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男のイニシエーション

Beloved ♡ さん

こんにちは!魔タリカ741歳、魂のR指定です!最近はアナンガランガで男性の性について触れる機会が増えました!理解の窓口が広がると、全く今までとは違う風景が広がりますよね。

今日は男の子たちの性について考えてみたいと思います。10代の男の子たちは二次性徴(思春期)が始まって、男の子から男へと変身していく時期ですね。私は男の子を育てたことがないのであまり実感はないんですが、ちょっと会わない間に、とてもステキな男性に成長していて、ドキッとしたことはありますw

生殖器が成熟して、種を存続させる準備が整っていく2次性徴期において、男の子は精子を作りだす精巣が大きくなって、テストステロンという男性ホルモンの分泌が盛んになり、陰茎などの外性器も発育し、亀頭を包んでいた包皮も剥けて亀頭冠が現れるようになり、陰毛やわき毛が生えて、喉仏が大きくなり、声変わりするようになります。

だいたい10年と少しをかけて、ホルモンの大きな大きな変化の波に晒されるこの時期は、どうしようもなく多感で、戸惑いや不安の種が発芽するわけなので、男の子も女の子も、明るく清く正しい時代を送ったって人の方が少ないんじゃないでしょうか?

現代の暴力を起こす人の年齢を調べると、ほとんどが10代の終わりから20代の初めの男子で「思春期スパート」と呼ばれる時期だというデータがあります。だとすれば、親の言うことを聞かないなんて当たり前すぎで、大人しく聞いてる方がこのパワーを内向させて危いんじゃないかってことですよね。

昔はまさにこの時代に「イニシエーション(通過儀礼)」がありました。森の中深くに単独で分け入って、生きる意味や、未来に繋がる夢を持ち帰るヴィジョンクエスト、マオリ族の神聖な刺青などが代表的です。儀礼中は、森の中や、刺青を入れている最中には(長い時間がかかるそうです)射精も性交も、痛みで声を上げることも禁じられました。子供から大人への激動の変容プロセスを安定させて、社会システムに適応し、女たちに認められ、子供を残す権利を得るためです。

そのようなイニシエーションは7万年前の認知革命の頃にはあったといいます。テストステロンの昂ぶりの精子の放出が、暴力に転ぶか創造性に転ぶのかについて、このイニシエーションは、生物学的な生命の背景と文化的な背景を融合させるために重要だったんですね。

タオの叡智において、この精子の制御方法はしっかりと残されています。女性では経血のコントロールに相当します。どちらも自分の意思で制御できるなんて、普通は誰も思っていませんよね。

最近は「オナ禁」なんて言葉も流行っているようで、「制御する方がいいらしい」と気づいている男子も一定数はいるようです。大切なものはちゃんと残していって、伝えていきたいと思いませんか?

そのためにはまず、自分自身がプラクティスを重ねて何が起こるのかを体験することですよね。

アナンガランガのリトリートはある意味、大人のイニシエーションです。大昔ならもっと子供の頃に学ぶはずだったことを、今になって体に刻み込むための時間です。思春期の逆もまた然り。更年期はホルモンを失っていく時期なので、心身ともに大変なのは、ある意味同じです。

大事なツボは、生殖器のエネルギーは、実は「静けさ、穏やかさ」の瞑想のエネルギーだってことなんです。

Love♡

Tarika

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2021 / 7 / 28 発行メルマガより

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