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鳥山 正晴日大芸術学部教授の話していた伊澤彩織監督作品「Terrorist A」にまつわるザ・ウィークエンドのPVを探して見る

■source:伊澤彩織さんトークショー @日芸卒博映像表現・理論コースオープニングイベント
■reason:伊澤彩織のセンスが知覚していたものを掴む

日曜日、新しくなってからは初めて足を踏み入れる日大芸術学部にて、「伊澤彩織さんトークショー @日芸卒博映像表現・理論コースオープニングイベント」を見に行ってきた。古い校舎に30年近く前にどうやって入ったのかは聞かないでやってください(受験失敗)。「アクションパフォーマーの伊澤彩織です」と名乗る彼女が登壇。今では「ベイビーわるきゅーれの主演女優の」の冠でも十分通じるだろう。トークショーは彼女の卒業制作監督作品「Terrorist A」上映とその製作に関わる話やアクションパフォーマーとして活動することになった経緯などを交えて、非常に興味深い時間となった。そのトークショーのゲストとして壇上に上がり、当時の証言をしていただいたのがかつての恩師鳥山正晴日大芸術学部教授。彼女の学生時代の等身大の姿や成長と監督作品の裏話を披露してもらうこれもまた貴重な機会となった。監督作「Terrorist A」は既にアクション系裏方として学生時代からプロの世界をのぞいた彼女がガチのアクションスタントをこなす人たちを「ナンパ」(本人談)してきて製作をおこなったという。日大芸術学部江古田キャンパス東棟を舞台として、舞台としながらも、彼女のアクションのキレとコクの元になっている映像上の体幹の良さ、空間把握力の的確さが荒削りながらも十二分に表現されている。吹き抜け空間は日大が彼女のために用意したキャンパスだったのかもしれない。ジャンプする高さ制限やドローン使用の許可が降りていたらさらにすごい作品になっていたかもだが、そこはさまざまな工夫で切り抜けているのも面白い。鳥山教授が当時のアクション映画の中でもこの「Terrorist A」に影響を与えている人物として「ハードコア」のイリヤ・ナイシュラーを上げていた。そのナイシュラーの撮影したザ・ウィークエンドのPVも名前を上げていたのだが、メモをきちんと取れていなかったので「ファスナー?」とか書き込んでいる状況。これ、「イリヤ・ナイシュラー ザ・ウィークエンド」で検索したらわかりました。「False Alarm」ですね。なんだよファスナーって。

「ハードコア」は自分も大好きな映画だったのだが、これを彼女は学生時代に見たのだろうか。もしくはザ・ウィークエンドのPVを見て影響受けたのか、そのあたりはわからないけれども、鳥山教授の考察にちょいと近づいてみたい。このあとPVの鑑賞をしてみます。現在は女優業も忙しくなりそうだけど「映画のアイデアはiPhoneにメモってます」と会場からの質問「映像作品を作るつもりは?」に回答していた彼女の映像作品も見てみたいものだと思うのでした。
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