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命の重さ

今日、日テレで20時から世界の果てまでイッテQ
と言う番組がある。
みやぞんという芸人が冬山登山をするという内容のようだが、ありえないし、信じられない番組だ。

僕は同僚2人を冬山登山によって亡くしている。
3人で登り2人は強風でテントごと滑落し低体温症で亡くなった。そのうち1人は山のエキスパートだった。慣れている人間でも命を落とすのが冬山だ。

あまり登山の経験の無いであろう、みやぞんに冬山登山をさせるプロデューサーやディレクター、そして上層部を軽蔑する。
バラエティには面白い番組が沢山あるし、実際この番組も凄く面白い内容の時もある。
だからといって何をしても良いわけでは無い。
特に事件になっていないから無事に登頂したのだろう…だけど、それは結果オーライなだけだ。

少なくてもバラエティでやる内容では無い。
きちんと経験を積んでからドキュメンタリーとしてやるべきだ…どうしても芸人を山に登らせたいなら。
こういう番組を作るテレビ局は命を軽視しているとしか思えない。本人が望んで冬山登山をしたがったなら別だけれどそんなはずはない。
こういうのを目にすると命を軽視しているんだなって思う。
冬山は好きな人が自分の意思で行く場所で、仕事で行く場所ではないはずだ。

企業CMが減り、制作費も減らされ視聴率も落ちているTV業界は本当に大変だとは思う
だけど今の魅力の無い番組作りでは人々は離れて行く一方だ…
コマーシャルもタケモトピアノだけになるかも知れない。
どんなにテレビが面白くなくても命を軽視しリスクを伴う番組作りは民放ではやめて欲しい。

ではまた。

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