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頭トロトロ特撮日記第三回「怪獣プロレスだ!行くぞ!1、2、3、ダァー!」

こんばんは、すっかりお久しぶりになってしまいました。頭トロトロ特撮日記第3回のお時間です。今回は『ウルトラマンゼット』「生中継!怪獣輸送大作戦」についてです。

目次
●簡単なあらすじ
●ゴモラという怪獣
●ダー!ベータスマッシュ
●おまけ お前は!ギガス!?
●まとめ
●大喜利のご紹介と返信と次回のお題

●簡単なあらすじ
ストレイジは予算不足だ。出撃の度に毎回建物を破壊するため、予算の申請が通りにくいのである。予算確保のため根回しに奔走していたクリヤマ長官の努力を、怪獣ギガスと無人観測所ごとセブンガーの硬芯鉄拳弾で打ち砕いてしまったハルキ。名誉挽回と予算のため、ハルキらストレイジは地球防衛軍ロバート事務次長らが見守る中、セブンガーによる山間で眠っているゴモラの輸送作戦を実行する。

●ゴモラという怪獣

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 古代怪獣ゴモラ。ウルトラマン第26・27話にてシリーズ初の「前後編のメイン怪獣」として登場し、幾度もシリーズに再登場を果たしている根強い人気がある怪獣です。武将の兜のような三日月型の頭部や筋肉質な体の存在感も強く、ウルトラシリーズの怪獣イメージを代表する一体と言えるでしょう。特に『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』にて主役キャラとして登場してからは、『ウルトラマンエックス』で「サイバーゴモラ」として防衛軍XIOの見方として登場するなど「人間の味方」の怪獣としてのイメージが強まったように思います。このイメージこそ、ある意味この怪獣の最大の特徴と言えるかもしれません。

 登場するごとに死体だったりメカだったり何故か発砲できたりと多種多様な特徴をひっさげてくる怪獣であるゴモラ、今回の特徴はなんと「花粉症」でした。少なくとも地域住民がその存在を忘れるくらいには昔から五甲山にて眠っていたゴモラは、セブンガーによって運ばれた際に花粉症を発症します。……ちょっと待って君いつから寝てたの?あの丸まった体勢だと山の斜面で寝づらいと思うんですが、もしかして「山が隆起する前」から寝てたんでしょうか。だとしたらとんでもないですね。

 歴代のゴモラ関連怪獣たちは悲劇的な一面を持ちがちです。「万博に展示しよう」と住処から運び出されたり、死んでいたのに蘇ってしまったり、正気を失ったタイガに組み伏せられたり、などなど。読者の皆さんの中には海の向こう、インドシナ半島の方での登場を思い出された方もいるかもしれません。まぁ、あれはここでは取り上げませんが。ともかく、ゴモラという怪獣は得てして悲劇的な目に遭いがちです。今回も「花粉症が原因で倒される」という要素自体は悲劇的でした。

 ただ、フォローになるのかは分かりませんが、これまでのゴモラとは「そこ」に至るまでの道筋がだいぶ違うように思います。今回ゴモラはスフラン島(マニア向けネタですね)へ、トンネル建設のために「輸送」されていました。「邪魔だから寝てる間に仕留めてやろう」とか「どっかに飾ってやろう」とかはなかったわけです。トンネル建設というエゴはあれど、共存を模索する優しさもあった……とすると、結果としてはああなってしまいましたが、もし時期さえ違えば、花粉さえ飛んでいなければ、違ったのかなぁと思います。そういう意味では、Zのゴモラは「人類の味方」として共存するゴモラと敵対してしまったゴモラ、その中間の立ち位置にいるゴモラなのかもしれませんね。

