この機会にいろんな人にお話聞いて課金記事の全額お渡しするnote 第n回:あとがき

緊急事態宣言の2ヶ月間。こういう時に、表に出る人でも見え方を気にして自分では動けない照れ屋の人っているじゃないですか。元々は、いろんなジャンルのそういう人たちに今まで聞いたことのないお話聞きたくて提案したんですが、課金となると事務所との兼ね合いとかもあって話が止まりそうで、すぐにできるフリーのスタッフさんたちに声がけさせていただいてこの企画はスタートしました。

でも見えないとこで頑張ってる人をちょっとでも紹介できたし、今回の状況で裏方も大変なことを少しわかってもらえたと思うので、結果的にこうなってよかったなと思ってます。

なんか、これをやっていて「無償でやっててすごいね」と言われること何度かあったんですが、人の判断基準って損得だけじゃないと思うんですよね。何かの本で読んだかラジオで聞いたか忘れたんですが印象に残ってメモしている言葉があって

人間には三種類の人間がいる。善悪を基準に行動する人。正誤で動く人。そして、損得で判断する人。善悪と正誤は区別がつきにくいかもしれないが、前者は例えば、規則には背いているけどその方が(倫理的や合理的な意味合いで)善いと考えるから行う人である。

これ言い得てるなと思いつつも、この基準で人間を三種類に分けるのはちょっと乱暴じゃないかなとも感じていました。どの判断基準に対して比重が大きいかというのはあっても、実際のところは「あのことについては損得で考えるけど、このことは善悪で考える」というように場面場面で変わる人が多いんじゃないかなと思います。

僕めっちゃお金好きで、働きや仕事に応じた報酬はちゃんともらいたいと思ってるんですが、この企画については損得について考えてなくて「正誤」と「善悪」の基準で「多分正しいことだし悪いことじゃない」という結論でゴーしたので。

ただ実際やってみたら「俺こういう文章書くのそんなにうまくないんだな」と気付けたし、読者としてなら合計3500円課金しないと知り得ない話を0円で直接聞けてるので(書いてないことも聞けたし)結果的にだいぶ得してます。でも目に見える得をしているように見えたらこの企画崩れると思っていたので、最初の記事あげた時に「サポートする」という援助ボタンが出てきて焦ったけど、設定で消せてホッとしました。

あと「売り上げは公表するんですよね?」「金取るんかい!」とかも来たりしたので、何やっても批判ゼロということは無いんだろうなということも知れたのでよかったです(皮肉)

この企画について「あいつ気持ち悪いことやってんな」と思う人もいると思うんですが、そう思う人は元から僕のこと嫌いだと思うし、そう思う人と仲良くしたいと思わないのでなんも思わないです。

照れ屋が損をして節操のない人が得をする時代になってしまっているけど、僕も照れ屋なのでこれからも照れ屋の人たちを応援していければなと思っています。

お話聞かせていただいた皆さんありがとうございました。まじおもしろいお話ばかりでした。このメンバーが集まってライブやるのとか楽しそうですよね。

購入していただいた方々ありがとうございました。みなさんの優しさはダイレクトにインタビューさせてもらった本人のところに行きます(まだ間に合います)

広めたり連絡してくれたりした方々ありがとうございました、励みになりました。尊敬してる人たちが企画褒めてくれて嬉しかったです。

楽しかったのでまたやりたいんですが「この機会」が来ないほうが幸せな世界なので、もうやらなくていいと思います。

この企画が二度と行われることのない世界を願って!

(おわり)