フィリピン政府の債務が2024年5月末時点で最高額を更新 〜債務/GDP比率60.2%〜


フィリピン政府(NG)の債務は5月末時点で15.35兆ペソに達し、これまでの最高額を更新しました。これは、外貨建て債務に対するペソ安の影響を反映しています。財務省(BTr)のデータによると、未払債務は4月末時点の15.02兆ペソから2.2%増加し、前年同月比では8.4%増の14.15兆ペソでした。

総債務の68%は国内の資金から調達されており、国内債務は5月末時点で10.44兆ペソと前月の10.31兆ペソから1.3%増加し、前年同月比では8.9%増の9.59兆ペソでした。この増加は、政府証券の発行による1316.6億ペソの純発行額と、外貨建て国内債務に対するペソ安の影響である26.8億ペソによるものです。

金利の上昇が借入コストを押し上げています。中央銀行は2023年10月以降、主要政策金利を17年ぶりの高水準である6.5%に維持しています。

強力な税収とその他の財政改革が国の債務を減少させるのに必要です。

政府は今年、2.57兆ペソを借り入れる計画で、その75%は国内から、残りは外国から調達される予定です。

第1四半期時点で、NGの債務はGDPの60.2%を占めており、前年同期の61.1%より低いものの、2023年末の60.1%より高くなっています。政府は年末までに債務対GDP比を60.3%に引き下げ、2028年までにさらに55.9%に引き下げることを目標としています。

本記事は、下記ニュースを要約したものです。https://www.bworldonline.com/top-stories/2024/07/05/606223/ng-debt-hits-record-p15-35-trillion

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