●ダー!ベータスマッシュ
 3話ではヨーコ隊員の助力でウルトラマンゼットはベータスマッシュに初変身しました。登場するなりタロウの「シュピピン」(筆者はタロウのジャンプをこう呼んでます)を披露した後「ヴェーダズマァー!!(ベータスマッシュ)」と叫びゴモラの首に蹴り込みました。ウルトラマンとエース、タロウのメダルで変身するフォームですが「1、2、3、ダー!」と叫ぶあたり赤いタオルの地球人のメダルも混入してるんじゃないかと思わせます。多分その辺はハルキの記憶が元になってるか、インナースペースでハルキがノリノリかのどっちかだと思います(あと見た目は崖を武器にするヒーローに激似ですね)

 ベータスマッシュとゴモラは、まさかまさかのプロレススタイルの戦いを繰り広げます。ゴングに毒霧、電流デスマッチ、そして何より乱れ飛ぶプロレス技……やっぱりメダルが一枚多いのでは?ゴモラもなんかノリノリで合わせてきてますし。かと思えばゴモラの超振動波を飛ぶ斬撃「ベータクレセントスラッシュ」で切り裂いたりもします。エースが「私もちゃんといるぞ!」と主張しているかのようなこの技の応酬の後、ベータスマッシュは必殺技「ゼスティウムアッパー」でゴモラを撃破します。この「パンチがトドメ」ってかなり珍しいんですよね。例えば、タロウのメフィラス星人二代目ぐらいでしょうか。まだ居た気もしますが、ちょっとすぐには思いつきませんね。あ、「致命傷」まで含めるとエースのドラゴリーとかダイナのデスフェイサーとかも増えますが。……ん?エースとタロウ?あっ。

●おまけ お前は!ギガス!?
 冒頭でセブンガーに吹っ飛ばされた冷凍怪獣ギガス。彼が登場したエピソードは「怪彗星ツイフォン」なんと1967年1月1日、元日に放映された回の出身(?)です。それ以来出現していませんでしたので、約63年ぶりの出演になります。すごい。セブンガーと戦うシーンもセブンのやたらと高い崖の上で戦ってるシーン(確かボーグ星人回とかにあります)っぽくて懐かしくなりましたし、実はギガスの登場は第3話の中でもかなり印象深い要素でした。今回だけでなく初代もレッドキング二代目といわゆる「怪獣プロレス」を繰り広げた後撤退してしまいましたので、ウルトラマンとは一度も戦っていない怪獣です。でも、スーツが新造されたならもしかしたら、と思ってしまいますね。この際サイゴあたりも再登場しないでしょうか。遠藤正明さんもOPで「サイゴに立ちはだかる相手は誰だ?」って歌ってますしね!ハハハ!


・・・・・・。



・・・・・・なんちゃって。



 ええい、そんな遠藤正明さんの歌うOP「ご唱和ください 我の名を!」はこちら!!!!要チェックです!!!!
http://www.lantis.jp/release-item/LACM-24014.html

●まとめ
 と言う訳で、唐突にダイレクトマーケティングをしたあたりで第3回はおしまいです。統括としては「ギガスだ!プロレスだ!ゴモラ……」ですね。本来はゴモラの花粉症が何の花粉由来なのか検証しようとしてたんですが(太古から眠っている+街中で症状が重くなっている=街路樹として植えられている古代樹であるイチョウじゃないか……と)書き上げたところで調べてみたら「スギ花粉」って明言されてるの見つけちゃって一度全削除しました。しょんぼり。いやぁ、下調べは大事ですね。皆さんも調べ忘れにはお気をつけください。

 そう、例えばウルトラマンゼットEDテーマ「Connect the Truth」の購入を検討するときなどに……。

https://www.lantis.jp/release-item/LACM-24015.html

またも勝手に宣伝した所で今度こそお開きです。最後までお読みいただきありがとうございました。今後もゆるりとお付き合いいただければ幸いです。次回はもうちょっと早く更新したいと思います。頑張ります。


