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自分の人生ビジョンについての解像度が上がった?話

4月から自分が尊敬するメンターの方に自分の人生ビジョンについて対話を重ねてコーチングしていただいてます。そこで学んだ事と感じた事をアウトプットしてみようと思います。

最初の問い:五十嵐は結局何がしたいのか?何を目指しているのか?

コーチングの原点はこの問いからでした。
大学時代にいろいろな事をやっていて「結局何がしたいんだっけ?」のような人生ビジョンをなかなか見つけられずにいました。
見つけられないという現象にもいくつか種類があると思いますが、五十嵐は「拡散しすぎて収束しきれてない」という種類の人生ビジョンが見つけられない学生でした。
また、収束させるために内省を取ったり自分の考えに対して自己批判的な思考をめぐらすことをしてこなかったために、自分の人生ビジョンに関して浅く解像度が低い状態だったともやもやしていました。

好きだから情熱をもって取り組んでいるはずなのに、なぜ好きなのか?なぜ情熱を持っているのか?が明確ではないという何とも言えない現象がしんどかったと思い返しています。

将来は自分が東北・宮城のために!と意気込んでいる以上、本気で自分のことに向き合う時間を取りたい。でも、どうしたらいいかわからないという中でメンターの方に1か月に1度のコーチングをお願いしました。

まだ完璧に見つけられるわけでもないですし、そんな簡単にわかるようなものではないということは前提として理解しながらも、コーチングやこの社会人生活の3か月間で感じ学んだことを言語化するために学びを書き起こしていみます。ちょっとした成長日記になればいいなと思います笑

もやもやその1;どうやったら人生ビジョンは見つかるのか

大学時代の大きな自分の悩み事の1つはこれでした。
たまにいる学生起業家のかたにお話を聞いてみたり、色々な本やら動画やらを少し見てみても中々腹落ちしない日々でした。何が腹落ちしなかったかったか。「そのうちに見つかるもの。意図的に探しに行かないもの」のような受け身的な印象が強く、「じゃあ俺はいつまで待てばいいんだ!」的な焦りがありました。今思えば本質かもしれないなと思いながらも、どこか納得はいかなかった記憶があります。
そこで、コーチングのなかである目標を立てることが出来ました。
行動目標として3人ほどビジョンがある人たちを話を聞いて、ビジョンの見つけ方の共通点を探すでした。
まずは、やってみよう!ということで当初の予定よりも時間はかかりながらもなんとか聞きだしすることが出来ました。概要を以下にまとめてみます。

①同期で夢を語ってたAさん編
人生ビジョンは「すべての貧困を無し続けたい。」そのためには持続可能な組織を作ることが必要だと感じている。この夢が見つかったのはタイでの留学でホームレスに衝撃を受けた。そこでホームレスを支援する組織に入ってボランティアをしてみたが、そもそもその組織がずさんでまともな支援が出来なかった。そんなことから自分には何ができるだろうか?という問いかけで貧困を無くすのではなく、無くし続けたいということを思った
②会社の副部門長Bさん編
人生ビジョンは「自分の意思に反して落とされる命を無くすこと」
コンサルの会社にいながらも医療に興味や人生ビジョンがある。見つかり方は原体験から(あまり話してはくれなかったです。色々ご事情がありそう)
とは言え、自分の周りに起きた中で何ができるかなって考えたときに医療以外の分野のノウハウを持ち込むことで医療にイノベーションを起こせると感じた。そのためのコンサル期間
③仕事関係でお酒を飲んだ起業家のCさん編
人生ビジョンは「強い日本を作る」
そんなことは最初思っていなかった。ただ好きな分野が情報やAIに関するテクノロジーをとことん研究していった。そこで自分が好きなことで何か役に立つのかもしれないと思ったときに、漠然と思いついた。

ざっくりですが上記のようなことを皆さんおっしゃってました。
これを聞いた後で正直感じたのは「原体験大事だなー」くらいです笑
ただ何かあるはずだと感じ、色々と勉強していくなかで1つヒントになったのが仕事でも使っていた「エフェクチュエーション」という意思決定論です

弊社ブログより

宣伝ぽくなっていやだなーと思ったので写真を乗っけるか迷ったのですが、
まあいっかと思い載せます笑
そもそもエフェクチュエーションというものは「熟達した起業家の意思決定を体系化した経営学の1つ」なんだそうです。詳しくは検索してみてください笑

五十嵐がヒントになったのは一番左側の「私は誰か?」「私は何を知っているのか?」この2つの問いかけです。

3名に共通していたのは原体験を通して、上記の問いかけを皆さん意識的or無意識的に行われていたと感じました。
1人目の同期の方はホームレスの支援をしたこと、そこから感じたホームレスを支援する組織を知っている自分を導き出したんだなと。
2人目の副部門長の方は原体験を得て、自分はいったい誰なのか?歴史を振り返ってほかの人と何が違うのかを考えたうえで現職に就かれたのだろうとも考えられます
3人目の方は好きなものが自分であるという無意識的に私は誰か?という問いを答えたのかもしれないです。

あくまでも五十嵐の個人的で主観的な学びと切り取り方です。
ただこの「五十嵐は誰か?」「五十嵐は何を知っているか?」という2つの問いを今まで意識的にしてこなかったことに気が付けました。

また上記2つのような問いに近いことを考えていても、ずっと仙台にいたことで「自分はこういうもん」というバイアスがかかっていたのかもしれないです。何事も比較をすることで違いや共通点を見つけられると言います。
東京という全く新しい環境に身を置くことで、過去の自分と今の自分、
当たり前だと思っていた自分の強み・弱み・個性が他者や環境との関係性の中でバイアスが取れ、クリアになりやすいとも感じることが出来ました。

