最近のバトスピの環境について(2022.2.19)

こんにちは。底辺バトスピプレイヤーの他力です。この間は作りかけの占征武装でショップバトルに参加したら、全敗で終わりました。

さて、こんな底辺バトラーがミリしらの現環境について、ものすごく適当なことを述べていきたいと思います。

1.0 旧環境トップのデッキたち

旧環境(2022/01/29の制限改定前)で環境を独走していたデッキを2つご紹介します。

1.1 ゴッド・ゼクス(天魔王)

天魔 信長

アニメに出てきた「天魔 信長」をイメージしたデッキ。旧環境はほぼこのゴッド・ゼクス一強と言っても過言ではないくらい、強いし使用者が多かったです。多分。

このデッキのヤバいところは、圧倒的な速度です。速度の速いデッキといえば、往年の緑速攻だったり(フォン・ニード使うやつ)、低コスビート系(01サジットとか)だったりと色々あるわけですが、こいつは速攻の中でも放置しちゃダメなタイプの速攻です。なんてったって、先攻2ターン目で6点パンチ決めて終わりの試合がままあるレベルです。

まず、足場が優秀

オワリノ世界

4コストとはいえ全色軽減持ち、2シンボルで不足しがちな緑青シンボルをカバー。そして何より、Lv1で後述する終ノ型を維持コア1でLv3にしてしまう、凶悪カードです。ゴッド・ゼクスが環境トップを独走できたのは、8割くらいこのカードの存在によるものであったでしょう。また足場として、創界神 天魔 信長や、ロクテンヘイ・ロクテンヘッド等の小型も十分すぎるほど優秀でした。そして……

ゴッド・ゼクス-終ノ型-

はい、6点パンチ。オワリノ世界とこいつが見えたら、相手は死にます。ということで、圧倒的速度主義で理不尽を押し付けるゴッド・ゼクスが環境トップなのは納得でしょう。これにより、速度で対抗できない低速・中速デッキは基本的に死亡。身長170cmない男より人権がなくなってしまいました。

そもそも、メガデッキでほぼ全てのパーツが手に入るので、紫の世界と終ノ型さえ買っておけば環境トップが組める、という点でも優秀でしたね。

1.2 覇王

創界神 陽昇 ハジメ

アニメの覇王に出てくる陽昇ハジメをモチーフとしたデッキ。世代だったので全部リアタイしてました。これがなかったらバトスピ始めなかったかもしれない……。

ハジメのデッキらしく、バーストをバシバシ発動させて畳みかけるデッキです。 またハジメのキースピリット:ロード・ドラゴンもXになって登場しました。これがぶっ壊れというかなんというか……

英雄龍ロード・ドラゴンX

爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼルX

ライフ減少でバースト発動、BP12000以下を焼きつつノーコスト召喚。この辺は昔とそこまで変わらないですね。ですが転醒すると、転醒とアタック時で「自分のバースト1つをただちに発動できる」という効果を持っており、受け身になりがちなバーストを自分のターンで乱発できます。しかもバースト効果は相手の効果で防げず、発動後再セット、回復、ライフ1点貫通とちょっと盛りすぎの効果内容。 極論、こいつにコア2個乗せてバーストを連発してれば相手は消し炭になります。そしてバゼルXと組み合わせると最強コンボが完成するフィニッシャーがもう1枚ありました。それが……

超覇王ロード・ドラゴン・零

ライフ減少後バーストでスピリット/アルティメット/ネクサス/創界神を3面処理。ということで、旧環境ではバゼルX転醒→零のバースト発動→バゼルXの効果により防げない3面処理という凶悪コンボが暴れ回っておりました。

もちろん系統:覇王/雄将の周辺サポートも優秀で、

魁の覇王ミブロック・ブレイヴァー

バウンス&バースト破棄、

雷の四天王サカターノ・ベア

世界ネクサス絶対殺すクマ、

はなさかドラゴン

トラッシュ回収マンなど、さまざまなサポートもあって環境トップとなっていました。バースト主体なので基本的にコストは踏み倒し、コアブーストいらず。相手がうっかりアタックしてロード・ドラゴンXのバーストを開けようものなら、返しのターンで全面焼かれてライフバーン、抵抗むなしく試合終了です

……自分が覇王使ってるからか、覇王だけ長くなりすぎました。でも覇王の魅力はその破壊力だけではありません。圧倒的安さです。環境トップデッキなのに、40枚全て合わせても1万円に届くことは絶対にありません(氷刃血解を採用しない場合)。こんなに安いデッキは、まず他にないでしょう。なんてったて世界ネクサスが必要ないですからね。

