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【無料記事】有馬記念2021予想 全出走馬診断

※本記事は枠順確定前に書いているものです。
※最終予想は本noteおよび、netkeibaウマい馬券、TAROの競馬ノートなどでご確認ください(結論はもちろんひとつです)。

アカイイト(幸騎手)

エリザベス女王杯では人気薄を覆し外から力強く差し切り完勝。持久力に秀でたタイプで反面立ち回り勝負は苦手。前回はドハマりした面もあるので、小回り中山の克服がカギ。ハイペース&外が伸びる馬場向き。同じようなタイプでエリザベス女王杯を勝って参戦した2015年のマリアライトもあわやの4着と見せ場を作っており、侮れない面も…。枠は外でも問題ないか外の方が良いくらいだろう。

アサマノイタズラ(田辺騎手)

セントライト記念で鮮やかに差し切り重賞初制覇、菊花賞は距離が長くレースに参加できなかった。デビュー以来しばらく嶋田騎手が乗っていたことがポイント。

▽以下、セントライト記念本命時の予想文を引用

「ヴィクトワールピサ産駒の繊細な掛かるタイプだが、デビュー以来嶋田騎手が騎乗してきたことにより、ほぼ能力を発揮できていない。未勝利勝ちの楽勝は馬の力に助けられたもので、スプリングS2着ですらかなり早仕掛けで展開や馬場を考えればむしろよく2着に残れたなという内容。皐月賞は出負けから出して行くチグハグな騎乗でまったく力を出せず、ラジオNIKKEI賞は直線前が壁。能力的には少なくともヴィクティファルスと同等かそれ以上のものを示しており、そこに今回田辺騎手へ乗り替わりという大きなプラスが加わる。繊細な差し馬を操ればトップクラスの同騎手ならば、本来の脚を引き出せる可能性が高い」

実際レースでは田辺騎手が完璧に脚を引き出した。

▽続く菊花賞で消した際の予想文。

「伏兵視されそうなアサマノイタズラは、前走ドハマり。鞍上の最適条件でもあったが、今回は距離延長で一転してレースが難しくなる。上手く乗るのは至難な条件で、よほどハマらないと厳しいのでは」

菊花賞ではレースに参加できずも、想定内。田辺騎手得意の中山長丁場に戻る今回はハマれば…の期待はしたくなる。いずれにしても展開待ち。前が残りやすい馬場はやや割引か。

アリストテレス(武豊騎手)

前回は積極策に打って出たが粘れず。中山では年明けのAJCC勝利があり適性はありそうだが、その後全く見せ場を作れていない現状は気掛かり。本質的には軽い馬場が向きそうなので今季の立ち回りが生きる中山芝は合いそうだが…。2度目の騎乗となる武豊騎手がどう脚を引き出すか。どちらかといえば内枠が良い。

ウインキートス(丹内騎手)

目黒記念で重賞初制覇、オールカマーでも内を捌いて2着と今年になってからの充実ぶりは光る。丹内騎手なので積極策が生きる馬場が絶対条件で、内枠を引きたいところ。

エフフォーリア(横山武史騎手)

中山の皐月賞では立ち回り勝負に対応し抜け出し、天皇賞(秋)では東京の決め手比べにも対応。唯一敗れた日本ダービーは明らかに内枠が不利で、実質的には勝ち馬シャフリヤールより内容は上だった。横山武史騎手の重賞勝ちはほぼ内枠なので、今回も枠順はカギになりそうだが、能力&適性面からはかなり有力。極端な外枠は避けたい。

キセキ(松山騎手)

名わき役も今回が引退レース。大跳びで本質的に中山内回りは合わないので適性面には相当疑問が残る。とにかくスタートを決めて前で流れに乗れるかがカギ。ゲート速くないので外枠の方が良いかもしれないが…。

クロノジェネシス(ルメール騎手)

