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IRISと自分


IRISは自分にとって人生の転換点となった存在だ。

IRISのライブを見ていくにつれて同年代でこれだけかっこいいことしているのがとにかく悔しくて仕方がなくなっていった。
そしてその思いはこれまで漠然とあった「バンドをしてみたい」が「バンドを絶対にやる」って気持ちにさせてくれた。

自分は今Embrace The Wingsというバンドでボーカルを務めているが、IRISと出会っていなければ煮え切らない思いを自分で煮え切らすこともなく、多分バンドはせずにただのオタクと生涯を終えていたと思う。

初めてIRISを知ったのは製糞機(現在は爆乳怖い)が撮った1分ぐらいのambivalentの動画を見た時だった。
電気が体を掛け走った、鳥肌が止まらない、驚きと衝撃を表す表現は色々あるがあれはそんな生易しいものではなく、まさしく拳王戦で拳王の部下にクソデカ弓で射られた南斗五車星山のフドウそのものだった。
さしづめ、自分がフドウでIRISがクソデカ弓と言ったところだろうか。


喰らうのには十分過ぎる1分。もっと見たいと思わせる僅か1分。
どちらにせよIRISは自分の心を掴んで放さなかった。
心を掴むその力強い手はぐーっと自分を手繰り寄せIRISのライブに足を運ばせるのに時間はかからなかった。


2020/2/29 アキバ音楽館
today is yesterdays tomorrow vo.2
IRIS
ZANM
universe last a ward
a wish to the starlit sky

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これが初めて生で観たIRISのライブ。


観たことあるバンドはユニバースだけでこの日はめちゃくちゃワクワクしてたのを今でも覚えてる。デレクとこうへいちゃんのTIYTは毎回ワクワクが止まらないメンツばかりだ。
IRISはトッパーでIntroからスタート。
満月に照らされ僅かに揺らめく海面から視点がどんどんどん天に近づくようなそんな情景が浮かんだ。
ライブを通しての世界観や衣装を白で統一してるところも含めて引き込まれていった。
それから行けるIRISのライブには全部行った。

ライブに行くうちにいつの間にかIRISメンバーとも仲良くなり、色んな道や公園で遊んだ。       IRIS伝いでできた友人も沢山いる。東京に出てきてからできた友人はほとんどがIRISのライブで知り合った人たちだ。先日のIRIS現体制ラストのTIYTが自分はデビューライブだったが、その時に助けてくれたのはバンドメンバーもそうだが友人たちだった。IRISが繋いでくれた人の縁に感謝している。

勿論IRISのメンバーが死んだ訳でもなくみんな音楽を辞めるわけでもないが、「こうへい」「でれく」「てつま」「ひろし」「かいせい」の5人が鳴らす音が好きだし、彼らが持つバンドや音楽に対する考え方や姿勢は自分の考えを形作る要素のひとつとなり大きな存在として自分の中に根を張っている。

そして迎えた12/4。

ライブ中、ライブ後にみんなとしょうもないことでゲラゲラ笑いあっていたからか実感が全く湧かなかったが1人になってこれまでの動画や写真を見返していると「このメンバーでのIRISはもう見れないんだ」と否が応でも実感して喪失感に打ちひしがれている。

自分のエゴイズムだと分かっていたからデレクとこうへいちゃんには言ってなかったけど、正直に言うとIRISを抜けて欲しくなかった。                    そのまま5人で活動を続けて欲しかった。             まだまだ5人のライブを観たかった。                    デレクとこうへいちゃんも考えを重ねての決断だと思ったから受け入れようとしたけど本当は嫌だった。この文章も泣きながら打ちこんでる。        ただ勿論、恨んではいないし変わらずに大好きな親友2人だ。

12/4は最後にデレクとこうへいちゃんがいるIRISと対バン出来て嬉しかった。                     ambivarentでfeatもできて本当に嬉しかった。

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かいせい、てつま、ひろし+新メンバーの新体制IRIS楽しみにしてるね。

デレクとこうへいちゃんは新しいバンドの方でもこれからも宜しくね。

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プロテイン太郎




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