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オヌヌメ勉強法

人それぞれに自分に合った勉強法というものがあると思う。
ボクにも1つユニークなのがあるので、紹介したいと思う。

それは、
「アニメを流しながら勉強を進める」
というものだ。

わかる。わかるとも。

これ、小中生の時とか、親に見られたら絶対に激怒されるし
大人になってから、配偶者などに見られたら、電気代の無駄だの、明日も仕事なのだから、だの、そんなことより子どもの面倒をだの、間違いなくお小言を頂戴する羽目になるヤツだし
なにより、アニメを作った人たちに失礼だという意見があるのは、大変ごもっともなご意見だと思う。

けれども、ボクにとっては、参考書を開く動機づけと、短期的な集中力の維持と、継続性とを兼ね備えた、なかなかに良い方法なのだ。

もちろん、欠点はある。当然ながら、アニメの好みのシーンではそちらに集中力をすべて奪われるので、その分、勉強にだけ向き合っている場合と比べれば時間はかかる。

と、思いきや、ボクの性質上ちゃんと目の前の物事に集中できている時間というのは結構短い。かなりの頻度で寸断される。どうしたって開いている参考書の文を追う目が滑ってしまうようになったり、全く関係のないアイデアを頭の中に走らせてみたり、知らない言葉や漢字をググった先の関連語を無限に検索し続けたり、突然どうしようもなく眠くなったりする。
集中力のある時に読んでいれば頭に入ることも、気が散っていればそうもいかない。しかし、参考書しか開いていなければ、気が散っていたとしても、無理にでも読み進めようとしてしまうのである。だからといって、一度本を閉じてしまうと、次にその参考書を開くのはいつになるのかわからない。

だったら、どうせ散り行く意識の向かい先を最初から刺し挟んでおけば良いのだ。

アニメの方だって、1話だいたい25分弱、常に見せ場があるわけじゃない。1クールだいたい12話の中でお約束の水着回とか温泉回とかはわりとどうでもよかったり、後々のカタルシスのために嫌われ役が視聴者のヘイトを稼ぐ場面も、別にじっくりと見ている必要もない。そんな時は、もう、勉強の方へグイグイ集中できるわけだ。
一方で、
血湧き肉躍るバトルシーン、みんな大好きメカメカしいシーン、胸が熱くなる友情シーン、目頭が熱くなる感動シーン、世の中の全てを祝福したくなるような恋愛シーン
そういった場面になればしっかりとテレビ画面の方へ食らいつき、しっかりと見終わった後で

「とても良いものを観せてもらった」

という感動を胸に、改めて勉強への集中を高めることができるのである。

ここまで書いてみて、この勉強法が成立する条件というのが、なかなかに厳しいことに気がつく。

アニメと、勉強と、その両方がボクにとって面白いものでないといけない。

この条件にビタッとハマれば、目移り激しいボクの集中力は、どっちに向かっても大満足なので、何時間でもいけてしまう。
そうでなければ、容赦なく眠気に襲われる。

そうなのだ。ボクの性質は元来、ほかの人と比べてとても怠惰ないきものなので、興味惹かれることをやっているか、そうじゃなければ寝ているかの基本2択なのである。
それに加えて、その時々で気が移りやすい。これではまともに机に向かっていられるはずがないのである。
それに加えて、ボクには椅子に座っていると眠くなる性質まで持ち合わせているので、机に向かうと眠くなる。
この、気が移りやすい性質は趣味のお菓子作りの時にもよく発揮されていて、レシピ通りに作る予定が、いつの間にやら湧いて出た思いつきによるアレンジをし始めていることの、なんと多いこと。それが元で失敗して、作り直しになることだってあるのに、全然懲りない。

そういうボク個人の特性に合わせたやり方である
「アニメを流しながら勉強を進める」
とても万人にオススメできる方法ではない。
まして

決して良い子は真似しちゃいけません。

けど、そんないい加減なやり方でも、自分に合っていれば、それなりの成果はでるもので、
最近では『認知症世界の歩き方こう人ファシリテーター』認定を受けるために必要な【認知症世界の歩き方検定】をパスすることに成功した。
2023年の1月からアニメ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているのだろうか』4期が始まっていて、気にはなっていて、1期から観始めるとなると、結構なボリュームだなぁと腰が重かったのだけれども、良い機会だったので、これを観ながら、検定の出題範囲である『認知症世界の歩き方 実践編』を読んだ。
読み終わった勢いで、『ダンまち』を観ながら【認知症世界の歩き方検定】を受けた。
結果、正答率95%以上で合格のところ、96%というギリギリラインで合格した。答え合わせを見返してみたところ、間違いの多くが、問題文の見落としによる間違いだった。そりゃそうだ。

…なんだか、いろんな人に謝った方が良い気がしてきた。

だがしかし、合格は合格なのである。

あ〜
『ダンまち』2クール目の途中なんだけど、どうしようかなぁ。

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