ版、ハイポリ版が選べる場合

この章の内容は限定的な状況でのみ有効な内容で、しかも確認できないため不確かです。

登録しようとしているアバターにハイポリ版、ローポリ版があり、ハイポリ版を軽量化してアップロードできる場合は、ハイポリ版を採用した方がよいと予想しています。
理由は、ハイポリアバターはデフォルトで情報量が多いイラストが生成され、ローポリアバターはデフォルトで情報量が少ないイラストが生成される傾向が私の手元で見られるからです。
ハイポリアバターのイラストをプロンプトで情報量を減少させることはある程度できていますが、ローポリアバターの情報量増加については未だ私は成功していません。

ただし、Avalabの予定されている機能追加の中に『ツーショット機能』というものがあり、これはフレンド等とでツーショットイラストを作成できる機能らしいです。勝手な予想としては、これができるのであれば使用アバターに依らず情報量を調整できるのでは?と思っているので後々解決されるかもしれません。

[2]マテリアルの輪郭線の設定

この章の内容も、再登録で確認できないため不確かです。

Avalabに登録するVRMファイルの内容で、マテリアルの輪郭線も反映されているような気がします。うににちゃんは輪郭線がしっかり描画されるタイプで、これがどのイラストにも反映されています。
マテリアルの輪郭線の設定は下記でON/OFFできます。
輪郭線にこだわりがある場合はここで作業しておきましょう。

自分は輪郭線OFFにしたかった

VRM登録

自分の場合は、Avalabにアバター登録して1日後ぐらいに登録完了しました。(多分AIの学習時間)
登録時、6枚サンプルとして画像が出力されます。それらのプロンプトを参考にしたり、お題ガチャや公式Xのおすすめプロンプト等いろいろあそべます。

おまけ

公式Discordや公式発表があった、プロンプト記述に役立つかもしれない情報を下記します。

■内部で使用しているAIモデルはStable Diffusion
参考: CGWORLDインタビュー記事
■長いプロンプトでの入力や、「(phrase) = phraseの影響度を1.1倍にする」のような形での強調が可能
(公式Discordのアナウンスより)

後、公式Discordである程度頻度高く質問されている、生成された画像についての権利は、下記で確認できます。
Avalabサービスポリシー
公式Discordでも、生成された画像は、第三者の権利を侵害しない限りは自由に使って問題ないと発言されています。

ルールとマナーを守って楽しくあばらぼしよう!!

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