2023年


少し早いですが、今年の振り返りをします

その前に↓去年のツイートです。

去年の年末のツイート

昨年は自他共に認める最悪の年だったと思います。とにかく気分も下がり通しでロクに前に進むことができませんでした。しかし去年は「前厄」の年であったため、本厄の今年は一体どんな年になるのか‥?と不安しかありませんでした。

2023/01/01、新年早々僕は模試監督のバイトをしていました。帰りに近くの東京大神宮で1000円札を賽銭箱に入れて帰りました。「とにかく無事に一年が過ぎますように」とお願いしました。その神社で引いたおみくじでは「末吉」と出ました。1000円返せと思いました。

1/6, 新年初ライブでした。過去に5回飛ばした健康浪人兼好のネタを対決ライブで披露。どうせ今年もダメな年なんだろうな、なんて思っていたら不思議とノーミスでまずまずのパフォーマンスを出せました。結果は3組で対決して2位。勝負にこそ勝てなかったものの今までにない良い終わり方に若干戸惑いを覚えていました。帰りに下北のラーメン屋でアカデミー賞の吉田とゴーレムの岡嶋君がずっと絡んできながらラーメンを啜っていました。

アルレクのエントリーをミスしてしまったためそこからは大人しく2月頭の期末に向けてお勉強を開始。理系だったのに2年後期から突然法学部に転学部した私にとって1年分の勉強をわずか1〜2ヶ月で詰めるなんて無理な話です。絶対に間に合わない状況に加えて、試験数日前に体調不良でまさかの勉強ストップ。あまりの窮地に気が狂ってお年玉を全て近所の神社に奉納しました。正真正銘の気狂いです。

2月頭の本番の試験では思ったより優しい問題がたくさん出ていて(後から知りましたが、東大法学部は試験範囲が爆重で問題自体は比較的救済措置が取りやすいものが多いようです)、奇跡的になんとか34単位全て取り切ることができました。

2月中旬、Noroshiに向けてネタ合わせを始めていましたが心境は穏やかではありませんでした。この年のNoroshiでは大会側の不備で笑論法が全員エントリーできず、全組「キャンセル待ち最優先エントリー」として控えることになったのです。誰かキャンセルが出ない限り自分たちの努力が無駄になるとどこかで思いながらも何とかネタ合わせを続けていました。

私は2チーム出場予定でしたが、結局キャンセルが今年は大会全体通して2〜3組しか出ない年で、私を含め多くの笑論法部員は一度も大会に出ることが叶いませんでした。

2/18, 新宿ブリーカーで僕は久々のライブに出ていました。赤福チャイムで賞金を掛けたライブに出演。客があまりに少な過ぎて相方が呼んだ友達がみんな僕らに投票して、優勝してしまいました。複雑な気持ちになりながら5,000円をまんまと受け取りました。(後にこの体験を元に、赤福チャイムは『お笑いでお金を受け取った事がある』ことを理由に「フリー」としてライブにエントリーするという激キショムーブを一時期かましていました)

2/26はペチカで健康浪人兼好で出演。Noroshiで掛けるはずだった「浪人中」というネタを披露。結果はまずまずでした。あまり浪人ネタは大学生以外にはウケないのかなーとか思いながら帰りました。MCの人たちはネタ振り返りの時に僕たちのネタには触れず自身の浪人時代の話をしていました。

2/27は赤福チャイムで「成長痛」というライブに呼ばれました。専門学校生の1年の子達が舞台演出系コースの最終制作(?)として学生芸人のライブを企画することになったらしく、僕らを含め5組の寄席のようなライブが開かれました。個人的には普段と違い初めて「ゲスト」として出たライブ、緊張に呑まれることもなく積極的に楽しんでライブができる初めての機会になりました。共演者と呑んでその日は帰りました。初めて自分の手で他大の学生お笑いの知り合いを増やした日でした。

3/5,笑論法の代替わりライブがありました。みんなメチャクチャ面白いネタをする中、赤福チャイムは上裸で机の上で正座して黒板消しを擦り付けられまくるネタをやりました。当時付き合っていた彼女から「特級呪物」と呼ばれたこのネタは大半の観客をドン引きさせ、ごく一部の観客の爆笑をもぎ取りました。
当時入部予定の新人としてこのライブに来て、赤福のネタをみてどハマりしてくれたのが、学部4年で笑論法に入部した異端児、植田さんでした。後に彼とパワーギラというコンビを組むことになります。

