「ムー一族」全39話見る

■source:小原雅志(@masashiobara)氏のツイート
■reason:BSトゥエルビ放映時に録画済

BSトゥエルビで絶賛再放映された「ムー」そして「ムー一族」。「ムー」初回の1,2話のみ見逃した以外はきちんと録画しておいた。それ以外は「ムー」は鑑賞済。主題歌の荒木一郎提供曲も好きだし町山義人の挿入歌「裏町マリア」が好きなので水曜劇場のアルバムを購入してしまったよ。そして「ムー一族」もようやく30話まで鑑賞終えてとうとうひと桁のところまできた。なぜここまで長期にHDDレコーダーに眠らせる状況となったのかというと、昨年のおこもり時期にいくつかのVODサービス無料期間の利用をしていた際に、TVerで「寺内貫太郎一家」を鑑賞したことが多分の発端。「ムー」、「ムー一族」が向田邦子脚本のフォロワー感が強く、セルフパロディのような存在と感じたからだ。よりエンターテインメント、というかナンセンスドラマに比重を置くことは視聴率にがつんと反映したと思うけど、その分、ドラマとしての深みやキャラクター造形の味わい、そして時代・社会の描写は弱まって感じた。この辺、当時の大人世代はどんな印象だったのか気になるところではあるが。見るこちらはそうした当時の時の流れで鑑賞しているわけでないので「寺内貫太郎一家ショック」が響いて、並行してさっと鑑賞をすすめられなくなった。ようやく、それぞれ別の作品である、との切り替えもついた。それに放映当時は生放送だった30話の告知で5週連続生放送回の存在を知って、今、リモートで感じている人も多いと思うけど、生放送生中継を「もてあそぶ」手法があの頃は屹立として存在していた豊かさに驚愕するとともに「映画よりも下」扱いされているなかで、「こんなこと映画にできないだろが!」というテレビスタッフ、俳優たちの矜持のようなものを見ている と思うと、向田ドラマとはまた違う感じで背筋が伸びる。楽しんでゴールインします。

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