バベルを救いたい(2022.03.16)

おはようございます。底辺バトスピプレイヤーの他力です。最近、初めて3on3に出ました。氷刃などの高額&必須なカードを持っていないため、デッキごと借りて出ましたが、1回戦で1-2負け。なおチームで勝ったのは自分だけだったので、借りたデッキでイキってました。こんな初心者バトラーでも勝てるデッキに仕上げてくれた、チームメイトのデッキ構築力には脱帽です。

ちなみに、その時握っていたのはストレングスでした。ストレングスの可愛さ……ではなく強さに魅せられ、早速組もうと思ったのはいいのですが、決心してから3日くらいでボンシャスワテバズーカが制限入りしたことによって頓挫しました。誰かリペア考えてくれ。

さて、今回はタイトルにもあるように、私の好きなカードの1つである伝説塔神バベル・ゴレムをなんとか普及したいという、ただそれだけの記事になります。正直、どう介護しても弱いです……が、こいつは夢があるんだぞ!ということだけ伝えさせてください。なお、内容は始原の鼓動発売時にバトスピをそれなりにやっていた人なら誰でも知っていることなので、読む価値はないです。

1 現環境の主なLOデッキ

現環境で主に使われているLOデッキは、海賊キャスゴストレングスの2種だと考えています。

海賊キャスゴは10年以上も前に登場したキャッスル・ゴレムをフィニッシャーとし、様々なネクサスと龍皇海賊団 船長ホワイトジャック、ドローマジックを組み合わせるデッキです。キャスゴは未だに大型大会で一定の実績を残しており、デッキ破棄といえばキャスゴ、と言い切っていいくらいに人気・知名度・強さが揃ってますよね。

機動要塞キャッスル・ゴレム

ホワイトジャック

最近だと令和のルナティックシールことオーバースターを組み込んで殴りデッキを大幅に遅延したり、ボンシャスワテの召喚時封じに対抗するための侵されざる聖域を組み込んだりと、時代とともに形を変えつつ環境を脅かしまくってます。ここ数ヶ月でメビウスリングが急に流行り出し、キャスゴが活躍するのは難しくなりつつありますが……それだけキャスゴが警戒されているということでもあるのでしょうね。

もう1つはストレングスです。

ザ・ストレングス

このザ・ストレングスを着地させ、3回殴って30枚破棄を狙うデッキです。アタック時に10枚破棄かつシンボルを0に固定でき、さらにバーストorミラージュを破棄することで回復できます。

キャスゴのように2体要求するとかはないので事故率は低いと思いますが、欠点も多いです。

ストレングスはアタック時の破棄なので、必ず殴らなければなりません。なのでフラッシュタイミングで破壊orバウンス、バーストを踏む、BPも低いのでブロックされBP負けで破壊etc……と、乗り越えなければいけない障壁は多いです。

しかしストレングスデッキは前述のボンシャスワテを組み込むことで、相手を圧倒的に遅延することが可能となりました。アルパラシェアが高い環境でしたので、召喚時&神託メタを意に介さないこのデッキは対アルパラでも高い勝率が期待できましたね。

2 バベル・ゴレムについて

真・転醒編第3章 始原の鼓動のカードが公開されたとき、良くも悪くも注目を集めたカードがありました。

我らがバベル・ゴレムです。

伝説塔神バベル・ゴレム

とても久しぶりの大型造兵スピリットで、LOデッキの中核を担える性能を持っていました。

でも公開ツイートのリプ欄などでは、「キャスゴでよくね?」「重すぎる」などのコメントが寄せられていました。そして発売から今まで、バベルが活躍した大会はほんの僅かであり、大型非公認などでは存在すら確認できません(当たり前です)。

事実、バベルは弱いです。11コスト6軽減なので、6シンボル立ててなお5コストを払って召喚する必要があります。6シン+5コア+1コア(維持)の用意が必要なので、4シン+8コア+1コア(維持)だけで即座にゲームエンドに持っていけるキャスゴに見劣りするのは当然です。

ではバベル・ゴレムの長所はなにか?

それは、圧倒的速度です。

……散々、コストが重いという話をしていたのに、なぜ?