3/7に健康浪人兼好で立正落研のゲストに出演、3/13に一橋IOKとの対決ライブで赤福チャイムが勝利と舞台を踏み続けていました。そんな中、以前から確認を続けていた「学生お笑いNo.1決定戦」のアカウントが急遽消滅していることに気づきました。赤福チャイムが唯一決勝まで進んで、その結果を死ぬほど心待ちにしていた大会でした。恐らく主催者が優勝賞金を払えないから飛んだのではないか、というのが周りの人の見立てでした。アカウントが消えたことに松屋で飯を食ってる最中に気付き、素っ頓狂な声を出しました。


3/26に個人的に忘れられないライブとなった笑論法卒業ライブ「みんなばらばら」に出演しました。

4年の先輩二人とスタッフ長を見送るこのライブ、健康浪人兼好は2番手にでて新ネタを披露。アドリブが初めての不発で奮いませんでした。
次に出たのは4年で新人の植田さんと組んだ新コンビ「パワーギラ」でした。バカ全開みたいなネタだったので、今までの経験的にもメチャクチャウケることはないかもな、と思っていたらあり得ないウケ量を叩き出しました。やってる間に「えっ??」となり何度かネタを飛ばしそうになりましたが何とか最後までやり切りました。アンケートでは全体2位の出来と大健闘でした。

この時点でもう今日は終わっても良いと思っていたのですが、最後に後半ブロックで赤福チャイムで出演した時に予想外の出来事が起こりました。
最初に相方が明転板付で一悶着あって途中から私が入ってくるネタなのですが、どうやら初っ端から意味不明なウケ方をしているのです。舞台袖で聞いてて「確変」に入ってるなと思いました。
これまでどのコンビよりも長く続けながらもライブで目立った成果を一度も出せなかった赤福チャイム、初めて拍手笑いを何度も取り、お客さんアンケートでは満点で全体1位を取ることができました。「今日まで諦めないで続けて本当に良かった」と思いました。


4月になり、学部3年になった私は本郷キャンパスに通うことになりました。特に何も思いませんでした。

4月頭に先ほどの「学生お笑いNo.1決定戦」について、赤福チャイム+ゴーレムの岡嶋君の3人でラジオを取り、エントリーからアカウントが消えるまでの動向をドキュメンタリー形式で話しました。97%くらい私が喋ってたそのラジオがプチバズし、決勝で審査員をやって下さった魚雷2倍速さんに届く事態になりました。正直優勝とかどうでも良かったので、名前が売れたのがメチャクチャラッキーとか思っていました。

4月に二度の新歓ライブをやりつつ、4/23に健康浪人兼好の相方のあどばいざん(芸名です)主催のスリーマンライブ『デスタムーア』に出演しました。出番がメッチャ早く終わり、一緒に出たナッツ神田川さんと土井集合住宅さんのネタをお客さん並みに楽しんで見ることが出来ました。帰り道にラー油がぶち撒けられてるのを見て写真を撮りました。

4/30, 赤福チャイムで部長戦に出ました。3月ライブでイチウケを出したネタを再び3分尺で披露。結果は22組中8位と無名ながら健闘しました。このネタはいけるぞ!と意気込みそのまま5/6のCONTestで披露しましたが、結果は予選落ち。そんな上手く行くわけないよなと思いつつ、去年のように自暴自棄になるのはもうやめようと思い前向きな気持ちで切り替えることができました。

5月祭では赤福チャイムと健康浪人兼好で出演。1日目午前に披露した赤福チャイムの新ネタがあまりにクソ過ぎて2日目に変更を余儀なくされ、やむを得ず昨年12月にメッチャ滑った過去ネタを改良して披露しました。結果はまさかのアンケート2位。結果として過去ネタを生き返らせることに成功しました。
健康浪人兼好は初めて作ったネタを一年越しに披露。予想以上にウケたので他の予選でも掛けよう!という話になりました。そして最終日午後には「浪人中」を披露。東大生には刺さるだろうな、と思っていたら案の定メチャクチャウケました。最後にいい思いをして締めることができました。

その後5月末は多浪インタビューなどを複数受けながらも、体調が優れず精神的にも辛いことがあってかなり参っていました。昨年の二の舞になるんじゃないか?と思っていましたが、6月に怒涛のように迫るライブラッシュが待ち構えていました。ここで気持ちを切り替えないと去年と全く同じ状態で終わる!と自分を鼓舞し、6月に毎週のようにあるライブをこなしていきました。

