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※無料記事【2020年・交流重賞の旅の振り返り】~反省と課題、そして2021年の飛躍へ向けて~

note/TAROの地方競馬をご覧の皆さま、あけましておめでとうございます。

昨年は地方の重賞も含め、たくさん読んで頂きありがとうございましたm(__)m

2021年もどうぞよろしくお願いいたします!

さて、さる2020年の『交流重賞の旅』の振り返りをしていなかったので、キッチリ総括をして、今年さらなる飛躍をできるように下地を作っていきたいと思います。

2020年も40レースを戦い抜き、最終的な成績は以下の通りでした。

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◆2020年交流重賞の旅・最終結果
 40戦7勝4ガミ 的中率 27.5% 回収率 136.9%  
 購入 397,200円 払戻 543,710円 収支 +146,510円

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※トリガミに関しては、勝敗=負け、的中率=的中として計算しています。
※購入の端数は除外→返還によるものです。

2015年にスタートして以来の推移はご覧の通り。

2015年 的中率 40.0% 回収率 129.5%
2016年 的中率 33.3% 回収率 173.8%
2017年 的中率 37.5% 回収率 124.4%

2018年 的中率 25.0% 回収率 69.4%
2019年 的中率 30.8% 回収率 185.4%
2020年 的中率 27.5% 回収率 136.9%

プラスで終われた…という事実には満足しているものの、同時に、後半は伸びし切れなかったこともあり、

『このまま進化しなければ2021年の交流重賞は勝てない』

という危機意識も芽生えた1年になりました。

もちろん、だからこそ進化をするべくこの記事を書いています。

まず現代の交流重賞は、以前より荒れるようになっています。これは大前提。だからこそ年に数回訪れるチャンスをモノにして、一撃で回収する……というのが、回収率を最大化する最も良い方法だと考えています。この考えは今もそこまで変わりません。

実際、2019年は全日本2歳優駿、2020年はエンプレス杯の大回収が大きく貢献してくれました。

ただ、2020年を振り返るとやはりもう一撃は欲しかったなと思います。毎レース1万円の勝負馬券をお届けしていますが、1000%を超えたのが、2月のエンプレス杯、そして10月の南部杯の2レース。これがもう一発くらいあるとだいぶ楽になるんですよね。

チャンスはいくつかあった、12月の全日本2歳優駿、これは直近なので覚えている方も多いでしょうが、正直結構悔しかった。ただ、追い負けての4着なので仕方ない。

それより反省&今後に生きるという意味では、7月のジャパンダートダービーでしょう。このとき断然人気だったカフェファラオを5番手まで評価に落としました。そして本命は◎ダイメイコリーダ。ここから手広く挑んだのですが、この“手広く”の覚悟が足りなかった…。

○▲を2列目にしたために、手広く攻めきれず、いつもの買い方なら獲れたであろう△◎☆の組み合わせで3連単77万馬券を取り逃し。

「年に一度こういうレースを取るために予想しているのに…」

という悔しさがこみ上げてきた一戦でした。

交流重賞が荒れるパターンは大きく2つあります。

1、 断然人気馬が飛ぶ
2、 ハイペースの差し決着

前述したエンプレス杯や2019年の全日本2歳優駿は「2」に該当します。ジャパンダートダービーは「1」。

こういったレースに遭遇した時、大事なことがふたつあります、それは……

「思い切りを忘れないこと」
「絞らないこと」

思い切りというのは例えばカフェファラオをとりあえず2~3番手にしよう、というような守りの姿勢にならないことです。これをすると大魚を逃します。

同時に、馬券を絞らない、これも大事になります。

何度も同じことを繰り返すようですが、それだけ肝に銘じていないとやっぱり絞りたくなるし守りたくもなるんですよね。だから何度でも書くのです。

さて、2020年の交流重賞を振り返ると、波乱といえる3連単5万を超えるレースは9回ありました。その9レースは時系列で以下の通りです。

エンプレス杯 →ハイペース前崩れで地方馬ナムラメルシーが2着激走
東京スプリント →単勝1.5倍のコパノキッキングが5着惨敗
さきたま杯 →7番人気ノボバカラがアタマ突き抜け、2~3着が地方馬
ジャパンダートダービー →単勝1.1倍カフェファラオが7着惨敗
日本テレビ盃 →単勝2.3倍アナザートゥルースが5着、地方の7番人気ストライクイーグル3着健闘
マイルチャンピオンシップ南部杯 →地方の7番人気モジアナフレイバー3着健闘
JBCスプリント →地方サブノジュニアが8番人気で勝利
JBC2歳優駿 →単勝2.3倍タイセイアゲイン13着惨敗、人気薄地方馬のワンツー
全日本2歳優駿 →単勝1.9倍デュアリスト7着惨敗、地方馬のワンツー

こうして並べてみると荒れるレースの法則が見えてきます。

まず目立つのは、南関東のレース

9レース中、南部杯とJBC2歳優駿を除く7レースが南関東の開催でした。南関東は地方馬のレベルが高く、地方勢の台頭により波乱になるレースも多数。この傾向は納得でしょう。

交流重賞40レースのうち南関東開催は40分の23レースですから、そこからしても確率は高くなっています。

もうひとつは、2歳戦。一年を通して4レースしかない2歳限定戦のうち2レースが大波乱になっているのは偶然ではないでしょう。やはりまだ馬の全貌が見えないために、人気=実力ではなく、中央勢が何となく人気になる割に、レースでは地方勢の健闘が目立ちます。

あとはやはり短距離戦。これはかねてから指摘していることですが、中長距離よりも短距離戦の方が波乱度が高いのは交流重賞の近年の傾向通りです。

逆に言えば、

非南関東の中長距離戦

に限ると配当はかなり落ち着きます。

佐賀記念 2,840円
名古屋大賞典 1,920円
兵庫チャンピオンシップ 1,080円
マーキュリーカップ 5,860円
ブリーダーズゴールドカップ 4,660円
白山大賞典 2,900円
名古屋グランプリ 3,820円

ご覧の通り2つの条件に当てはまる上記7レースは3連単万馬券超が一度もない。

これはデータだけでなく、感覚的にも近いです。というのも南関東以外の地方馬はやはり中央馬とのレベル差が大きい。結果的にJRA勢だけの争いになることが大半で、せいぜい地方の筆頭格が1頭2~3着に絡む程度というのがほとんど。配当もおとなしくなるわけです。

というわけで、2021年の交流重賞の旅のテーマは“メリハリ”です。やみくもに穴を狙い続けるのではなく、かといって守りに入って絞るのではなく…

波乱度の見極めの精度を高くして、的確に狙い撃つ!

その上で、毎年掲げている、ある程度的中をコンスタントに続けた上で、ちょいちょい高配当を獲りつつ、年に2~3回爆発する…を目指したい。

具体的には…

的中率 37.5%超(※40%はハードルが高い気がするのでこれくらいで)
回収率 140%超

そして、

レース回収率1000%超を3回以上

以上を目標に頑張ろうと思います。すべて達成したら回収率はもっと行きそうですけどね(^^;)

何はともあれ、交流重賞の旅の初戦はまだ少し先。

1/20(水)TCK女王盃

それまでにさらに腕を磨いておきたいと思います。もちろん、南関東を中心に交流重賞以外の予想も昨年同様に続けていくつもりです。

2021年は、地方競馬の予想も最高の年にしたいと思っています。是非、今年もお付き合いいただければ幸いです。

長い1年になるかと思いますが、よろしくお願いいたします!

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