凱旋門賞は結果的に乗り替わりがマイナスに働いた感じで、本来の脚を引き出せずに終わった。その割には見せ場は作れており、能力は最上位級。不安があるとすれば距離。昨年も詰められたように2年連続完勝の宝塚記念の阪神芝2200mと比較するとやや不安がある舞台。それでもこの舞台のルメール騎手は信頼度高く、有力には変わりなし。馬群も捌けるので枠は問わないが、極端な内枠or外枠は避けたいところ。

シャドウディーヴァ(横山典騎手)

前走は積極策で見せ場。中山でも勝利実績あり、距離延長はプラス。リスグラシューやシュヴァルグランなど晩成傾向強いハーツクライ産駒で、内枠でも引いて立ち回り勝負に持ち込めれば怖い面も…。

ステラヴェローチェ(M・デムーロ騎手)

菊花賞は人気を背負ったために動いたというよりは動かされたような競馬で、その割にはラストまで良く伸びており、差のない2着争いに絡んで来れたのは地力の証。首の高い走りで中山の急坂コースも全く問題なく、朝日杯FSや皐月賞のように馬群を捌ける器用さもあり、日本ダービーのように外から長く脚を使う競馬もできるのは強み。初騎乗となるデムーロ騎手がどう乗るか。外からの差し、馬群を突いての差し、どちらもできるので、戦略は枠順次第。混戦になれば怖い一頭。

タイトルホルダー(横山和騎手)

菊花賞は先手を取って押し切り。鞍上の好判断が光った。ハナを奪うと落ち着くタイプなので今回は同型との兼ね合いがカギ。スピードならパンサラッサの方が上と思えるだけに、行かせて2番手で折り合う形がベストか…。前走が最高の競馬だっただけにアレ以上となると…という気もするが、今の内が残れる馬場はプラス材料。内枠を引きたい。弟から乗り替わる兄・横山和騎手は今年プチブレイクしたジョッキーで、立ち回り勝負にも強い。内枠向き。

ディープボンド(和田騎手)

キズナ産駒らしいタフな持久力型で、制している重賞は京都2200m、タフな馬場の阪神3000m、そしてロンシャンの2400mとすべてスタミナ条件。持久力戦になれば怖い面もある。中山の小回り適性はやや微妙。内寄りの枠の方が良いはず。

パンサラッサ(菱田騎手)

スピードの持続力に富んでおり前走は持ち味を最大限に生かした。コーナーが上手く中山は合うが距離がカギ。タフな馬場はとにかく上手いのでひと雨欲しいところか。内枠引きたい。展開のカギ握る馬。

ペルシアンナイト(C・デムーロ騎手)

衰えそうで衰えない。かつてはマイルCSで3年連続馬券圏内と活躍したが、近走は中距離で奮闘しており札幌記念3着、鳴尾記念3着などコーナー競馬で上がりの掛かる競馬に対応している。もともと3歳春には皐月賞で2着するなど中山の小回りもこなせるタイプで、舞台適性がないことはなさそう。ただ相手は大幅に強くなるだけに厳しい戦いになりそう。外国人騎手が強いレースでもあるので、鞍上にも期待したい。

メロディーレーン(岩田望騎手)

タイトルホルダーの2つ上の半姉で久々の前走はスンナリ先行し完勝。小柄な馬体ばかりが話題になるが意外性のあるタイプで、相手なりに走れるのは強み。タフな馬場が上手いのでひと雨欲しいが、さすがにココでは能力的には厳しい戦いになりそう。

モズベッロ(池添騎手)

瀕死の重傷から復活し今年は大阪杯で2着と健闘。追い込みタイプなので外が伸びる馬場向きで、これまでのG1好走はいずれも外伸び馬場。今回もひと雨欲しいところ。

ユーキャンスマイル(藤岡兄騎手)

友道厩舎のベテランのスタミナホースで今年も阪神大賞典では2着と好走。ただG1になるとワンパンチ足りず、小回りの中山適性も微妙で…。

長々お読みいただきありがとうございました。

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