6/4に健康浪人兼好でunder25, 6/6に赤福チャイムでスマイルプラン、6/10に赤福チャイムでDONPAPAとの対決ライブ、6/17に赤福チャイムと健康浪人兼好でペチカ、6/25に笑論法6月ライブに健康浪人兼好で出た後、すぐに駒場から中野に移動して赤福チャイムでCOPの定期ライブにゲスト出演、6/30に赤福チャイムで乱取りッ!に出演。
6月だけで計7ライブ9ネタを披露しました。

この時期は期末も迫っていたので、6月頭から民法第2部の復習も同時並行で頑張っていました(結局民法2部は期末までに試験範囲が終わりませんでしたが‥)

その後期末の勉強が本格化する中7月に入り、7/12に赤福チャイムでスマイルプランに今度はゲスト&MCとして出演、KOCに向けた最終調整をしました。その後7/14に法政大HOS&上智大SCSとの対決ライブに健康浪人兼好で出演。対決には負けたものの、後にこのネタを改良して芸会に掛ける強いネタを完成させることになりました。

そして7/15のKOC, 赤福チャイムで二度目の出場でした。去年よりも狙ったところはしっかりウケていました。初めてちゃんと可能性を信じられるくらいには良いパフォーマンスができたと思います。しかし結果はやはり1回戦敗退。壁の高さを再確認しつつ、期末に切り替えました。

7/18〜21まで期末ラッシュで、どの試験も「単位は来るけどギリギリ『可』くらいかな‥」みたいな生きた心地のしない出来でした。(結果的に全て「良」でした)しかしそんなことを気にする暇もなく、翌日の7/22には上野公園の夏祭りステージで健康浪人兼好として漫才をしました。悪くはない出来でしたが、屋外で早いテンポの漫才だったのでお客さんに伝えるのは少し難しかったかな‥と反省しました。

その後7/25には赤福チャイムで乱取りッ!に出演。久々にガッツリ滑りました。翌日の7/26には先輩後輩ライブ「ハマチブリ」に健康浪人兼好で出演。それまでとは違い、大筋だけ決めて細かいやりとりをアドリブに任せる新機軸で挑みました。結果は上々の反応で、これ極めたらもっと良くなるんじゃない!?と期待を持つことができました。

7/31に最後の期末が終わり、翌日から夏休み‥と思いきや、8/1にスリーマンライブ「メタルエリア」を開催しました。
GOCのサンディカリズム、SGCの小田林、そして笑論法の健康浪人兼好の3組で行われるライブで、直近で作った新ネタメインの漫才3本を披露しました。2本目にやったネタが非常に良いウケ方をしていて、芸会ではこのネタをやろうという話になりました。
「ハマチブリ」でやったアドリブメインのネタは3本目にやりましたが、私が体力が切れて大声を出せないというクソみたいな理由により滑りました。もう沢山ネタをやれるほど若くはない‥という教訓を心に刻みつけられて終わりました。ゲストで出演していたぱすてる新垣くんが喫煙所で私の年齢が高いから敬語を使わないといけない気がする、という趣旨のことを言っていたようで、申し訳ないと思うと同時に、「あの芸風でその辺しっかりしてんのかよ」って思いました。

8/4, 健康浪人兼好で芸会に挑戦。ネタ中のことはぼんやりとしか覚えてません。主催ライブではウケまくった自信のあったネタが魔法が解けたようにウケなくなっていました。舞台袖で相方からまず「なんで?」の声を聞き、そのまま夕飯を食って帰りました。

8/6, 赤福チャイムでペチカに出演、先に述べた「学生お笑いNo.1決定戦」の予選を通過したネタを披露しましたが、ここでも確変が起きました。あまりにカルト的なウケ方をし、初めて舞台上でウケてる客に対し「怖い」と思いました。そのネタをやったのは自分たちだというのに。暗転後も誇張ではなく15秒くらいウケていました。
結果としてトリでネタを披露したナユタ(M-1準々と同じネタ)と一緒に舞台に呼ばれるという、今となっては夢のような状況になりました。今でもその写真は大切に持っています。あまりの嬉しさにテンションが上がり、昼飯をちょっと食べただけで吐きそうになりました。

そのネタを8/14の芸会で赤福チャイムで掛けたところ、またしても魔法が解けたようにウケず。大きな大会は難しいなーと思いつつ、失意の中方南町を後にしました。

そこからは10月の国家公務員試験に向けて勉強する日々が続いていました。お笑いばっかりで試験勉強をしてませんでしたが、私は年齢的な問題もあり民間就活はかなり難しいので公務員になれないと自動的に芸人になるか死ぬかの二択を迫られてしまいます。そうなるのはマジでやばいので本腰を入れて勉強しました。