1.3 旧旧環境のデッキたち

アルパラ……青緑グッドスタッフとも。インペリアルドラモン パラディンモードでトラッシュからコアを回収し、そのコアを支払ってアルケーガンダムで破壊&回復&ハンデス&デッキ破棄&ライフ貫通を決めるデッキ(反則です)。グッドスタッフなので、とにかく強いカードの詰め合わせセット。高い。肝心の名前の由来となっているアルケー&パラディンが両方とも制限となり、弱体化となった。

氷姫……ライサやアガーフィアなど、低コストなのに効果が全然低コストじゃない系統:氷姫スピリットがたくさん入ったデッキ。ドローが苦手な白デッキだからまぁいいか……と思ってたらクラーラが召喚され、急に手札が増えたり、防御マジックを使おうとしたらグラン・ウォーデンが煌臨し無効化される(最大3回)。理不尽。

ダブルオー……ガンダムのダブルオーを中心としたデッキ。1枚7000円くらいするカード:トランザムライザーで5点パンチを決めにいく。破茶滅茶に強いらしいが、見たことはない。

導魔……黄色の起幻を軸として、系統:導魔で固めたデッキ。優秀創界神:ヴィーナのサポートをしっかり受け、テスモポロス&創界神デメテールによってアンブロ2点パンチを3回も叩き込んでくる。黄色らしく、ホーリーサインや跪いてエブリワンなどマジックが優秀で、ライフ回復も持ち合わせている。割と安くて強い。

1.4 真・転醒編(〜第2章)に入ってから誕生した環境デッキ

イザイザ……創界神 イザナミ&イザナギを中心に紫の系統:霊獣と緑の系統:樹魔が組み合わさったデッキ。普通にコアブしたりドローしたと思ったら、突如として手札とトラッシュをぐるぐるするループが始まって相手は待ちぼうけ、10分くらい待たされた挙句に試合が終わっている。まぁ理不尽だが、使いこなすには相当な鍛錬が必要とも聞く。

機竜……ヴェルト・ラオムを筆頭に、ミラージュや効果で相手盤面をとにかく焼く。基本的にターンが返ってくる頃には、自分のフィールドにはスピリットはおろかネクサス、創界神ネクサスすら残ってない場合がほとんど。アステロイダート→アストラ・ドラゴンのノーコスト召喚でフラッシュタイミングを挟まない3点貫通を与えてくる。なによりバグカード:エスパシオンの存在により、デッキの回転が安定する。エスパシオンはダメだと思うんだ……

2 制限改定の内容について

長々といらない話をしすぎました。すみません。では1/29に行われた制限改定で、見事に制限入りを果たしたカードを見ていきましょう。

グラン・ウォーデン

氷姫を中心に白のデッキ全てで暴れ回っていた、翼神機グラン・ウォーデン。前述の通り、白のコスト5以上のスピリットがいれば問答無用でマジックを無効化してきます。しかも、メインステップとかアタックステップとか、自分のターンとか相手のターンとか、そういう限定が全くないんです。これが3回も使われたら、一体どうやって勝てっていうんですかね。妥当な制限だと思います。氷姫を中心に、白デッキが全体的にナーフとなりましたが、キースピリットではなくサポートなので大丈夫だと思います……

小氷姫クラーラ

耐性やコアブが強い代わりにドローが弱い白デッキを支えていた小氷姫クラーラ。氷姫は少し前にもアガーフィアが制限入りしていましたが、それでも勢いが収まらなかったためグラン・ウォーデン&クラーラという重要サポート2枚が一挙制限に。さすがに氷姫デッキは環境から一気に消えていきました。

超覇王ロード・ドラゴン・零

覇王デッキで最強のフィニッシャーとなる超覇王ロード・ドラゴン・零。3面処理しつつアタックステップに完全耐性、そして1〜数点ライフバーン(トラッシュ送り)という、とにかく強いカードです。覇王というテーマが1年以上前に登場したにも関わらず、速さと盤面処理があまりに強すぎて無双してたのがダメだったのでしょう。弱体化はしたものの、覇王ははなさかドラゴンというトラッシュ回収マンがいるため、環境にも若干名が生き残っています。僕もその一人です。

プトレマイオス

ダブルオーデッキのリソースエンジンこと、プトレマイオスです。2コストのネクサスのくせに、毎ターン2ドロー1破棄とトラッシュのブレイヴ蘇生ができます。 端的に言って、ダメですずるい。でもこの制限により、ダブルオーは完全に機能しなくなってしまいました。トランザムライザーも過去の遺物です。

