見出し画像

第56回CBC賞(GⅢ)

 CBC賞、もう伝統の夏のスプリント王決定戦のイメージです。そもそも、スプリンターズSがG1に昇格した1990年当時、古馬のスプリント重賞はそもそも数がなく、その中で一緒にG2に昇格した由緒ある競争。

 1996年高松宮記念(当時は高松宮杯)がスプリントG1になった際に、冬のスプリンターズステークスの前哨戦となってからが、まさにCBC賞黄金の歴史。いきなりエイシンワシントンVSフラワーパークの一騎打ちに始まり、スギノハヤカゼ、マサラッキ、アグネスワールド、トロットスターと当時のトップスプリンターが勝ち馬を名を連ねる名門レース。当時にレースレーティングという考えがあったなら、高松宮記念よりCBC賞の方がレースレーティング高く出たかもしれませんね。

 今年に至ってはCBCなのに9年ぶりの阪神開催、もはや往時の栄光は記憶のかなたのスプリントハンデGⅢですが、今年は幻の高松宮記念の覇者、クリノガウディ―が出てきました。いまとなればグランアレグリアの追い込みを凌いだのは事実、ダイアトニックも函館SSを58kgで圧勝しており、普通に考えればここは逆らえないところ。

 相手は、高松宮記念こそ力を出し切れなかったものの、やはり時計のかかったシルクロードSの勝ち馬アウィルアウェイに、今年の4月に重馬場の阪神準オープンを勝ち切っているグランドロワ、さらに3連勝でかつ54kgで臨めるミッキースピリット。相手サイドは思ったより人気ないのですが、どうでしょうかね。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?