しかしそんなことをしている間に9月になり、9/5に健康浪人兼好でM-1に出場。幕張会場の大きなホールでしたが、まぁまぁウケたくらいの出来で終わりました。帰りにアカデミー賞の山下と健康浪人兼好の3人で幕張の海岸を歩きました。魚の死体とフナムシしか見つかりませんでした。一回戦敗退。


そして9/9, 個人的には最大の試練となる二度目の主催ライブを開催しました。
赤福チャイムと笑論法の先輩ひとりぼっち大学生高橋の主催ライブ「インド=イスラーム文化」です。前日まで高橋さんが一つもネタが出来ず、割とマジな顔で「飛ぼうかな」って言ってましたがちゃんと当日も来てくれました。
赤福チャイムはまず、ベビーカー怪人が刑事を殺そうとするネタを披露(読んでいて意味が分からないと思いますが、赤福チャイムにとっては至って平常運行です)し、そのあとは一年ぶりに漫才を披露しました。特に漫才はM-1用に仕上げたものとはいえしっかりウケていました。
そのあと、高橋さんと赤福チャイムのトリオ「カルチャーズ」のネタを15ヶ月ぶりに披露、最後に赤福チャイムでコントを披露し、どれもウケて、最後にはカンパ代が場代を上回るほどの大成功で終わりました。気が抜け過ぎて、打ち上げ後の帰り道に池袋の路上でちょっと吐きました。それを見て高橋さんがメチャクチャ笑いながら心配していました。


その後の3週間はとにかく10/1の国家公務員試験のために必死で対策しました。10/1の一次試験では択一問題と論文の試験が課され、特に択一試験の出来で2500人中600人くらいに絞られるのでメッチャ勉強しました。途中、自分の解いてる過去問が別の試験の過去問であることに気づくなどのバカすぎるハプニングがあったものの、なんとか戦える状態で当日は挑めました。

10/1の試験当日、勝負となる午後の択一試験の前に気合を入れようとレッドブルを2本飲みました。案の定試験開始数分で猛烈にトイレに行きたくなりましたが、試験開始30分まではトイレに行くことができないとのことで我慢を強いられました。しかもこの択一試験は東大受験英語もかくやというほど時間がタイトな試験なのでトイレに行く暇など普通はありません。尿意と試験のプレッシャーと時間制約により極限まで追い込まれた私は、半年に一度くらいのペースで発揮する「過集中」の状態になりました。高速で英文を処理し、30分経過した段階で一人だけ手を上げてトイレに行きました。結果は合格。

翌日から後期が始まり、10/6に赤福チャイムでM-1に出ました。主催ライブのネタを掛け、去年よりもしっかりウケましたが敗退。そのまま昼飯を食べて本郷キャンパスで勉強しました。

10月末に久々の部内ライブがあり、健康浪人兼好で出場。少し迷走気味で、あまりウケませんでした。この時期はかなり元気がなくなっていたので他のネタであまり笑うこともできず、お笑いはしばらく離れた方がいいのかな、と迷っていました。それでも去年の1年間の自信の行いを顧みて、もうちょっと頑張ろうと思えました。

元気がなくなった時期に追い討ちを掛けたのが国家公務員試験の二次対策です。2次試験では「政策を提案する」試験もあったのですが11月頭からその対策を始め、試しに先輩などに見てもらったところ40分にも渡るダメ出しを食らって元気が根本から削がれてしまいました。お笑いをやりつつ、国家公務員対策で必要なタスクが増えていきました。11/10に健康浪人兼好でガチプロに参戦。その帰りに急いで東大に戻り、厚生労働省の説明会に駆け込みました。ブッチしようと思ってましたが意外と良い省庁だなと思いました。現在でも厚労省は第一志望にしようかと考えています。

11/13に学芸大GOCとの対決ライブ。赤福チャイムで出演し、新ネタを披露しました。お互い、特に相方が就活が多忙でほとんど練習もできず、色々と粗さが目立ってしまったのですが久々にガッツリウケることができました。結果は負けてしまいましたが今後このネタを台本・パフォーマンスでブラッシュアップしようと思いました。
帰りの飲み会でニワカ極みJINGOがメチャクチャまともで芸風と合わなすぎだろと思いました。僕はネタの時に顔に油性ペンで書いたほうれい線が消えず、GOCの人たちにほうれい線のイメージを植え付けて帰りました。

