東銀座・銀之塔に行く

■source:TBSラジオ「伊集院光とらじおと」内コーナー「俺の五つ星」
■reason:60歳の投稿者が1968年冬に味わった味や風景を体感しに

TBSラジオ「伊集院光とらじおと」21年8月24日放送分の「俺の五つ星」コーナーはちょっとした神回となっていた。50数年前の思い出の一皿ハヤシライスは幼少期の投稿者の勘違いでビーフシチューがほんとうの思い出の一皿で、食事の回想とともに語られる祖父との演劇鑑賞のトラウマの記憶の謎解きもキーとなってその提供店舗が発見される。その登場店舗「銀之塔」は21世紀も20年経過した現在も元気に食事を提供しているのだからこれはもう食べに行かないほうがどうかしている。ここで提供されているれんげでごはんといっしょに食べるビーフシチュー(グラタンにもご飯が出されていてああ、「ザ・洋食」感満載だ)を味わうことで60年代少年の体験を読み解いてみたくなるのは本能にも似たような感覚だ。逡巡しているうちに多分九月歌舞伎は玉さまの四谷怪談で満席なんだろうなあというところなれど、足を伸ばして東銀座にランチに出かけてみたい。またかみさんから「こんな高いランチ取りやがって宿六!宿リモ!」と叱られることは目に見えている金額(ランチ2千円台)ですが。なお、その少年がトラウマとなったという歌舞伎座の演目は「燈台鬼」。歌舞伎座でかかったのは歴史の中でただ三度。故に鑑賞の時期を割り出すなかで正解にたどり着いたわけだが、封印といってもいいくらいにかからないこの演目はコミック「シグルイ」原作の「駿河城御前試合」で有名な南條範夫の作品で、少年のトラウマにつながる血のシーンもありとのことでこれもまた気になるところ。

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