なのでまずは「五十嵐は誰か?」「五十嵐は何を知っているのか?」を考えることが人生ビジョンの見つけ方の一歩だと今は感じています。

もやもやその2:五十嵐の人生ビジョンは何だろうか

本題はこっちです笑
では五十嵐の人生ビジョンはいったいなんだろうか?
もちろん仮説ベースではあるのですが、コーチングと環境のおかげで少しだけ見えてきていることを書き記します。

「五十嵐は誰か?」
この問いには原体験を深ぼる必要があるなとは思います。
大学時代から「街づくり」や「地方創生」、「人口流出」
なんだかこんなワードを自分の指針にして活動をしていました。

ぶっちゃけ色々なことを周囲に言ってました笑

そこで社会人になってからは、しっかり考えよう。自分の中にあるモヤモヤはちゃんと記録しよう!と思い、研修期間中や配属されてからの期間で仕事とは別に感じた「自分なりの問い」を書き起こしていました。


くそ汚い
くそ汚いpart2

そこで考えていた問いを会社のマネージャーにぶつけ、かつメンターの方へコーチングもしてもらいました。
コーチングをしてもらう前の五十嵐がやりたいことは「らしさを作っていきたい」ということです。例えば仙台と言えば牛タン!のようにその土地にしかない、そこでしか味わえないような何かを作りたい!
こんなざっくりとしたものでした。

そんな時にメンターのかたから一言こんな質問をいただきました
「らしさってなにがつくっているのか?」
確かにな。ととても良い問いになりました
牛タンいまは仙台のもの、という名産になっていますがずーーーっと歴史をさかのぼれば仙台のものでも何でもなかったはずです。

もしかすると「らしさ」というものはいろいろなものが融合して掛け合わされて要素が複雑になればなるほど「らしさ」だと認知できるものかも。じゃあ、何が要素を掛け合わせたり融合したりしているのだろうか?
この問いに答えようとすると結局のところ五十嵐が作りたい!と思っている「らしさ」は人に着地がしそうです。

コンテンツ×○○で希少価値というのは作られます。この○○に人が入るだけでそれはその人なりの独自性が生まれ、その人がいるその場所にも独自性が生まれます。例えば、「野球」というコンテンツはどこにもあるものですが、「野球」×五十嵐=元プロ野球選手のもとでバイトをしてクビ、、なんていう自分なりのエピソードは生まれます(よい例かは置いておいて笑)

元からあったものが、人という媒体を通して違うものと融合されながら新しい独自性を作っていく。五十嵐は原体験として被災の経験があったので猶更この感覚が強いのかもしれないと思います。街が流されて、もう元には戻らないからこそ、そこから元々あった文化や風土は引き継ぎながらも新しいものを掛け合わせて、その土地にしかないものを作っていく。
大学4年生の時に関わっていたあるプロジェクトはまさにそのようなプロジェクトで本当に楽しかったなと、今でも思います。

すべて「人」が始まりなんだなと本当に思います。らしさは多くの掛け合わせが出来るほど独自性が強くなっていきます。だからこそいま五十嵐がやりたい!これができたら死ねる!と思うのは、まだ掛け合わされてない掛け合わせの輪を作ることです。

すっごい具体的に言うと、BPM×仙台×官民連携×五十嵐みたいな感じです。
BPMを補足的に書き出すと、自分が一番いま興味のある分野で、弊社の役員がこの領域の先駆者ということでで勉強する機会が多いテーマです。詳しくは書けないのですが最近、日本に入ってきたビジネスプロセスという概念にそって、ビジネスプロセスをどのように変えるか?という方法論的な話です笑(この説明だと怒られそうですが、、)

今まではこの何を学べば独自性が出るんだろう?的な思考でした。
AIが来ているからAIとかやんないといけないのかな、、
とかそんな感じです笑

でも何を組み込むかではなくて、なんでもいいけど組み合わせること自体に価値があるんだなととても気楽になりました。
あとは自分の好きな「仙台」とか「地域」とか「官民連携」とかを自由に組み合わせるだけなんだなと。
ずっとなんで仙台がすきなんだろう?なんて考えていましたが、好きなもの
は好き!
このマインドでいいような気がします。今は笑


余談なんですけど、こんな風なマインドで生きたいしこんな生き方が出来れば幸せなのでは?的な発見も言語化してみます。
ちょっと宗教チックですが、仏教の世界だと「私」は「私でないもの」によって存在すると考えられいます。「私」は「私ではないもの」によって存在しているのであれば、「私でないもの」が無いことは「私」もないことになります。

ある意味で私=私でないものとも定義できるというのが仏教の世界観だそうです。
この発想だとすると、「give&take」でいうところの私は全世界から「give」されている状態が常なんだなと考えることが出来ます。
よく「俺はgiveしているんだ!」的なことを思っている「なんちゃってギバー」みたいな方もいますが、本来自分たちは生きていること=私以外のすべてのものから受容している状態。であってそれはgiveでなく「return」であるべきだと思います。なので五十嵐はギバーでもテイカーでもないリターナー?みたいな存在でありたいと考えています。

returnするためにも「私」をいろいろな要素を組み合わせて、その組み合わせがさらに違う別の誰かに組み合わせになったりする。
そんな組み合わせの輪の循環を作っていけたらいいなと思っています。
(ここがなんとなく言いたいことです笑)

最後に

色々書きましたが、まだまだ途上です笑
それでもreturnの話や組み合わせの話をずっと言葉にはしていたようなことでした。それを文字に起こしたり、コーチングをして気づくことが多いのだなと学びになります。
もっともっと学んでレベルアップしようと思います!

以上です。
拙い文章ですがお読みいただきありがとうございました。

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