オワリノ世界

先攻2ターン目に6点パンチを叩き込んでくる原因である、オワリノ世界です。確かにこいつは、というか先2キルは許しちゃダメだった。旧環境はゴッド・ゼクスが多すぎて中速・コントロール系デッキが全く流行らなかった印象があります。そういったデッキの多様化を妨げるという意味でも、ゴッド・ゼクスの大幅な弱体化は必要だったと言わざるを得ないでしょう。

ちなみに、この間フレンドリーバトルに行ったら2ヶ月ぶりくらいにゴッド・ゼクスを使ってる人と対戦しました。現在のゴッド・ゼクスは真・転醒編3章で登場した白紫連鎖を取り入れて編成するのが主流らしいです。ちなみにその対戦では、私が魔術皇を3枚貼った上にホーリーサインを撃って、かつライフを8点まで回復して叩きのめしました。ごめんなさい。

3 現在の環境デッキについて

現在、私が環境トップと考えているデッキを2つ挙げます。

超星とアルパラです

そう、1つ前と2つ前の環境トップデッキです。なぜ?

超星は元々、あまりに強すぎるデッキでした。スピリットがほとんど完全耐性を持っており、ダークヴルム・ノヴァXとジークヴルム・ノヴァXが並んだときにはもうお手上げ状態。こちらもメガデッキが基礎となっており、普及率が高かったのも環境を取った要因と言えるでしょう。なので超星からはコーディリアが制限行き、また転醒編環境へと入ったことで創界神メタ、「防げない」破壊が多くなったために、姿を消していました。

しかし今回の改定で使用率が下がったデッキを見てください。ゼクス、覇王、氷姫です。これらは全て、創界神をぶち壊してくるデッキなのです。逆に言ってしまえば、こいつらさえいなければ超星は十二分に環境取れるポテンシャルがあったということになります。なので順当に超星が復活を果たした、というところです。

アルパラも元来は反則級の最強デッキでした。しかしコラボカードのくせに暴れ回りすぎて、アルケー&パラディンが同時制限入りという手痛い仕打ちを受けてしまい、Tier1.5のような立ち位置が続いていました。強いことは強いですが、ゴッド・ゼクスや覇王に対しどうしても速度で劣り、リーサルまで辿り着けないことが多かった印象があります。

ですがそこに真・転醒編3章、4章で多くの新戦力が加わります。これです。

ビャク・ガロウX

3章のコアの光主キャンペーンで登場した、剣王獣ビャク・ガロウXです。アタックすると2面重疲労、転醒。そして裏返ると……

ビャク・ガロウ・月雅X

こいつがやってるのは、ハンデス&バウンス&ライフバーンです。これが2ターン目に飛んでくるようになりました。この世の終わりです

また4章ではアガスティヤ&ストレリチアを採用した黄緑寄りのアルパラも誕生し、ますます幅が広がりました。グッドスタッフの良いところは、新カードを柔軟に組み込んでデッキを変化させられるところですよね。……だとしても、召喚時は止めないで欲しかったです。

4 環境デッキになりそうなデッキ

環境デッキになりそうなデッキは、ズバリ来是/占征光導です。

アクアエリアスターによる全色重装甲ばら撒きや、スティールムーンミラージュを始めとする手元増加(実質ドロー)の速さ、その展開力から繰り出されるサジット・アポロドラゴン・テンパランスによるフラッシュを挟まない3点トラッシュは脅威です。

なにより、4章で登場したテーマであるのに、環境デッキともきちんと渡り合えているのが強いです。今後の強化の可能性も高いですからね。

その他にも、上の方で述べたイザイザや機竜も環境デッキであると考える人も多いと思います。私は今後の強化が見込めないこと、体感として勝率が安定しないことを理由に環境デッキとはしませんでしたが、まぁ強いです。ほんとに。

5 終わりに

初めてnoteを書いてみましたが、いかがだったでしょうか。初めて書いてみたにしては、結構な量が書けたと思います(5000文字ちょっとでした……)。

バトスピなんて興味ないけど、読んでやったぜ!っていうそこのあなた。ありがとうございます。でも、そこまでして読む価値はないです。飛ばしてください。

ということで、今後も趣味に関してnoteを書いていきたい所存ですので、もしTwitterとかに記事のURLが貼ってあったりしたら、覗いてみてください。

それでは、また。

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