【計算問題を間違える理由も人それぞれ個性がある!】

ある中学生の男の子はよく掛け算を間違えました。
わたしは単純に九九を完璧に覚えていないんだなと思っていました。
ある時、投資の説明するためにある問題を出しました。
→ちなみにほとんどの人はすぐに答えられませんでした。
 紙に書くか、計算機を使用しないと、瞬時に複利で年利10%が計算できないからです。

【問題】

1000万円をAさんとBさんに渡して10年株で運用してもらいました。
Aさんは毎年10%ずつ利益を出してその利益もまた再投資する『複利運用しました』
Bさんは 1年目2倍になり、2年目半分になり、以後も2倍と半分を繰り返していきました。
AさんとBさんどちらのほうがより増えたでしょうか?

その男の子は瞬時に「Bさんだ」と答えました。「だってBさんはずっと1000万だから」
私はその話を聴いて「正解!なんですぐわかったの??」
その子は「だって2倍の半分は変わらないじゃん」
その時、もしかしてこの子計算早いんじゃないか?と思いました。

緊急事態宣言が解除され、対面学習支援で4桁の掛け算の筆算をずっと見ていて気づいたんです。
『計算の早さに書くスピードが追いつかず、書く前に次に計算している内容を書いている』ためにときどき計算ミスをしていたのです。
その男の子に書き終わるまでは次の計算をしないようにアドバイスすると一気に計算ミスが減りました。

私はその時初めて知りました。『計算が早すぎて間違う子もいるんです。』

5つの資産とは… 「時間」「関係性」「体験」「情報」「経済」 人は「時間」を使って「情報」「関係性」「体験」「経済」 みんながそれぞれの持つ資産を分かち合う→子どもが 強みを生かして生きていくことで『自分→家族→仲間→社会」を楽しく元気にしていく