3 イナクト・ボドワン・バベルの発見

カード公開時に密かに話題になっていたのが、イナクト・ボドワン・バベルというコンボです。

AEUイナクト

まずAEUイナクト[デモカラー]でアタックします。このスピリットは最もコストの高い相手スピリットに強制指定アタックし、1000という最低BPにより必ず負けることができます。

相手によってフィールドを離れるときに3ドロー2破棄ができます。正直、割と便利なカードです。私はこいつを生けるストロングドローと呼んでいます。このとき、海帝国の秘宝をLv2で配置しておくと3ドロー1破棄になるので、場面によってはストロングドローより便利なカードに化けます。

イナクトが破壊されると、バル・マスケ 侯爵 ボドワンのバーストが開きます。

バル・マスケ 侯爵 ボドワン

ボドワンの効果で、イナクトによりあらかじめトラッシュに落としておいたバベル・ゴレムをノーコストで召喚します。これでコンボ終わり。あとは殴るだけです。

そして以下のリストが、このコンボを活かして作ったデッキの一例です。

イナクトボドワンバベル

なんとこのデッキ、先2キルが可能です(厳密にはLOによる敗北はスタートステップの時点なので、後2キルというのが正しいのですが)。

必要なカードは、イナクト、ボドワン、バベル、オーバータワー、海帝国の秘宝(その他ネクサスでも可)、マジックスパナの6枚です。以下が手順になります。

先攻1ターン目

海帝国の秘宝(4コス)を配置。最悪、これは他のネクサスでも大丈夫です。このとき、キンコマなどを伏せておけると先2キルが通りやすくなります。

後攻1ターン目

必須条件として、相手がシーカー等の初動のスピリットを召喚している必要があります。もし相手の初動がネクサス等であれば、先2ルートはないです。祈りましょう。キンコマが開けていればなお嬉しい。

先攻2ターン目

イナクトを召喚(1コスor0コス)。オーバータワー(1コス)をミラージュとしてセット。ボドワンをバーストとしてセット。このとき、まだバベルは引けていなくても構いません。ちなみに、1ターン目に貼ったネクサスが海帝国なら1コア余るので、ストロングドローなどを1回打てます。なので、初手は出来るだけ海帝国が望ましいです。また、オーバータワーセット時にヴァルダルムを伏せてあると、手札交換ができて成功率が上がります。

イナクトで指定アタック。相手に青装甲やスピリット耐性があったりすると通らないので注意です。

イナクトBP負け破壊→3ドロー2破棄→ボドワンバースト発動→バベル召喚、8+1と1+1枚破棄で合計11枚破棄→バベルアタック、11枚破棄→マジックスパナ(2コス)によりバベルを指定、11+1枚破棄。

以上の手順で11枚+11枚+12枚、合計34枚破棄が可能です。相手のデッキは初期手札4枚、ドローで1枚減っており、もしシーカーで3枚オープンしていれば先攻2ターン目では32枚なので、これで勝利です。オープンしていなくても、デッキが2枚とか3枚になっているはずなので、勝ち確と言っていいでしょう。

キャスゴやストレングスは出来るだけ相手を遅延し、防御し、LOできるタイミングまで耐えるというデッキでしたが、こちらはとにかく速度を狙っていけるデッキになっています。

4 主な対面について

実際にこのデッキで環境トップと戦ったことはほとんどありませんが、憶測と妄想だけで対面について語っていきたいと思います。

アルパラ……無理。召喚時が止められるので、最大23枚破棄になってしまいます。女神顕現を組み込み、妨害&サブの破棄要員とするとまだマシかもしれません。

イザイザ……初手イザイザ貼りでドヤ顔する相手に対し、ブルーフィールドを投げつつ大海門を貼り、動きを封殺しましょう。召喚時も多いので、そこまで辛い対面ではありません。

超星……厳しいかも。シーカーが耐性持つのはやめてください。イナクトが通りません。

覇王……そこそこ戦えます。初手がほとんどオードランorドスモンキなので、先2・後2キルも通りやすいです。ただし青の世界の配置時でサカターノが開くと厳しいです。

5 終わりに

ということで、趣味デッキの紹介でした。別にわざわざnoteを書くほど強くないのですが、先2LOというロマンには抗えなくてですね……。

もし良かったら、組んで遊んでみてくれると幸いです。

それでは。

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