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韓国で出会った中国人

外国人との出会い系体験談と題して前回、出会い系を使って海外の人達と友達なる話を書いたが、その中であった本当の話を紹介しようと思う。
前回の記事内でも書いた通り基本的に海外の人達と実際に会うときは会うまでに2年~半年はメッセージ交換してからなのだが、今回は番外編である。
危険なので絶対にマネはおすすめしないし自己責任で!w

私が海外の友達とコンタクトを取るのは中国語の勉強もしたかったからなので中国語を使う圏内の人達とのコンタクトが多かったけど、たまにアジアと言う大きなくくりで韓国の人達ともコンタクトを取ってみたことがあった。
(韓国語は全然分からない)
その中の人が済州島を絶賛するので「君も一度は行ったほうがいいと言われた」
そう言えば私、韓国へ行ったことがない。
コスメ、音楽、ファッションなどの韓国カルチャーも凄く好きだけど近いからいつでも行けると言う感覚でいつも旅行選択先から漏れてしまっていたのだ。
済州島について調べていたらたまたま激安チケットを見つけた!
しかもLCCではない!!こんなに安いのか~と思って勢いで韓国の済州島へ旅行に行ったことがあった。

済州島はめっちゃリゾート地で海が綺麗だし世界自然遺産が沢山ある場所だった!!
しかし、島内は交通手段がバス、タクシー、徒歩しかない。
電車がないので車がないとキツイ。
私は事前に済州島について調べたら小さな島とは言え世界自然遺産を各地回るとなると結構な移動距離になるしいちいちバスやタクシーを待っていたら時間のロスになると考えて思い切って国際免許を取得してレンタカーを借りて自走することにした。
そのお陰で島を一周できた!(ちなみに1人で)
1週間居たので最初の3泊をSeogwipo(西帰浦市)で滞在。
途中、牛島にも行った。
後半3泊をJeju(旧済州市)で滞在した。
こんな感じで島を一周した。


韓国の人と出会い系でコンタクトは取っていたが、みんなソウルとかなので済州にはコンタクトを取っている人はいなかった。
ある程度の下調べはしたものの毎度、行き当たりばったりな旅をする人間なので済州の情報収集のために出会い系を現在地にセットしてみていた。
お陰で済州ビール工場の見学ができることや最高に綺麗な海のスポットなどを教えてもらえた!

↑2日目に行った済州ビール工場。
しかし、結果的にこの情報提供してくれた人とは実際に会うことはなかった。
あちらもどうやら日本人の女が一人でと言う部分に警戒していたのだろうw
数名コンタクトを取っていたが、その中で中国の方がいたのだ。
自己紹介の一部が中国語だったのでそれに反応したらしい。
彼は、出身が中国で済州には仕事で来ているとのこと。
仕事は、不動産で中国人が済州に別荘や不動産を購入することが増えてきているのでそれを対応しているとのことだった。
経歴などを聞いたら超エリート中のエリートだったのはビックリしたけどw
へ~こんな人もいるんだ~と思ってしばらくメッセージ交換をしていた。
私が中国語でメッセージをするので彼には私が興味深い人間らしく「どこにいるの?」と頻繁に連絡をしてきた。
このビール工場にいるときもそっちに行くと言われたが、私はビール工場の後に行きたい場所があったので「今日は予定が詰まっているから無理!」って感じの中国語を返した。
私自身もそんなにメッセージ交換をしていない人物に会うのは少し怖いなと感じていたのでなるべく会わない方向で考えていたのだ。
しかし3日目に世界自然遺産でもある漢拏山へ登山をしに行った時に事件がおきた!
(一人でよく登山しようなんて思ったなw)

前日、かなり雨が降っていたので早朝は濃い霧に覆われていた。
初心者でも登れる霊室登山口を目指して細くてカーブの多い山道を車で登って行った。
霧で視界が物凄く悪い・・・
登山道が近づいてくると車のまま入場料を支払いさらに上のほうへ。
そして途中、右側で「ドン!」とものすごい音がした。
え?!!ヤベ~!!何もぶつかってもいないのにナニ?ナニ?と焦る。
何かを見落としてたのか?それとも生き物とかひいたのか?
レンタカーなので傷とかついていたらどうしようと心配し始める。
とりあえず登山道手前の駐車場までたどり着いたので一旦停車して確認することにした。
なんとタイヤがパンクしていた!!(マジかー!!!)

