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これが”徒然なるままに”ということだろうか

意見や感想、思っている事を伝えることが苦手になったのはいつからだろうか。
学生の頃は先輩に対して人としての失礼がないように気を付けることはあっても思っていることは今より言えていたと思う。ジャズに関する考えや演奏に対しての感想を思ったままに伝えることができていた。

今はどうだろうか。

どんな感想をどのように伝えれば相手は怒らないだろうか、正解だろうか
ということばかり考えて、自分が思ったこと、というのは全く伝えることができなくなっている。

それは会社に入って社会人として求められるものに従ってきたためではないだろうか。

思っている事よりも求められること。怒られない感想、機嫌を伺った言動。

そのスキルは身についたと思う。しかし一方で自分の考えを持つことができなくなってしまっていることに最近気が付いた。

何か質問はありませんか?という問いにまったく答えられない。

この問いでみられているのは何か?何を聞くのが正解か?とばかり考えて自分は何を知りたいのかが全くわからない。企業について、たくさん知りたいと思うのに何が知りたいのかは全くわからないのだ。

今までいた会社の雰囲気のせい、人のせい、と言い訳を考えると限りなく出てくるが、なによりも会社のせいや人のせいにして雰囲気に流されるまま自分の考えを捨てたほうが楽だったんだと思う。わざわざ疎まれにいくよりもへらへらして扱いやすい人間にみられるほうが楽だった。

はじめて入社した会社でも最初は抗っていたと思う。

しかし楽な方法を知ってからは抗うことをしなくなってしまった。

最近は思っていることのアウトプット力を身に着けようとnoteを始めていたがどうだろう、中身がすっからかんだなと自分でも思っていた。
でも当たり障りはない。まさに今の自分だなと。

これを書いている今も文章力がないと笑われてしまうかも、変なこと考えていると馬鹿にされるかも怖いなという感情が大きい。しかし少しすっきりしている気もする。いい機会をもらったのでこれに乗っかって本当の自分を取り戻していきたい。



サムネの画像はオカメインコの「ぴる」。ぴるぴる鳴くので。最近とても怒りっぽい事が飼い主の悩みだけど撫でられると気持ちよさそうにしているのでそこまで深刻に考えなくてもいいのかも。

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