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忘れていくこと

小さい頃から、僕はどちらかというと記憶力がいい方だった。
自分の経験したこと、見聞きしたことは無意識のうちにほとんど覚えていたし、それらについて聞かれればどれだけ過去のことであろうとほとんど即答できた。し、今でも割と昔の物事でも細かく覚えていたりする。(神の悪戯か学問の方にはその記憶力は発揮できなかったけれど)

少し前、学生時代の友人とリモートで話す機会があった。
お互い大学時代にアジア圏を中心にバックパッカー旅行をしたことがあり、話題はもっぱらそのことだった。彼とはともにインドに行った仲で、約1ヶ月をかけてインド亜大陸を時計回りに周った。
道中色々な場所を訪れ、その土地の空気を吸い、飯を食べ、薄っぺらいビーチサンダルで歩き回った。
学生のやるありふれた貧乏旅行だったが、それなりに楽しかったし、そこでの時間や体験はとても刺激的で印象的だった。

でも、互いに当時のことを話すなかで、彼は覚えていても僕の記憶からすぽっと抜けている部分が意外に多くあったのだ。旅から3年ほど時が経っているとはいえ、記憶に多少の自信があった僕にとってはショックだった。と同時に、あと5年もしたらもっと忘れてそうだな、という不安が頭をよぎった。


そんな訳で、まだかろうじて血の通っている当時の記憶を引っ張り出し、書きなぐっておくことで、いつしか僕が思い出せなくなったときにこの記録を読んで「あ、そうそう、そうだったな」と思い出せるようこのnoteに書き残しておこうと思ったわけである。

オーソドックスに紙に書いて残そうとも考えたが、単純に書くのがめんどくさいから楽なタイピングを選んだ次第。

要するに備忘録的な使い方をするので、語尾とか使う単語や文法もぐちゃぐちゃになります。
読む人のことはあまり考えません(もっとも読む人なんていないと思うけど)。


このご時世だから、自宅のパソコンを通して昔の旅にでも思いを馳せよう。
3〜4年も経つと思い出補正も入ってるかもなあ。

ま、ぼちぼち書いていこう。

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