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特別篇 おかげさまで30記事!ポッキー物語の誕生秘話

黒ポメポッキーが語る「たみちゃんと6人の子どもたち」を読んで下さりありがとうございます。

おかげさまで、30記事を投稿することができました。

これも読者の皆様がフォローしてくださったり、スキやコメントなどのリアクションをしていただいたことが励みになっております。

今回は30回投稿の区切りとして、この物語を書くきっかけとなったエピソードを紹介させていただきますね。


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この物語の主人公である黒ポメのポッキー。

ポッキーと私は、子育て完了直前に出会いました。

その後、ひとり暮らしとなった私のそばにずっと寄り添ってくれている、私の大事なパートナーです。


ポッキーは、これまで何の病気にかかることなく元気で生活しておりました。


しかし今年の夏の初めころからくしゃみをするようになり、気になって獣医さんの診察を軽い気持ちで受けたのです。

診察の結果、くしゃみだと思っていたのは、実は「咳」であり、容体は思たより深刻であることを知らされました。

気管はつぶれ、肺には水がたまっているということでした。


そこから点滴や投薬などの治療が始まりました。

しかし、容体は一向に改善されません。

それどころか、ご飯を一切口にしなくなってしまったのです。

大好きだったお肉も、サツマイモも、ジャーキーも。チーズも。


心配で困っていると、ある方のご紹介でヒブノセラピーをしてくださる方に出会いました。

動物と話ができる先生です。

私は、そのセッションによってポッキーの気持ちを知るとができたのです。

このことが、のちにポッキーを主役にしての物語の投稿のきっかけとなります。

内容を以下のポッキーのことばでお伝えします。

セラピーの先生とは、私とポッキーと三人で面談させて頂きました。

以下が、その時のポッキーの話です。

病院での治療は本人にとってどうなのか、というところから聞いてみました。


《今の治療について》

病院に連れてきてくれてありがとう。

点滴をしても良くなった実感はあまりないけれど、これ以上悪くならないようにしているのかなあ。

現状維持(を目指すための治療)なのかな。 

終わった直後は息苦しさがある。

喉が詰まったような感じ、乾いたような。続けてもいいかもしれないけど・・

あまりしてもしなくても変わらないんじゃないかなと思ってる。

点滴は、どっちかと言うとイヤかも。

震えてしまう恐怖。

嫌悪と言うよりイヤだなあ、怖いなぁと、後ろに下がっちゃう。

針とか注射とか、大きな機械が怖い。

針が入る時、肉球をぎゅっとしている。

ほんとにイヤだからやめてほしいと言う気持ちでいるよ。

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《ママに伝えたいこと》

二人の暮らしは楽しかった。

気にかけてくれてありがとね。

これからもだけど、お疲れ様。


ママは優しくていい人。すごく自分のことを考えてくれて行動してくれた。

しょうちゃん(娘)のこともちゃんと育てていた。

自分の事は二の次三の次というか、自分のことより周りの人のことをやって

いる人。

ママとの散歩は全部楽しかった。

家の中でのお話ししてる時も楽しかった。

ずっと一緒だよ、もっと気楽に考えてね。

いろんなことを教えてくれたのはママ。

愛情や、思いやり、相手のことを考えることとか。

心配性になり過ぎないでね。

大抵の事はどうにかなるしボクもそこまで弱くないから大丈夫だよ。



《近いかも知れないママとのお別れについて》

悲しいかな。

その時は自分が先にいくのかな。

笑顔で見送ってね。

笑顔でありがとうって言ってね。

そしたら幸せ。

悲しんだりしないでね。

ボクもありがとうって言うから。

すごく幸せだから笑顔で見送ってほしいなぁ。

お別れした後は天国か、もっと上に行くかもしれない。

ママの胸にいるかもしれないし。

ママとずっと一緒かもしれない。

いつでもママのところに行けるのがいいなぁ。

何かあったらいつでもすぐ隣にいてあげたい。

何かあっても、大丈夫、すごいね、って言ってあげる。

最期は、がんばったね、って言ってあげる。

一番最初に迎えに行く。

まだまだ一緒にいようね。



《最後に》

これで伝え切った。

まだこれからも楽しく幸せに、楽しいなって思える暮らしをしたい。

安全で不安なことが起きない日常が、幸せだって気づける暮らしがいいな。

幸せがたくさんある暮らしで小さな幸せを見つける。

ゆっくりゆっくり暮らして行けたらいいね。

欲を言えば走り回ったり遊んだりしたかった。

でも充分幸せをもらったから。


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ここのことがあって、ポッキ―は一現在、点滴と投薬の治療を中止しています。

そうしましたら、なんと食欲が戻り、今は元気に過ごしています。

咳のために控えていた散歩はポッキー自身が散歩をしたいことが分かったので、容体を見ながら外をぐるっと回ってきます。

咳がたくさん出る時は抱っこして歩いてくることもあります。

調子がいいときは、リードを掛けると走り出すこともあるくらいに回復しています。

ポッキーを見ていると、薬物による延命治療の是非を考えさせられます。


私とポッキーが共に過ごした13年間とこれからの数年を私がポッキーに変わってタイピングを続けて行こうと思います。

これからも応援していただけると嬉しいです。

こちらが、ポッキーとお話ししてくださった私とポッキーの恩人の笠原寛子先生です。

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最後までまで読んでくれてありがとう。







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