11月末に国家公務員の2次試験。先に述べた鬼門となる政策提案試験と、政策課題討議試験(俗にいうグループディスカッション)、そして面接の3つの試験がありました。
死ぬほど恐れてた政策提案試験では午前中に2時間でプレゼン用のレジュメを作り、午後に一人ずつ部屋に呼ばれて5分間プレゼンをし、20分間質問(というか詰問)されると言ったものです。前評判通りしっかり詰められましたが何とか無事終わらせられました。グループディスカッションと面接も予想よりも余裕で上手く行きました。面接では伝家の宝刀である多浪エピソードを話しましたが、あまり面接官には伝わってなさそうでした。
同じ日に駒場祭が行われていたので、試験が終わった後に笑論法のライブを見に行きました。アカデミー賞がトリでしっかり拍手笑いをとっててすごいなって思いました。

公務員試験も終了し一息着く暇もなく、12/9に行われるエムズ長編コントライブの練習を始めました。笑論法で唯一プロになった先輩「エムズ」のお二人が中心の長編コントライブに出演することになっていました。当初はセリフなど少なく動きで笑わせる役と聞いていたのですが、いざ始めてみると「メチャクチャ口数の多い科学者役」とのことで、急遽7〜8ページのセリフを暗記する必要が生じました。しかし早口で捲し立てるという、今まで自分がやってこなかった役柄が意外と自分に合ってることを知り、今後この方向性でやるのもありかな、と思う様になりました。結果は何とかミスもなく成功し、私としては久々に過度な緊張なく楽しめるライブとなりました。


そして12/12, 年内最後となるライブは8/1に行われたスリーマンライブ「メタルエリア」の第二弾「メタルエリア2」でした。再びサンディカリズムと小田林と健康浪人兼好で3本ずつネタを披露、しかも今回は企画付きということで、以前にもまして気合の入ったライブでした。

健康浪人兼好は完全な新ネタを3本用意しました。1本目は既存の型を元にした新テーマのネタ。トップバッターながら良いウケ方をしてサンディカリズムの長谷川君に褒められました。
2本目は普段とはかなり異質なネタをやりました。初のボケツッコミ逆で、しかも7分。それもほとんどの時間は私が高速で喋ってるだけという異常なネタです。ネタの大半も珍しく私が考えたもので、私のやりたいことが良くも悪くも詰まってるネタでした。結果は大成功。今までの健康浪人兼好で一番ウケたんじゃないかと思える瞬間もあり、初めて暗転後に舞台袖でガッツポーズをしました。
その後の企画では視点の良いツッコミをしまくって視点の良さを競うという謎企画に参加して見事優勝しました。
3本目は完全にお遊びのネタでした。ウケてなかったですね。なんか舞台上で笑ってしまいました。良くないことですが、いつも舞台上で緊張してばかりなのになんか今回は楽しいなと思って漫才していました。

このメタルエリア2は今年一年頑張ったことへのご褒美みたいなライブでした。本当に楽しかったですし、頑張ってきて良かったなーと思いました。


翌日の朝、国家公務員試験の最終合格発表がありました。結果は真ん中よりちょい上くらいの余裕合格。無事官庁訪問をする資格を得ることができました。これで今年のタスクは全て終了しました。あとは忘年会に出ながら期末試験の勉強をダラダラやるだけです。



今年一年、去年と違って目の前のことをこなすのに必死になれました。自分では決してやらなかったようなことも相方に連れられて動いていくうちに次々やるようになり、それに伴い色々な仲間も学外に増えました。学内でも慕ってくれる後輩がありがたいことに出来ました。自暴自棄になって人を困らせる人間が後輩から慕われることなどあってはならないと思ったのですが、おかげで少しずつ真人間に戻れそうです。何より相方二人には頭が上がりません。今年の思い出の大半は相方が動いてくれたお陰で手に入りました。

正月に引いたおみくじを見直しました。
末吉ですが中身を見ると案外悪くないことが書いてありました。

「籠の中にいた小鳥が放されて自由に飛び歩く様に苦しみを逃れて楽しみの多い身となる運です。世のため人のために尽くしなさい」

世のため人のために尽くすどころか、あいも変わらず相方をはじめとした周りの人に支えられておんぶに抱っこの一年でした。おかげで平穏かつ充実した一年が過ごせました。

去年のツイートを見ると

今年は
・多浪記事1本
・インタビュー2本(テレビ1本、Youtube1本)
・国家公務員試験最終合格

・笑論法(41ステージ54ネタ)


でした。来年もお笑いをはじめ諸々に全力で取り組めるようになりたいです。
以上です。

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