【無料記事】こんな本が欲しかった!→『有利な馬がすぐわかる 競馬場コース事典』(著:馬ノスケ)-競馬本の感想-
馬ノスケさんの新刊
を読みましたので感想を書きます。
先に結論から言うと、凄くいい本でした!
「いい本」
ってなんだよって話ですが、この本に関していえば、
「目的が明確」
ってところですかね。
表紙のフェイク帯のところに書いてあるんですが、
「単純明快 こんな本が欲しかった!」
まさにその通りだと思います。
コース事典というタイトル通り、JRAの基本全コースの解説が書かれています。コースの本って、ありそうでないんですよね。なので一家に一台というか、競馬ファン一人に一冊持っていていいんじゃないかなと。
それに、知ってるようで知らないことってありますよね。
東京芝2000mは内枠有利…なんてよく解説されますが、実はそうでもない。
中山芝の有利不利はコースやクラスによっても大きく変わる。わかっているようで、わかっていないこと、わかっているけど再確認したいことが書かれています。
これから予想しようって時に、コースの基本をチェックするのに使えそうです。立体コース図が個人的には好きで、どこが上り坂で…とか意外と忘れがちなんですよね。
ちなみに馬ノスケさんは初の著書。
全コースを書き切るのはそれなりに大変だったと思うのですが、かなり早い段階でキッチリ書き上げていることからも、読んでいてソツがなく、すべて丁寧に書かれているなという印象でした。
例えば東京芝3400mはダイヤモンドSでしか使わない、年に一度のコースなのですが、そういった舞台にも手抜きなく書かれていることは素晴らしいと思います👏
ココからはもう余談ですが、やっぱり本の執筆ってそれなりにやる気と情熱がないとできないんですよ。
よく事情を知らない人が、
「印税でウハウハでいいな~」
とか言いますが、いやいや、正直本ってそんなにお金だけで言えば得なものじゃないですよ? なんならネットでnoteやらなにやらやってた方が良いくらい。
でも、人生って、競馬って、お金だけじゃないでしょう?
伝えたいことがある、残したいものがある、そういう情熱があるからこそ、書き切れるんだと思いますよ。
馬ノスケさんは一度だけだと思うのですが、仕事でご一緒したこともあって、裏表のない誠実な方だという印象があります。本って人柄が出ますし、手抜きってバレますから、そういう意味で信頼できる一冊だなと。発売直後の土日でプラス収支を連発したのも、持ってるなと思いますな。
良い意味で流行り廃りのある内容ではないので、本棚に一冊、あるいは電子書籍の中で一冊、持っておいていいんじゃないかなと。
有利不利を理解して買うのと、何もわからず手を付けるのとでは、長い目で見れば差がつきますからね。
予想の楽しみに貢献してくれる良書だと思います。
あ、なんか褒めてばかりですが、忖度なしで書いてます。私はそういう意味で馴れ合いみたいなのは大嫌いなので、頼まれようが、何しようが、微妙なものは微妙な空気をまとった書き方をしますので(笑)。社会人(商売人)としてはいいのかわからないけど、人間としてはそれが正しい姿勢でしょう。なので、ココで書いていることは、素直に信頼していただいてOKです。
▽というわけで、是非こちらからどうぞ▽
値段(税込1,980円)も、昨今の物価その他の状況を考えれば、かなり安いですね😊
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