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「はじめの第一歩 ~映画監督50人の劇場デビュー作集」@ラピュタ阿佐ヶ谷(4/3〜6/18)を観に行く

■source:ラピュタ阿佐ヶ谷で入手したフライヤー
■reason:「忍者狩り」「玉割り人ゆき」上映

ラピュタ阿佐ヶ谷にはここ2週間凡天太郎映画祭でレイトショーに出かけている。「混血児リカ」「混血児リカひとりゆくさすらい旅」、いずれもバカの見る映画としか言いようがない作品で、天下の東宝がなぜにこの映画シリーズを作ることになったのかまったくわからない。ただ、三作目ももちろん見に行く。このドラッグ感は異常だ。逝去したふじーひろし氏の形見分けでいただいたピンキーバイオレンスムックは東映作品のエロ路線限定だったので凡天太郎原作作品としては猪の鹿お蝶シリーズの言及はあるものの、東宝作品「混血児リカ」シリーズの製作背景などまったくわからない。このあと3本の凡天太郎作品上映は続くが全作品ラピュタ阿佐ヶ谷での鑑賞を画策中。となるとレイトショーまでの時間の持ち方も考えねばならない。9時から開始のレイトショー、毎度毎度私よりも大きなお友だちで満席のことも多く、2時間前にはチケットを確保していないと満席で悲しい帰路が待ちかねない。食事してだらだら過ごすのもよいが、前の上映を鑑賞する自主二本立ても選択肢の一つだ。となると選択は同劇場の特集上映「はじめの第一歩 ~映画監督50人の劇場デビュー作集」だ。まだ一度も足を運べていないが、未見鑑賞済問わず監督の筆おろし作品一挙、という企画はその後の名匠の仕事ぶりを知っていることも多く、その比較だけでも面白いだろう。既に上映は終了してしまったが岡本喜八の初監督作品「結婚のすべて」もかかっていた。時間の工面がつかなかったので行けなかったのだが岡本喜八の初監督作品にどんな姿が写っていたのか。「日本のいちばん長い日」だけではなく、「独立愚連隊」シリーズにつながる処女作のそれは非常に気になる。自分の初監督作品を抜けない作家も多く存在するので果たして名監督の初監督作品がどんなものだったのか興味がわくところだ。そして山際永三監督処女作。「混血児リカひとりゆくさすらい旅」鑑賞時、早めにラピュタ阿佐ヶ谷に入館していたので書籍コーナーを物色していると、山際永三の文字の踊る書籍が並べられている。ちょうど図書館から借りた「帰ってきたウルトラマンの復活」を読んでいるところ。「帰りマン」第2クール以降に参加してきた山際永三監督、「新東宝出身の理論派」という惹句の踊る同監督の監督することになった際に過去作を確認しての帰りマン分析メモが非常に面白く、ジャリ番呼ばわりされることの多いウルトラマンシリーズに対しても大いなる熱を持って参加されていたことがわかっただけでなく、自分の求められる、そして番組として残したい作品を見越しての理論的な展開に自分の好きな「帰ってきたウルトラマン」のその理由のひとつがあきらかになった気分だった。その監督の処女作がつい前日までの短期3日間上映されていたと知り、タイミングの悪さを呪った。もうこっから先は知ったタイトル作やすでに鑑賞済みながらもラピュタ阿佐ヶ谷でかかるなら是非鑑賞したい作品も数件。逃さず鑑賞にあたっていきたい。幸い、この火曜日までのタームではレイトショー前に放映されるのが未見でかつ真魚八重子女史のレビューで鑑賞したいと考えていた「忍者狩り」。自主二本立てするにも良い時間帯に阿佐ヶ谷入りできそうなスケジュールもある。まずはそこからの一手を。

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