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少女の哀情

その少女はとても寂しがり屋。

一人の時間がとても苦手だった。

ある日少女は1人の女性に出会う。
その女性は少女に光を照らして少女の笑顔を作っていた。

静寂に笑い声を与えていた。

哀しくない、寂しくない世界。
嬉しい、楽しい世界。

全てを作ってくれた女性のことが大好きな少女。

けれどその女性も人間。

完璧なんて言葉は存在しなかった。

少女は寂しがり屋だが人一倍に正義感があった。

それはあの女性が君に教えてくれたもの。

桃太郎が猿、雉、犬にきびだんごをあげるようにその期待に応えたい想いで必死な少女。

もしかしたらあのお話は猿、雉、犬が桃太郎のことを推していたのかもしれない。

君もその女性を推していた。

そこには哀情って感情ではなく、その女性が君に教えてくれた

愛情だった。


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