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マジスゲーびびり野郎 #木曜日ノ木之瀬

RADWIMPSが好きだ。

こりゃあもう、しょうがない。
出逢いは2006年7月11日、ラジオ「SCHOOL OF LOCK!」で流れた「有心論」だ。
気になってその後1週間のうちに、発売されたばかりのシングルCDを買った。
そして、ずぶずぶと。なにせ当時、中2だった。紛れもなく中2だったのだ。
遡って「ふたりごと」、アルバム1〜3などを聴きあさり、特に当時は『2』をヘビロテしていた。中2には一番刺さると思うが、どうか。

あの頃、RADWIMPSなんて誰も知らなかった。なのでおれの「誰も知らないものが好き」という中2精神デビューは、おそらくラッドがきっかけだ。
だって「有心論」を友達数人に聴かせたら、サビの「明日を呪う人間不信者は」って歌詞に「不審者wwww」とか反応されたりしたんだから。そりゃあ、これは自分だけのものにしよう、ともなりますわ。繊細な中2心は。

そうこうしているうちに「セツナレンサ」リリース。衝撃。なんじゃこれ全然わからん。英語わからん。でもそれがいい、かっこいい。カップリングの「バイ・マイ・サイ」もまた英語だしわからんけど、ずーーっと聴いてた。
そして『4』が出る。これを聴きすぎたせいで、おれの恋愛観はメンヘラ方面にねじ切れたのだ。確実にそうだ。

「オーダーメイド」辺りから『絶体絶命』くらいまでの第2期。この辺を高校生活と共に過ごしたので、よく言うならば哲学が生まれた。なぜなの?なんなの?どういうことでそうなっているの?という面倒くさい思考経路のカタチが出来上がって、それが現在もおれの基盤となっている。そのことは、芸術に携わる端くれとしては良かったとおもう。

311以降。「シュプレヒコール」に「セツナレンサ」以来の衝撃を受ける。illion、『×と○と罪と』、味噌汁's。大学に入り、情報も人間関係も一気に増幅する中、比例するようにラッド側の表現も彩度を増してくる。「五月の蝿」で(特にギター)、初めて「音に傷つけられた」と感じる。ようつべ限定だが、「カイコ」の歌詞の意味に気づいたとき、これはこれまでのラッドと明らかに変わっている、と、なんか戦慄したのを覚えてる。

そして大学を卒業し、個人的に少しラッドから離れる期間になる(単純に飽きてきた)。ちょうど、Dr.山口智史が脱退した頃だ。そのときリリースされた「記号として」はそこから半年ほど後に触れることになる。そう、'16年夏頃に個人的にラッド復帰したその直後、『君の名は。』の嵐が起こったのだ。ラッドとはつくづくデスティニってしまう(と、感じてしまう立派なラッドシンドローム)。『人間開花』のド陽性っぷりに怯みつつ、しっかりハマる。

'17年には「洗脳」にめちゃくちゃ影響を受けた。受けた結果、なぜかサブスプリクション等の定額配信サービスに対してのアンチ思考が芽生え、物質主義的な人間に(一時的に)なる。が、その年の終わりにPCが完全に臨終、それこそ中2ごろからコツコツ育ててきた自身の音楽ライブラリも塵と化したことで、あっけなくサブスクの波に乗じるはめに。いまやApple Musicなしには生きられない身体になってしまった。

と言いつつラッドはサブスクは完全解禁ではないので、『ANTI ANTI GENERATION』はちゃんとCDを買った。'18年終わり頃にリリースされたこれを年明け元旦に初めて再生し、またもデスティニる。源ちゃんの『POP VIRUS』と合わせ、この青春の再肯定感たるや!!その頃おれは、おれの業に絡みつく“青春性”に諦めにも似た実感をした最中だったのだ。
18祭の2曲とかやばい。「正解」には何度も泣かされました。よーい、はじめ。


と、今日までの日記と比じゃないほど、これでもかと自分の中から色んなものが溢れてくる。これでも短くまとめたほう。リアルで語らせたらアルバム1枚1時間は喋る。喋れる。喋らせてください。

まわりの反応は、ほんと徐々に増えてったなという感じ。「ふたりごと」が最有名だった頃とかまだHYの「366日」とかと同じ位置の感じだったし、「おしゃかしゃま」でオタクが一斉に反応したし、「五月の蝿」は炎上ってほどじゃないけど過激さに目が行ってたし、とか言ってたら「前前前世」だよ。
はい古参ぶった〜〜〜〜。いや、古参ですわ。ぶらせてください。ちょっとくらい。
まあ、こんな感じのくせして『君の名は。』は昨年初めて観たんですが、もうね、あれよ。10なん年ファンやってたら、あんなのが好きな人間に育ちますわ。もし音楽がラッドじゃなくても、ラッドか!って言っちゃう。『天気の子』はまだ観てません。

アルバムでいえば『絶体絶命』。これ、「勝手に全曲解説」できる。くらいには聴き倒したし、インタビュー読み腐ったし、もはやおれが作ったくらいに思ってる。
曲でいえば……「ララバイ」「バイ・マイ・サイ」「やどかり」「ものもらい」かなあ。シンプル主義者的には、一聴しただけで口ずさめるようなメロディーが好きなんよね。

だめだね止まらん。また書く。
それか、語らせて。
自分でもこんなに好きなんかい、と気づいたのでよかったです💮


#RADWIMPS

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