●大喜利のご紹介・返信と次回のお題 

返信遅くなってしまい大変申し訳ありません!その分張り切って返信していきたいと思います!お題は「今回よりさらに強くなったネロンガが出現!どんなの?」でした。

イナゴ侍さん
「ウランを食べて頭を保護するヒレが生え、金色の虹のような分子破壊光線を吐けるようになった個体」
おかしい!進化してるはずなのにメタ的には退化してる気がする!にしても、分子破壊光線と電撃使えるしウランも電気も食べる個体かぁ。強いのは勿論ですし、学者が見たらすさまじい研究材料に見えるでしょうね……ストレイジでも若干一名狂喜乱舞してそうな人が居ますし。
 そういえば、タイガでパゴスが登場した関係でネロンガとパゴスのスーツって今別々に存在するんで大怪獣バトル出来るんですよね。ゴクリ……。

燦巻しおんさん
「田口監督を丸め込むくらいの財力を手に入れた」
強いですね……!「透明怪獣ネロンガ」っていうVシネマを製作、主人公を入れ替えて勝つと……あ、ダメだこのパターンだと最終的に光を集めたウルトラマンに逆転されそう。単純にイフ並みの適応力とかを身につけさせてもらうのが吉ですね。

矢田拓馬さん
「電磁バリアで光線技を跳ね返す。まるで、ゼットンのように。」
➡何かと接近されて弱らされた後光線技でトドメ、みたいな倒され方をする怪獣ですので、実はかなり弱点をカバーできてるんじゃないでしょうか?!電磁場とか使えば正当なネロンガの強化としても成立しそうですし、案外これ次回あるかもですね。ただゼットンパターンだと力技で破るウルトラマンもチラホラ居るのでその点は注意ですね。イィー……サァー!!

カズピーさん
「電気を吸えば吸う程巨大化するネロンガ(大体ゾグ第二形態ぐらいの大きさまで)」
➡ゾグ第二形態は『ガイア』のラスボス、身長666メートル体重66万トンの巨体ですね!ネロンガは身長45メートル体重4万トンなので、身長は14.8倍、体重は16.5倍ですね。……ヤバい。そこまで行かれるともう前後編に分かれるの確定ですね。それか、眠らせてネロンガ岩になってもらうか……その遥か未来にネロンガ岩の上に出来た禰龍町(ネロンチョウ)に二人の兄弟ウルトラマンが……(ここでHandsが流れる)

らりかるさん
「過透明怪獣ネロンガ、暴れていなくてもすぐゴシップ誌に載るのでオフの過ごし方を防衛隊全員が把握している。ついでにスリーサイズもばらされている」
➡弱体化してますね!?すごい、生活の透明度が高すぎるw
にしても、透明化使えるのに何が載っちゃうんだ……。エレドータスか!エレドータスとの熱愛をすっぱ抜かれたか!それとも贈収賄か!田口監督を財力で丸め込もうとしてる所をすっぱ抜かれたか!あと、ついででバラされてるスリーサイズですが、多分3つとも同じぐらいの値でしょうね。にしても「ついででバラされる」て。

アパティーさん
「鼻先の角を避雷針にして雷を食べつつ台風や雷雲とともにやってきた」
➡雷!今歴代のネロンガが「その手があったか!」と言ってると思います。そういえばあんな電気食うのに雷を食ったことはないですよね。何故でしょうね、雷にうたれるとタイムスリップしちゃうんでしょうか。にしても、地味に自然災害も連れてきてるの厄介ですね!急に台風が進路変えてきたり、急に雷雲が降って沸いたり……もう、ダメでしょ!元あったところに帰してきなさい!

といった感じで、大喜利のご紹介・返信でした。皆さま、本当にご回答ありがとうございました!

次回のお題は「ベータスマッシュが使った予想外の必殺技とは?」です。回答は「大喜利の件」と明記した上でtwitter @ultrabeansまでリプライして頂きますよう、よろしくお願いします!2020年10月24日まで受け付けております!

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