このとき朝の7時30分くらい。
この時間だとレンタカー業者もまだ営業前で連絡がつかないのでとりあえず開き直って先に登山をすることにしたw
下山したら諸々考えようと後回しにしたのだww(B型)
登山している最中に済州の中国の方からメッセージが届いた。
「今日はどこにいるの?」
私は、登山をしているが車のタイヤがパンクしたことを伝えて下山したらタイヤのパンクの対応をしなくてはならないから会ってる暇はない的なニュアンスの返事をしたところ・・・
「それは大変じゃないか!まさに僕の出番だ!」と返事がきた。
そのころ、濃い霧で視界が悪い、初心者コースと言えども結構、険しい山道を登山中の私だったので“こいつは何を言ってるんだ?!”と思っていたw

霧のせいで何も見えないじゃねーかーと思いながら登山中。
登山しながらメッセージ交換をしていくうちに彼がこっちまで来て助けてくれると言うのだ!
マジか?!と思って話を進めると仕事を調整して今から私の居る山へ向かうと言ってくれた。
めっちゃ、ありがたい!!
しかし私は、このとき登山道の入口駐車場まで来てくれると思っていたら、なんと!頂上まで来てくれると言うではないかwww
本気か?!と失礼ながらちょっと笑ってしまった(爆)
普通に考えたら私が下山して駐車場で待ち合わせればいいでしょ?
手助けする側まで登山して無駄にエネルギーを使う必要はないじゃないw
日本人だったら絶対に頂上まで来ない~www
なんかスゲーなと思って登山を進める。
途中、彼も登り始めた連絡を受け私が一足先に頂上に到着した。
頂上まで片道約1時間30分
頂上に着いたことを伝えると「そこで待っていて」と言われるので持参したチョコバーを食べながらレスキューを待ったw
頂上に着いた時には、日も登っていいお天気!

頂上にはこいつも登山してきたのか?と思うような猫がいたので猫と1時間くらい待った。

頂上で出会い系の人に初めましてで会うなんて経験をしたことが無い!w
顔は写真で分かっているが、どんな登場なんだろう?と思いながら待っていると想像より軽装で登って来てきたwww
まぁ、確かに普通に仕事に行っていてそのままの服装で来たからそりゃそうだろうけどw
傘を片手に頂上まで来たのはちょっと斬新と思ったのが最初の印象www
頂上まできた証拠に写真を撮って貰ったw
1人ならこんな写真は撮れなかっただろう。

この後、一緒に下山。
霧が晴れてすっかり視界も良くなっていた。

下山してパンクの対応を彼が韓国語でレンタカー業者や修理業者へ連絡をしてくれて全て段取りをしてくれた!!
ここで気づいた、、、そうだ私、韓国語も喋れないし英語も大して喋れないから各業者への連絡はきっと手こずる羽目になっただろう。
彼が居てくれて本当に助かったのだ!!!(涙)
「僕の出番」の意味をようやく理解するのであったw
しかし、ここは山の上だ。
業者が来るまでも時間がかかり駐車場でひたすら2時間30分くらい待つ羽目になった。
登山道の駐車場は、何もないのでお喋りしながらひたすら待つしかなかった。
このお喋りのお陰でどんな人なのかは分かった。
お昼も食べていないので彼もきっとお腹はペコペコなはずだ。
ようやく業者が到着したが、修理ができるほどのパンクではなくタイヤ交換レベルのパンクだったのでレッカー移動して山の下にある修理工場でタイヤ交換することとなり彼の車(何気に高級車じゃん)乗せてもらって下山。

修理工場につくとこのタイヤの在庫がないので社長さんが買いに行ってくるから時間をくれと言うのでその間に彼が近くの観光スポットへ連れて行ってくれた。
ちなみに牽引代2000円、タイヤ代9000円(日本より安くて助かった!!)
観光スポットは大浦柱状節理帯(Daepo Haean Jusangjeolli Cliff)

マグマが海水によって冷却され、垂直な柱状に形成されたのが柱状節理。
登山したのにろくに物を食べていないお腹が空いた。。。
スナックを買ってもらった。中にのび~るチーズが入ってるやつ(つか私が買ってあげるべきところだろw)

そして、修理工場に戻る。すっかりタイヤが直っていた。
一緒に夕飯を食べることになり修理工場からホテルまで自分で運転して戻る。
私の車の後を中国の方が付いてくる。
ホテルについて私は、着替えて一緒に夕飯へ。
お互いお腹ペコペコだ。
ホテルの近くにあった黒豚が食べられるお店に入った(済州は黒豚が有名)

なんとこの夕食もご馳走してくれたのだw
私がお礼に支払うべきなのでそう話したが「そんな必要はない」と。。。
これは、何か他の物を要求されるのか?!と思ったら夕飯を食べたら何事も無くお帰りになった。
物凄く紳士的な方!!
ちなみに私の宿泊していた場所と反対側にお住まいがあるとのことでここから50分くらい運転して帰って行ったのだ。
普通にいい人!登山してパンクを助けて、観光案内して、夕飯をご馳走するっていい人過ぎるだろw
出会い系で知り合って3日でこんなに助けてもらってご飯までご馳走になり何から何まで、、、これ出会い系で知り合っていなかったらパンクの件はもっと手こずったと思うので本当に本当に助けられた!!!
たまたま私は紳士的な人に出会えたので良かったけどマネはおすすめしませんw
この人とのその後について気になる人は多いと思う。
「あ、そうなのね」って話の続きがあるのでそれは別の記事で書くとしよう。
再见!!

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