時間を止める三ステップ①

※当コンテンツは2019年10月6日、最終的な添削・修整がほどこされました。

《連載開始に向けてのご挨拶》

悟り研究家の中島タローです。これから何回かに分けて「時間を止める三ステップ」という名の「時間(心理的な時間)を止めるためのメソッド」を皆さんにご紹介して行きたいと思います。

この方法というのはそもそもは、悟りを目的としたある私のオリジナルメソッドTOUS(「テクニック・オブ・宇宙の外に出る悟り」の略称。旧名「覚醒の便法」)の中に含まれているものであって、一つの独立したメソッドだったのではありません。

もっと詳しく言いますと、その私のオリジナルメソッドTOUSというのは四つのステップから成るメソッドなのですが、その中の最後のステップ(第四ステップ)を外したものが前述の「時間を止める三ステップ」なのです。

言い換えれば、四つのステップから成るTOUSから最初の三つのステップだけをゴソッと切り離して独立させたものが「時間を止める三ステップ」の実体なんだってことですね。

そんなものが一つの独立したメソッドたり得るのか? と思われるかも知れませんが、そんなものでも立派に一つの独立したメソッドたり得るのですよ、これが。だからこそ、「時間を止める三ステップ」なんていうそれ専用の呼び名が付いてるわけです。

TOUSが悟りの発生を促すことを目的としたメソッドであるのに対して実は、この「時間を止める三ステップ」というのは時間(心理的な時間)を止めるためのメソッドだとも言えますし、真我でモノを見ている状態になるためのメソッドだとも言えますし、はたまた心を脇に置くためのメソッドだとも言えます。

たった一つのメソッドなのにずいぶん色々な効果があるものなんだな、と思われたかも知れませんが、その感想は当たってるとも言えますし、当たってないとも言えます。なぜかと言いますと本当は、時間(心理的な時間)が止まることと、真我でモノを見ている状態(ちなみに、これの中に感じることは含まれておりません)になることと、心が脇に置かれることとは、バラバラにあるのではなく一つの事柄の三つの側面だからなのです。

それら三つは同じ一つの事柄を三つの角度から眺めたものに過ぎないんですね。

前出の三つの要素を仮に、A、B、Cと名付けるとすれば、Aの中にBとCが含まれ、Bの中にAとCが含まれ、Cの中にAとBが含まれる、ということでもあります。

ということで、「時間を止める三ステップ」によって得られる効果自体は一つなのだけれど、その一つのものが見る角度によって「時間が止まること」であったり、「真我でモノを見ている状態になること」であったり、「心が脇に置かれること」であったりする、というわけです。

むずかしいかも知れませんが、いずれあなたにもお分りになる時が来るかも知れません。

じゃあなぜ、「時間を止める三ステップ」なんていう、まるで時間を止める効果しかなさそうな呼び名をそれに付けたのですか? という声が聞こえてきそうですが、それに関しては、なるべくシンプルな呼び名にしたかったから、という程度の答えしかお返しできません。

この「時間を止める三ステップ」を実践することによって皆さんは、悟りには到らないまでも時間が止まるところまでは行けるはずです。あなたの実践の仕方に間違いがなければ、という但し書きは当然つきますけれども。

この記事の締めくくりとして、時間が止まるってどういうこと? と思っておられる方のために、覚醒者・ニサルガダッタ・ハマラジと質問者の間に交わされた次のような会話をご紹介しておきます。

【マハラジ】
動きを止めなさい。
すると、時間が止まる。

【質問者】
時間が止まる? 
それはどういう意味でしょうか?

【マハラジ】
過去と未来が、
永遠の今のなかで溶け合うのだ。

引用元/『アイ・アム・ザット 私は在る』423p
発行所:(株)ナチュラルスピリット

今回の話は以上です。

中島タローでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?