仮面ライダーX全35話を見る

■source:CS東映チャンネル<録画済み
■reason:オンタイムでキングダーク編が好きだった

東映チャンネル契約中。東映特撮作品の数々をやっつけている。昨年の夏秋、AmazonプライムチャンネルのMyヒーローが低価格提供だったこともあってそちらを優先に鑑賞していたが、仮面ライダーはじめ、東映特撮には珍味の味わいや突出した佳作がポツポツあるもののそのほとんどは「子供だまし」の作品ばかりだ。円谷特撮ものが作家性に富んだものが多く、半世紀を経た現在も多くの世代にクローズアップして語られるというのが特異であるのとは対象的だ。最近読んでいる「三行で撃つ」は文章術の本だが、ここで「常套句は使わない」という「響く表現」を手に入れるための原則提示がある。東映特撮の数々は基本「常套句表現」の台詞を登場人物は話し続ける。その人(もしくは怪人)の言葉ではない言葉はその人物に深みを与えることがない。昨年仮面ライダーV3をようやくオンタイム以来の再見したのだが設定のトンデモ度よりもそうしたステレオタイプに話し、動く人たちの多さに「変身ポーズ」と「必殺技」で満足する需要に供給していたことをまざまざと感じた。現在鑑賞している「仮面ライダーX」、そのV3の直後の作品だったためか作品はハード感を用意して、冒頭の数話は「わからなさ」を用意して少々高めの層もターゲットにしたようだが、好敵手アポロガイストを提供してしまったためかその最期を迎えるあたりにはかなりグズグズ(おかげで珍味作も存在するけど)となっている。テコ入れだったのかはわからないけどキングダーク編に移行するとオンタイムでどきどきして見ていた感覚を思い出す。世界征服という頂上への段階として立ち上がる完全体となるキングダークを用意したのはひとつの良い解だったのやもしれぬ。スポ根ブームの影響で真空地獄車とかわからん必殺技用意するなど演出にゆらぎはあるものの。あと6話ほどで見終えます。

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https://www.mag2.com/m/0001694080


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