【乳幼児教育】ベビーテックとは!?

注目の乳幼児保育、政策を追い風に急成長なるか SNS・オンラインレッスンで集客モデルを確立した業界大手に聞く

中国で、0~3歳の乳幼児を預かる保育事業は、ニーズが高く政府の後押しがあるものの、供給が追いついていない状態

保育事業のサービス対象は1500万~2000万人
市場規模は2100億~4000億元(約3兆~6兆円)

◆課題
・大多数の保護者は保育園に預けるという意識を持っておらず、認識のある一部の保護者は保育業界を信用してない

・欧米に比べて中国は事業用地の賃料が高く、コストがかさむ

◆収益化
◯人件費の削減と多種サービスの展開が収益化のポイント

・コンテンツによるフォロワー活用と多種サービスというモデルを作り上げ、これにより集客コストを大幅に削減
→サービス周期が2~3年と短い保育業界では、コンテンツで新たな利用者を獲得し続けなければならない

・0~3歳児を対象にしたサービスとして、保育園の開設以外に、オンラインレッスン、訪問保育サービス、職業訓練のサービスも展開

幼児教育の「新升力」:シリーズPre-Aで数億円を調達

シリーズPre-Aで数百万ドル(数億円)を調達

リード・インベスターは「XVC」

新升力創業者の戚聖騫(Ariel)CEOによれば、3~8歳児向け算数教育などを強化するため、オンライン教育とEC関連技術の経験者をビジネスパートナーとして迎え入れたとのこと

日本のオンライン教育事業

保育所等を利用する児童の数は255万人(前年比8万8千人の増加)
待機児童数は26,081人で前年比2,528人の増加
市場規模は5,700億円
2017年度末には保育士が6.5万人不足

◆園内写真業務の全自動化サービス『るくみー』

スマホやタブレットの専用アプリで撮った写真を自動的にアップし、仕分けもしてくれる。
業界初の顔認証機能も搭載、保護者は我が子の写真を登録すれば、マッチした写真を一覧表示してそのまま簡単に購入できる。

◆デジタル連絡帳アプリ『るくみーnote』

保育士がアプリに園児の毎日の記録をインプットすると、保護者もアプリで情報を確認できる。
体温や午睡の時間は簡単なタップで入力、食事内容や園児の様子はアプリで撮影して写真で記録する。

◆園児見守りロボット『MEEBO(ミーボ)』

・命を守る(非接触体温検知機能と地震速報通知)
・記録する(写真や動画の自動撮影とアップロード)
・遊ぶ(ダンスやクイズ、絵本読み聞かせ)

Fenox Venture Capital(本社:米カリフォルニア州サンノゼ)が主催するスタートアップピッチコンテスト「Startup World Cup 2017」で優勝


ベビーテックも徐々に資金を集め始めている

過去2年間で、乳児および幼児を中心としたビジネスモデルを持つスタートアップたちは、シードおよびベンチャー資金を2億6000万ドル以上調達している

◆以下に示したのは将来の成長が望める可能性が高い投資テーマ

・スマート化

・良い食事

・ヘルスケア、モビリティ、そしてエンターテインメント