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卒論を書き終わって思うこと

厳密にはまだ終わってないけど。
明後日、一通り完成させて先生に初稿として出すんだ。今まで、1章ごとに書き終わっては先生に添削してもらってを繰り返してたから、初稿では案外直すところは少ないかもね。
ちなみに学部に正式に提出するのはまだ1ヶ月も先。

まぁ、やっと、初稿として出せるくらいには書き終わったんだよね。

テーマ決めを含めたら3年生からの2年間、卒論のために時間を費やしてきたよ。感慨深いね。


卒論を書いて思ったことその1
「わかりやすい文章って本当にわかりやすくないといけないんだ」

どういうことかというと、論文とか堅めの文章って自分の専門分野じゃないから読んでもよくわかんない、とか、自分の知識がないから何言ってるかわからん、っていうものだと思ってたの。初めて読んだ人は理解できなくて当然みたいな。でも本当にわかりやすい文章って難しい用語とか理論でも、素人がわかるように書いてあるんだよね〜!すげ〜!!私のゼミの先生は「初めて読む高校生でもわかるように」って口癖のように言ってたんだけど、まさにその通り。
研究を1から組み立てた自分が理解出来るのは当然だけど、それを何も知らない人に伝わるように書くことが本当に「すごい論文」だなと思った。
専門用語をいっぱい並べてるだけで素人に伝わらないのは「すごそうな論文」。


卒論を書いて思ったことその2
「読みやすい日本語にはリズムがある」

“読みやすい”ということが、どれほど“伝わりやすい”ことに関わるのかという話だね。主張や使っているキーワードが全部同じでも、接続詞や語尾が少し変わるだけで驚くほど頭に入ってくる!自分で書いてると段々訳が分からなくなってきて、後から読み返すとクッソ読みずらい。あるある。
私はなるべく時間を置いて少し前の文章から読み返して、リズムの違和感を感じたら修正っていうのを繰り返してる。これ同じ語尾を連続で使ってたり、くどい言い方してるところを見つけるのにすごくいいよ。基本、声に出して読んでみてスラスラ読めなかったら、どこかに修正の余地がある。「、」打つ場所変えたり増やしたりするだけでもだいぶ違うから、本当にやってみてほしい。おすすめーーー!


卒論を書いて思ったことその3
「やってよかった」

卒論がない人を羨ましく思ったり、とりあえず適当に書いて出したらOK!みたいな人に腹立ったりしたけど、これは丁寧にやってよかった。
今は、学部生の分際でこんなに本格的に研究させてもらえて感謝という気持ちでいっぱい。自分の研究だけじゃなくて、卒論を書くにあたって読んだ数々の論文から得た知識もすごく宝物だと思う。
そして、心理の研究を現実に応用する厳しさも少しわかった気がする。データの上ではそうだけど、人ってもっと複雑で統制しきれない要因だらけだし、こんなことできたらとっくにやってるよ!って思うことも多数。それでも人間の心を少しずつ噛み砕いて論を立てて研究してを繰り返していたら、それが治療法として有効になったりするんだもんね。すごいねぇ。研究者は偉大だよ。


と、こんな感じで私の大学生活はそろそろ幕を閉じようとしています。
来週には配属も決まり、本格的に引越しの準備も始まるでしょう。


社会人やっていけるかな。
私の過去の傾向からして心配することがそれくらいしかないうちは、たぶん大丈夫なんだよな。仕事のことだけ考えればいいぐらい、他のことはうまくいってんだわ。脳が暇になっちゃうから、未知の未来に無駄に夢見たり、不安になっててもいいよね。

久しぶりに記事書いたら長くなっちゃった。
おやすみ!!!

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