楽しみ方は人それぞれ

自分は子供の頃からポケモンカードで遊んでいましたが、基本的に対戦をメインとしていました。

ポケモンカードはイラストが可愛く、コレクターも多いです。

プレイヤーとして活動していたためプロモカードにはそこまで興味がなく、レアなカードを元手に対戦で使えるカードを交換してもらうことが多かったです。

当時は、自分では価値がないと思っているものが対戦向けのカードに変わるから、コレクターの人の事情も知って仲良くしておこうと思っていました。

この時は、あくまで自分の利益ベースで考えて行動をしていました。

時は流れて大人になりました。
社会人として生活したり、気の合う友人や恋人を探すのに、自分の価値観だけを重視して生きるのは視野が狭いと感じるようになりました。

自分の利益を重視するだけでは自分本位な人だと思われてしまい、円滑な人間関係を築くのが難しくなります。

とはいえ自分のやりたくないことをやり続けるのも苦痛で、10代後半〜20代前半はそのバランスに悩むことが多かったです。

特に自分の性格的にお節介で、こうしたほうがいいに決まっていると思い込んで行動するがあまり裏目に出ることも少なくありませんでした。

この経験からなるべく干渉するのを意識して生活していましたが、だんだんさじ加減がわかるようになってきました。

ゲームでも何でも、一度やってからなるべくやらないように調整することが多いですが、失敗体験が身に染みるので成長効率はいいなと感じています。何事も行動が大事だと感じます。

ここで学んだのは、「自分が知らないこともある」ということを知ったことです。いわゆる無知の知です。

相手には相手の事情があるから、お節介しないように様子を見ようと意識できるようになりました。

これをわかってからは、カードゲームでコレクターをしている人を見ても、「自分とは感性は違うけどその人なりに楽しんでいるから茶々入れんどこ」と思えるようになりました。

自分でも昔のカードを眺めたりするのは好きでファイルに入れたりはしますが、それは懐古が楽しいわけです。
同じキャラクターのカードを無限回収してSNSでアップロードして他人に見せることは、自分自身の好きを自認するやり方としては歪んでいると見えてしまいますし、集めている過程が楽しいと思ったり、気が合った同士で発表し合うコミュニケーションは理解できません。
自分自身を表現するのに技術や思想ではなく物に依存した考え方は、個人的には自尊心を保つのが大変そうです。

自分も昔のカードをSNSにアップしたりはしますが、目的は過去の自慢や懐古ですが、その人たちはどのような思考過程でそこに至ったのかはよくわかりません。

とはいえぶつけてもお互いの価値観が違うだけで終わる話であることを学びました。

同じように、対戦ゲームを勝ちを第一と捕らえず交友のきっかけと捉えている人もいるし、その人らに無理に強制しないことも学びました。

これは1vs1のカードゲームでは学べないことで、多人数で協力して遊ぶスプラトゥーンから学べました。
特にビジュアルも相まってカジュアル層が多いのも要因ですし、プレイヤー層に女性も多いため男性の自分とは感性が違うこともあり、完璧に受け入れようとすること自体が無謀だと気づけました。

自分からすると、この行動は交友を諦めたように思えてむず痒いのですが、生まれた場所や年代も違えば生活環境も親も学んできたことも違うならむしろ合わないことが普通だと思えたことで納得出来ました。

主に趣味では同じ思考を持つもの同士でしか触れ合ってこなかったことによって視野が狭かったと思えます。
昔から負けん気まんまんで、10歳から世界大会に出場した経験もあり成果至上主義のような考え方で生きてきました。
なかなか他の考えの人とは打ち解けにくかったんですが、協調することの大切さがようやくわかった気がします。

自分らしさを出して自尊心を保つ方法は自分自身ですらまだ模索中だから、他人のことなんて言えた話じゃないし、言う必要もないんだと思えました。

ただ他人のことも尊重できるようになれれば新たに視野が広がるとは思っていますし、まずは自分自身で自尊心を保つ方法を確立する所から始めるのが、今後の人間関係において大切になると感じています。

昔はプライドが高く、勝利至上主義で勝つことで自尊心を保ってきていました。

今も勝つことはもちろん好きですが、勝つためにどう考えたり取り組んだかを重要視できるようになりました。

考え方が結果から過程に変わったのはここ数年で1番大きな変化だと思っています。

まだ発展途上で変化の最中なので悩むことも多いですが、やっと心から楽しめる考え方に出会えたと思っています。

今後もこうしたブログを通じて、過程を楽しんでいけるよう意識して過ごして生きていきます。

まとめ

結果から過程を重視するようになった

他人のことはまだ受け入れにくいが、受け入れた方が視野が広がるので、まずは受け入る側の自分自身を磨く

こうして言語化すること自体が過程を楽しみながら自分自身を知ることに繋がるので続けていきたい

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