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冷やし中華のあたまで酒を呑む

■source:緑一色(@allgreen)氏のツイート
■reason:神楽坂龍朋の冷やし中華で試してみたくなった。

週毎におこなっているMyトーナメント、一週間の良かった出来事選手権とでも言えばよいのか。今年の8月の最終週にその優勝を果たしたのが神楽坂の町中華の名店・龍朋の冷やし中華だった。基本、この店では抗うことのできない炒飯の魔力とたたかう。他メニューを食べる気持ちに持っていくのが難しい炒飯の存在。しかし本年はランチ限定の肉野菜炒めをはじめ、初めてラーメンを食べてみたりだとか(これも今後迷いのメニューのひとつになった)、その優勝した冷やし中華にも手を出した。これは毎月一度訪れていた神楽坂での校正作業が20年秋くらいから3度と跳ね上がり、そしてこの夏、職場同僚とともにいつも通っていた定食屋の閉店もあって、お借りしている作業場から離れた店舗なれど、名店故訪問する機会を増加させることにもつながった。何より、冷やし中華との出会いが鮮烈だった。他の人の注文した一品、なんかひらひらしたきしめんみたいなものがのっかっている、あれは何?と思ったら、それが冷やし中華の薄焼き卵だったのだ。それが冷やし中華なのだと理解するまでさらに数秒かかった。その龍朋の冷やし中華も先月末に本年の提供を終えたらしい。常連さんの会話の中でそのような言葉がかわされていたのだ。ネット上ではもう四半世紀のおつきあいとなる緑一色師匠の今年の夏のツイートが思い出された。「冷やし中華の具をアテにして酒を飲む(その後素のそばをしめにたぐる)」というもの。

なんと、そんな文化がこの世には存在していたのか。「冷やし中華はじめました」は、ああ、今年も薄焼き卵やキュウリ、ハムで一杯やってから冷やし中華麺をたぐってほろ酔い心地に帰宅しよう、の合図だったのか。龍朋の冷やし中華は前述のひらひら薄焼き卵焼きにきゅうり、チャーシューとシンプルな具材。しかし、このシンプルにちょうどよい酸味のきいたタレ、つい麺を食べ終わったあとにもそのスープをすすってしまうほど。それが今年リピートで注文した理由でもあった。来店時間はとても飲酒できるタイミングではなかったが、これをアテにビールだの紹興酒を浴びて帰る、そんな体験を自分もいつかやってみたい。秋も深くなろうとしている10月半ばではあるが、この前浅草の食で一本、それも拡大で番組放送された「出没!アド街ック天国」でも、冷やし中華が出されていたし、秋冬でも食す機会はあるかもしれない。何しろ、まもなく一年となる次男の自動車免許取得もあって、駅までの移動やかみさんの送り迎えなども次男に任せる機会も増えた。冷やし中華でちょっと一杯、も体験しやすい条件が整っている。来年の夏の龍朋冷やし中華との再会を待たずに機会あれば冷やし中華のあたまたちをやっつけてくいっとやっていきたい。紅生姜も良いかもしれんね。
※タイトル写真は神楽坂龍朋の冷やし中華

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