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GW6日目 砥鹿神社例大祭

愛知県豊川市に行ってきた。
豊川市といえば豊川稲荷が有名だが、今回のお目当ては砥鹿神社。

もちろん豊川稲荷にもあいさつはしてきた。砥鹿神社での撮影が上手くいきますようにとお祈りも兼ねて。

撮りに来たのは砥鹿神社例大祭で行われる「流鏑馬式」
コロナの影響で停止されていたので、実施されるのは実に4年ぶりとのこと。

お祭りからしか摂取できないこの高揚感、久しぶりだ。
屋台で唐揚げを買い、ビールで流し込んで準備は万端。いざ。

この流鏑馬式の主役は煌びやかな衣装を身に纏った小学校高学年から高校生の少年たちと、彼らの騎乗する馬達。きりりと凛々しくてカッコ良い。

流鏑馬が駆け抜ける馬場は、普段はアスファルトの参道なのだけれど、この日のためだけに土砂を敷き詰めて特設されたもの。この270mを12頭の流鏑馬たちが3往復し、迫力ある走行を披露してくれる。
多くのカメラガチ勢たちが絶好のポイントを求めて蠢いていた。
僕の装備はX-Pro2にXF90mm F2.0とGFX50RにMINOLTA MC ROKKOR-PF 58mm F1.4。
Pro2はともかくオールドレンズを装着したGFXで疾走する馬を撮れるのかはだいぶ心配。
まあ心配したところで始まらないので、馬場に座り込んで腹を括った。

16時、ワッという歓声を開始の合図に、流鏑馬が土を蹴りつける足音が鳴り響いた。

思っていた以上に速い…!!そして思った通りピントが合わせられない…!!そして騎児たちすごい!手綱から手を離し、両手を広げての騎乗だなんて…。
ちなみに砥鹿神社の流鏑馬は一般的にイメージされるものと違い、弓矢で的を射抜くことはしない。五色の布引が風にはためく様は他に類を見ない美しさ。なんとしても綺麗に撮りたい…

あまりにも一瞬過ぎて呆気にとられている暇もなく、次々に流鏑馬たちが駆けてくる。

は、速いんじゃあ……
フレームにおさめることすらままならない。
ああでもないこうでもないと試行錯誤するうちに1往復目が終了。
2往復目はピント位置ををあらかじめ決めておく置きピンでいってみた。

上2枚のGFXの方は1往復目よりは良い感じに近づいた。3枚目は逆にAFが効いているはずのPro2。画角が画角だけに置きピンにしても上手くいかない。ピントが合っていれば構図も布引のはためきも良い感じだったのだけど、惜しい…。

そして3往復目。

頑張れPro2…!90mm…!

GFXの方がピント合ってる…?(まぐれ)

それにしても騎児たち、騎乗を重ねるごとに表情にも自信がみなぎっていくというか…まさに「戦いの中で成長している…!」感じ。
400年以上続く神事を通して子どもたちの中に自信が芽生えていく様子を目の当たりにできていることに感動した。

凛々しく、そして楽しげに。とても良い伝統行事だ。

ほんの少し、ほんの少しだけピントが外れたけれど、今回のお気に入りはこの1枚。思った構図で撮れているのと、騎児の表情がキマっている。

ピント修行を重ねて、またリベンジしたい。

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